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レイアウト

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レイアウトとは、配置、構成を意味する言葉である。

概要

鉄道模型においてレイアウトとは、模型列車の走行することができる、所謂ジオラマを指す。また、特に小型の物は「パイク」、駅や機関庫など風景の一部だけを切り取ったものは「セクション」とも呼称する。

ジオラマとレイアウトが異なるのは、ジオラマは眺めるだけの物であるのに対し、レイアウトは列車を走行させなくてはならない、すなわち、車両のモーターに電気を流し、ポイントレールを駆動させるための電気配線が必要となるという点である。ジオラマに電気配線を仕込み電球を点したとして、電気配線にトラブルがあった場合は、そのジオラマを眺めることはできるが、仮にレイアウトの電気配線に不具合があれば、そのレイアウトは用を全くなさないものとなってしまうのである。

日本におけるレイアウト製作に使用されるゲージで最も普及しているのはNゲージであろう。しかしながら、TMS誌のレイアウトコンペや、インターネット上での作例を見ても、力量のある製作者はHOスケールやOスケールを選んでいるように見える。これは、Nゲージサイズでは細部を作りこむことが困難であること、そして、多くのNゲージレイアウトは、長大編成を運転することを主眼としているものが多いことが原因であろう。

インターネット上を検索しても多く見られるのは、狭いスペースに線路ばかりが所狭しと引き回され、レイアウトとと言うよりも単なる走行場としか呼べないものばかりである。鉄道模型を車両とレイアウトが一体となったものと考えるのであれば、車両に見合った風景のレイアウトが用意されてしかるべきであり、現在の日本の状況はあまりに子供じみているといえよう。なにしろ昨今の鉄道模型趣味者の流行は、精密な車両を作ったりリアルなレイアウトを作る者よりも、ただ発売された新製品を買い集めるばかりの者が大多数を占めているのが現状なのである。

しかしながら、鉄道模型趣味(TMS)誌上にて山崎喜陽氏の提唱し続けた、鉄道模型はレイアウトあってこそという思想は深く浸透しており、潜在的にレイアウトの製作を構想している趣味者は多く存在すると思われる。

ただし、レイアウトを作りたいと考える若年者が減っているとの考察もあり、今後の状況は未知数である。 関連リンク(軽便鉄模アンテナ)

著名なレイアウト

  • G&D鉄道(ジョン・アレン)
  • 雲竜寺鉄道祖山線(荒崎良徳)
  • 摂津鉄道(坂本衛)
  • 川越鉄道
  • 狩勝高原鉄道(齋藤晃)

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関連項目

  • 鉄道模型
  • プラモデル

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