ローレシアの王子とは (ローレシアノオウジとは) [単語記事]

ローレシアの王子とは、ドラゴンクエストIIでの主人公であり、ロトの血を引く子孫である。
一応、スクエニの公式の名前では「アレン」となっているが、ニコニコ動画では「もょもと」が一般的かもしれない。

概要

ある日、ハーゴン軍によって滅ぼされたムーンブルクから傷ついた兵士やって来て旅に出ることになる。オヤジ(ローレシア王)からは銅の剣と５０ゴールドしか貰えないので、ニコニコ動画の実況プレイ動画では不満を言うのが恒例行事となっている。またローレシア宿屋の亭主からは旅の人扱いされるなど突っ込みどころが多めの設定となっている。

HPや力が高く、全ての武器・防具が装備可能(※)であり、攻撃力は抜群だが、呪文は一切使えないという打撃専用の戦士に成長するので、「攻撃」もしくは「力の盾orやくそう」という狭い選択肢になることが多い。さらにサマルトリアの王子とムーンブルクの王女の力のステータスの伸びに難があるため、打撃攻撃専用要因としての役割に拍車をかけている。

何をしようが全く魔法も特技も使えない、と言うキャラクター性はシリーズ全体でもかなり珍しい存在であり、ローレシアの王子の個性の一つとして語られる事がある。実際、他にはライアンくらいしか例がない。転職や特技がない時代の人、という事情もあるのだが。

漫画「ドラゴンクエストモンスターズ+」では、この点が強調されており、武器と己の肉体だけで破壊神シドーを撃破した事から、周囲の人間からは化け物扱いされるようになってしまう。そのため『破壊神を破壊する男』の異名がある

この他、シドーの死骸を見下ろすシーン、復活したバズズに対して笑みをこぼしながら「殺し合おうか」と言い放つシーンなど、パワー馬鹿人を超えた力を手にしてしまった者としての暗部が描かれている。
かっこいいサマル王子もいるので興味のある人は是非。

※唯一MSX版ドラクエⅡに存在する「あぶないみずぎ」だけは装備できない。