ライバル登場！必殺ヴァリアブル・ルルド・ウォーターとは (ライバルトウジョウヒッサツヴァリアブルルルドウォーターとは) [単語記事]

「ライバル登場！必殺ヴァリアブル・ルルド・ウォーター」とは、アニメ『人造昆虫カブトボーグ V×V』第4話のサブタイトルである。

概要

長きに渡りリュウセイさんのライバルとなるジョニー初登場回。一度出たら二度と登場しない人物が多い中、西山やマダム・ジェニファーなど、今後幾度となく登場する多くの主要人物が初登場する回でもある。

話の流れとしては、町で自らのボーグを振るい暴れまわるジョニーの存在を知り、リュウセイさんたちが止めにかかる内容となっている。ジョニーはリュウセイさんに対戦を申し込むも、「まずはそのウザい髪を切れ！！」と一度は断られてしまう。その後、リュウセイさんたちはジョニーが髪を切っている間にマダム・ジェニファーのもとへ向かい、彼に関する情報を集めている。

ジョニーは名前の「ファーステスト」の名に恥じない実力を持ち、チャージインの速さもボーグのスピードも一級品。2年間の修行で培った最強の必殺技でリュウセイさんを倒そうとする。

しかし、リュウセイさんはジョニーの弱点を見抜いていた。ジョニーの元恋人である春子から、彼の本名が山田一郎であることを事前に聞いていたのである。両親から貰った名前を恥ずかしいと思い、名前をジョニー・ザ・ファーステストに変えてしまった彼をリュウセイさんは許していなかった。精神攻撃で有利に立ったリュウセイさんは、そのまま必殺技のぶつかり合いを制し、バトルに勝利する。

負けたジョニーに対し、リュウセイさんは「ボーグバトルは魂で戦うものだ」と告げ、名前にこだわるあまり大切なことを忘れていたと彼に気づかせる。こうして、ジョニーはリュウセイさんをライバルとして意識するようになるのであった。

なお、今回のバトルのルールは「チャージ2回・スリーステップエントリー・ノーオプションバトル」とこれまでと異なっているが、その辺の説明は相変わらず一切ない。

主な登場人物

ジョニー・ザ・ファーステスト: リュウセイさんたちの前に立ちはだかる流れ者のボーガー。住所不定、無職。山田一郎という平凡でありきたりな本名にコンプレックスを抱いている。; 自身の愛機「ウェスタン・パイオニア・スピリット」でリュウセイさんに勝負を挑もうとするが、「勝負したいならまずそのウザい髪を切れ！！」と言われてしまい、仕方なく切る羽目になった。; 相手が子どもであろうと容赦なく襲うため小物っぽく見えるが、実は作中でもトップクラスの実力を持つ。
西山: ウェストさん。リュウセイさんたちとは同じクラス。ジョニーが町中で暴れていることを知らせた。リュウセイさんたちが倒しに行こうとすると「彼は危険だ」と引き止めている。じゃあなんで知らせた。
マダム・ジェニファー: リュウセイさんたちの相談に乗ってくれる優しい女性。かつてのアメリカ西部のような場所に店を構えており、客もカウボーイのようなチンピラばかり。実はれっきとした情報屋で、ボーグバトルに関するあらゆる情報が集まっているらしい。彼女が登場すると弾幕で埋め尽くされる。
春子: いち……ああっ！ジョニーの元恋人。リュウセイさんたちがジョニーの情報を求めていた際、たまたまマダム・ジェニファーの店で働いていた。二年前にいち……いえっ！ジョニーが突如修行の旅に出て一人になってしまうが、今でもいち……いえっ！ジョニーのことを愛している。

用語

ボーグ魔法: ボーグを掲げると発動する魔法のようなもの。
ウェストさん: 倒れた西山くんに対するロイドさんの呼びかけ。これ以降、ボーガーの間での西山くんの呼び名として定着した。「ウェストさん」ではなく「ウェスト山」の可能性もある。
回想は負けフラグ: 今作は、戦っている最中に聞いてもいないのに急に過去を語りだす敵が非常に多い。過去を語り終えた途端に形勢が逆転することが多く、いつしか回想は負けフラグ扱いとなった。
ウェスタン・バッファロー・シューティング: 謎ガンマン。ジョニーの必殺技。2年間の修行を通して身につけた技で、バッファローをも弾き飛ばす威力がある。

名言

俺の名は天野河リュウセイ！好きな食べ物は焼肉定食だ！
僕の名前は松岡勝治！好きな食べ物はいちごと牛乳です！
俺の名は龍昇ケン！好きな食べ物はフランス料理全般！: ジョニーに対する三人の自己紹介。実家が中華料理屋のケンだが、まさかのフランス料理好きであることが判明する。
絶対に嫌だ！！: あまりバトルを断らないリュウセイさんが珍しく拒むシーン。しかもその理由は「髪がウザい」からだった。
いいか、ボーグバトルってのはな、名前や格好で戦うもんじゃない。魂で戦うものだ！: 負けたジョニーに対するリュウセイさんのお言葉。髪は切らせたのに。