ヴァリアント(艦これ) 単語


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ヴァリアント

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ヴァリアント(Valiant)とは、ゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場するキャラクター(艦娘)である。モデルは英国王立海軍のクイーン・エリザベス級戦艦<ヴァリアント>。

イラストレーター:未発表 / CV:未発表

概要

2024年7月27日開始のイベント前段『Operation Menace』第二、第三海域ドロップとして実装された艦娘。英国戦艦としては4隻目、クイーン・エリザベス級戦艦として2隻目にあたる。

戦艦としては耐久や装甲は低めではあるが火力は中堅どころ、資源消費量の低さが嬉しい低速戦艦といった性能で、先に実装されている姉妹艦ウォースパイトとも大差はない(運のみ比較的に低め)が、水上爆撃機を「Swordfish(水上機型)」のみ搭載可能という特色を持つ。同装備は初期装備でもあるが、実装時点では開発不可で意外と入手手段が少ない。また実装と同時に、ウォースパイトとともに旗艦/二番艦へ配置することによる「姉妹艦連携砲撃」が設定された。

艦歴

第一次世界大戦の前夜に英国海軍の新鋭戦艦として計画されたクイーン・エリザベス級は、戦艦として史上初となる正15in(=38.1cm)砲を連装4基装備し、建造当時としては高い速力を誇った全長195m、基準排水量3万2600tの超弩級戦艦である。その一隻として建造された<ヴァリアント>は、一次大戦勃発直後となる1914年11月に進水し、大戦中の1916年2月に竣工した。艦名は「果敢なる」を意味する。

就役直後には第5戦艦戦隊に属してユトランド沖海戦に参加。戦間期にはおおむね5年ごとに大西洋と地中海で所属艦隊を異動したが、その間1931年にはインヴァーゴードン軍港での抗命事件[1]に乗員が参加している。1937年からは2年半にわたる大改装に入り、副砲を6in(≒152mm)単装砲14基から4.45in(≒113mm)連装砲11基へと変え、機関換装、装甲増設などの改造を受けた。

第二次世界大戦勃発直後に改装を終えた<ヴァリアント>は、はじめ大西洋で活動したのち、フランス降伏後にはH部隊を編成してメルセルケビール海戦に参加。以後、地中海にあってマタパン岬沖海戦などで戦ったが、1941年12月にはイタリアの特殊潜航艇マイアーレにより損傷を受け[2]、南アフリカのダーバンで修理されている。1943年にはイタリアへの上陸作戦を支援した。

翌1944年、東洋艦隊に加わってインド洋に進出するが、トリンコマリー軍港に停泊していたアドミラルティ浮きドックNo.23に入ろうとした際、不適切な排水作業によって浮きドックが座屈沈没するという大事故が発生する。この事故で舵とスクリューに重大な損傷を受けた<ヴァリアント>は自在な航行が困難となり、修復を断念されて1945年7月に退役した。退役後は英国本国で海上訓練基地インペリウス内の施設となったのち、1948年売却・解体。

キャラクター

鉄火肌僕っ娘戦艦。戦艦としての義務を重んじ、積極的に艦隊をリードする。

「僕」という一人称はボーイッシュかつ柔らかめだが、言葉遣いはかなり男性的で、生まれ持った上品さを感じさせながらも勇武の風がある。いささか当たりが強く感じられるときもあるが、すぐ「怒ってるわけではないんだ」と弁解するあたり、自身の口調が時に誤解されやすいと感じているようだ。

その性格にふさわしく、蒼氷色の瞳や表情は凛としているが、外見そのものは意外と女性的。薄茶色の髪を首の後ろにまとめ、耳にはピアス、首にはペンダントといういでたちに加え、服装は飾り気こそ薄いがシンプルで気品ある色使いをしており、肩出しの白いインナーの上にセーラーカラー風に仕立てられたケープつき上着、短めのスカートという組み合わせになっている。

おそらくウォースパイトのことを「姉貴」と呼んでおり、「すごい奴」と尊敬しつつも思う所ある様子。提督は両者に同じように接しようとしたらしく、「少し気安い」とたしなめてくる。

関連動画

関連静画

関連項目

  • 艦隊これくしょん〜艦これ〜
  • ロイヤルネイビー
  • クイーン・エリザベス級戦艦
  • ウォースパイト(艦これ)

脚注

  1. *公務員給与の削減に端を発し、誤解と意思疎通の齟齬によって生じた一部水兵の抗議・不服従事件。
  2. *この事件を題材に取り1962年に英伊合作映画「The Valiant(伊:L'affondamento della Valiant)」が製作されている。撮影時にはイタリア巡洋艦<ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ>が<ヴァリアント>を演じた。アブルッツィの方は時報でこのことに触れている。

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