ローワン・ウィック(TRowan David Wick、1992年11月9日-)とは、カナダ出身のプロ野球選手(投手)である。現在は横浜DeNAベイスターズに所属。
学生時代はカナダの学生野球リーグにてプレーしていた。当時は投手ではなく捕手としてプレー。
2010年にはMLBドラフト19巡目でミルウォーキー・ブルワーズから指名されたが契約せず、セントジョンズ大学へ進学した後、サイプレス大学へ転校している。
2012年セントルイス・カージナルスから9巡目(全体300位)で指名され、契約。
2014年に捕手から外野手にコンバートされたが伸び悩み、2015年に投手に転向することとなった。
投手転向後、リリーフ投手としてじわじわと頭角を現していき、2017年にはWBCカナダ代表に選出された。
2018年、移籍先のサンディエゴ・パドレスにて初のメジャー昇格を果たし、10試合に登板。
2019年、ジェイソン・ボスラーとのトレードでシカゴ・カブスへ移籍。2022年には64試合に登板して4勝7敗9セーブ11ホールド、防御力4.22という成績を残している。
2024年12月16日に横浜DeNAベイスターズと1年契約を結んだ。背番号は62。
開幕一軍入りを果たしたが、2試合目の阪神タイガース戦で近本光司に本塁打を浴びるなど1アウトしか取れず降板。その後、二軍調整を経て5月末に一軍再昇格を果たすと安定した投球を続け、勝ちパターンの一角に組み込まれた。ただ、シーズン最終盤に右内腹斜筋肉離れを発症し離脱。クライマックスシリーズや日本シリーズで登板することはなかった。
最終的には43試合に登板し、5勝1敗1セーブ11ホールド、防御力2.60を記録。
長身からMAX160キロのノビのあるストレートを投げ下ろし奪三振を量産するパワーピッチャー。来日1年目に二軍調整を命じられた際、入来祐作コーチから高めより低めに集めて投球するスタイルのほうが良いと勧められて以降、投球内容が安定し始めた。
2024年シーズン終盤には自ら招いた満塁のピンチの場面で降板を拒否し、温厚な三浦大輔監督から「CHANGE!!」と一喝される一幕があった(試合後に通訳を交えて話し合い、和解済み)。当時を振り返り、牧秀悟は「グラウンド内であそこまで(監督が)感情を出すところは初めて見た」、タイラー・オースティンは「試合に勝ちたい熱い男が2人いたってことさ」と振り返っている。
| 通算:6年 Year |
登板 G |
先発 GS |
完投 CG |
完封 SHO |
勝利 W |
敗戦 L |
セーブ SV |
ホールド HLD |
勝率 W-L% |
投球回 IP |
与四球 BB |
奪三振 SO |
失点 R |
自責点 ER |
防御率 ERA |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| MLB:5年 | 146 | 0 | 0 | 0 | 6 | 10 | 20 | 16 | .375 | 146.0 | 66 | 16 | 74 | 62 | 3.82 |
| NPB:1年 | 43 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 11 | .833 | 45.0 | 20 | 50 | 16 | 13 | 2.60 |
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最終更新:2025/12/06(土) 16:00
最終更新:2025/12/06(土) 16:00
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