レイアウト(layout)とは、「配置」「構成」「印刷物や建築物の割付け」などを意味する言葉である。
日本では建築業やデザイン会社などでよく使われている単語である。
もちろんインターネット上でもその単語は使われており、主に「画面構成」「ウェブサイトの全体的なデザイン」のようなニュアンスを持っている。
ニコニコ大百科では、複数の編集者が存在するために記事一つ一つのレイアウトが微妙に異なっていることがある。
中には時間をかけ本格的なレイアウトをする人もいる。
大百科のレイアウトについてはこちらも参照のこと→凝ったレイアウトを作りたい人向け:スタイルシート活用講座
アニメ—ション制作において、カットごとの設計図となるもの。宮崎駿が『アルプスの少女ハイジ』において、「場面設定」「画面構成」という役職名の元、全話全カットのレイアウトを手掛けたことを起源として、今ではアニメ制作における欠かせない工程の一つとなっている。
アニメーションは「作画」と「背景」とでそれぞれ別の役職の人間が同時に作業を進める。そのため、共通認識を持って作業出来なければ背景とキャラが噛み合ない画面になってしまう。それを防ぐ為に絵コンテを元に「作画」と「背景」の元絵になるものを描いたものがレイアウトである。これは通常、そのカットを担当する原画マンが描くのだが、レイアウトだけ別に立てる場合もある。
キャラ、背景をパースに沿って描き上で、演出意図に沿って、何を画面に収めるか、手前と奥の関係、レンズは望遠か広角か、作画で描くか背景で描くか、など。突き詰めようとすればその奥深さは果てしなく、絵描きとしての総合力を問われると言っても過言ではない。レイアウトが上手いアニメーターは業界でも羨望の眼差しを向けられることとなる。(代表的なのが東映アニメーションの山下高明である。細田守監督作品等で、その仕事ぶりを堪能する事が出来る。)
キャラ絵と背景が描かれた一枚絵のみだと思われがちだが、レイアウト段階で大量の作画のラフを描き、パッと見原画と見まがうほど細かく動きを作る事もままある。また、「作画」「背景」の後の「撮影」の作業も見越した、各種指示や、カメラワークの指定などもレイアウトで行われる。
鉄道模型におけるレイアウトとは、模型列車の走行することができる、所謂ジオラマを指す。また、特に小型の物は「パイク」、駅や機関庫など風景の一部だけを切り取ったものは「セクション」とも呼称される。日本の鉄道模型黎明期より、鉄道模型趣味(TMS)誌上にて山崎喜陽氏の提唱し続けた、鉄道模型はレイアウトあってこそという思想は今なお生きており、潜在的にレイアウトの製作を構想している趣味者は決して少なくないと思われる[1]。
ジオラマとレイアウトが相違点としては、ジオラマは眺めるだけの物であるのに対し、レイアウトは列車を走行させなくてはならない、すなわち、車両のモーターに電気を流し、ポイントレールを駆動させるための電気配線が必要となるという点である。ジオラマに電気配線を仕込み電球を点したとして、電気配線にトラブルがあった場合は、そのジオラマを眺めることはできるが、仮にレイアウトの電気配線に不具合があれば、そのレイアウトは用を全くなさないものとなってしまうのである。
日本におけるレイアウト製作に使用されるゲージで最も普及しているのはNゲージであろう。しかしながら、TMS誌のレイアウトコンペや、インターネット上での作例を見ても、力量のある製作者はHOスケールやOスケールを選んでいるように見える。これは、Nゲージサイズでは細部を作りこむことが困難であること、そして、多くのNゲージレイアウトは、長大編成を運転することを主眼としているものが多いことが原因であろう。
インターネット上を検索しても多く見られるのは、狭いスペースに線路ばかりが所狭しと引き回され、レイアウトとと言うよりも単なる走行場としか呼べないものばかりである。鉄道模型を車両とレイアウトが一体となったものと考えるのであれば、車両に見合った風景のレイアウトが用意されてしかるべきであり、現在の日本の状況はあまりに子供じみているという見方もできる。なにしろ昨今の鉄道模型趣味者の流行は、精密な車両を作ったりリアルなレイアウトを作る者よりも、ただ発売された新製品を買い集めるばかりの者が大多数を占めているのが現状なのである。
それはそれとして、レイアウトの原義は冒頭で示されている通り「配置」「構成」といったものである。
畳やフローリングの上に組み線路を敷いたものが「お座敷レイアウト」といわれるように、極端な話レールさえ組んでしまえばレイアウトになるのである。
もちろん、それが面白いかどうかとなると別問題であるが、近年は自動運転させたり実際の鉄道のようなダイヤ運転をするなど情景を魅せることに特化しないレイアウトも出てきており、鉄道模型の同人イベントを盛り上げている。
レイアウトにはTime, Money, Spaceが必要といわれる。最近はレンタルレイアウト(貸しレイアウト)といって時間制で常設のレイアウトに車輌を走らせることができる業態の模型店も増えている。レイアウトを作る時間(Time)、費用(Money)や置き場(Space)がない人には答えの一つとなりうるだろう。興味があれば検索して欲しい。全国各地の店舗が見つかるだろう。
結局は趣味なのだ。楽しんだもの勝ちなのだから、できる範囲で愉しめばよい。ちなみに昨今ではプラレールにおいても「レイアウト」で通じるぞ。
掲示板
11 ななしのよっしん
2014/10/13(月) 21:40:41 ID: j6trEmbdlo
Nゲージのレイアウトに関してだが、ニコニコ動画じゃ線路引いて車両走らすってだけのばかりが蔓延してしまったな。レイアウト製作動画も唯一続けてたうp主も、失踪や飽きたと言うより他の事にハマって放置プレーみたいだし所詮はその程度の認識か。数年前まではレイアウトに限らず鉄道模型やNゲージ関連も、ニコニコ動画じゃ結構賑わってたしコメントや再生数も凄かったが今は・・・。
まあ本家の鉄道自体も衰退してきてるからしゃーない。ようつべあるしいいわ
12 ななしのよっしん
2015/05/05(火) 01:53:14 ID: EWrqYrA2ax
>>6
HOに限らず新幹線はでかくなる。
逆に路面電車とかはコンパクトでもよい。
何を作るかはあなた次第。
13 ななしのよっしん
2018/11/06(火) 01:02:28 ID: P6chtpeorR
使いにくいんだよ糞運営
急上昇ワード改
最終更新:2025/02/13(木) 06:00
最終更新:2025/02/13(木) 05:00
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