ヴェスタリアサーガとは、Vestaria Projectが制作・フリーで頒布中のシミュレーションRPGゲームである。Windows上で動作する。ファイアーエムブレムシリーズの生みの親、加賀昭三氏が中心となって制作されている。
2016年9月、第一作「ヴェスタリアサーガⅠ 亡国の騎士と星の巫女」が頒布開始されている。全2部作の第1部にあたり、作るかどうかは未定ですが2の構想もあります、とのこと。
SRPG Stuidoと言うツールで制作されており、加賀氏自らシナリオ・難易度調整を手掛けたとあって、ドMの多いエムブレマーたちを唸らせる練り込み具合が堪能できる。
2015年の初頭、「ベルウィックサーガが遊びたいなら自分で作ったら?」という何気ない一言から、加賀氏が個人的に制作していた同人ゲームのリプレイを公開したところ、「これ遊びたい!」というファンの声が殺到。2015年5月より、加賀氏を中心として有志が集い、SRPG Studioを使用しての制作が始まった。
制作・テスターにはベルウィックサーガ制作スタッフやプロの絵師たち、熟練のドMエムブレマーが集い、「完成まで漕ぎ着けるのは月に行くより難しい」と言う冗談交じりの発言から約2年。2016年9月に完成・頒布へと漕ぎ着けた。現在、公式ページから無料でダウンロード出来る(バージョン1.03)。
FEシリーズが確立した章クリア型のシミュレーションRPGである。
プレイヤーは主人公ゼイドリースとその仲間たちを操作し、敵を撃破し、時には敵から逃げ、街を解放し、戦乱の核心へと迫っていく。「暗黒竜と光の剣」から連綿と受け継がれてきたFEの王道を征くものであり、難易度も非常に高く練り込まれている。プロデューサーの加賀氏自ら
とまで言う内容であり、攻略情報なしでノーリセット・ノーミスクリアはほぼ不可能。5ターン毎にセーブ可能なことをフル活用し、ひたすらに試行錯誤を繰り返す歯ごたえガッチガチのゲームである。そのぶんクリア出来たときの達成感は病みつきになること請け合いです。もっともあまりの難易度に、加賀氏が自ら「救済」モードを急遽入れるくらいですが。
また、シナリオの関係上「強制出撃」となるキャラクターも多く、全軍をまんべんなく鍛え上げる必要もある。特定のキャラクターを鍛えそこねるとゲーム後半で詰むこともあり、キラーユニット一人二人で無双出来るゲーム設計となっていない。
あと基本的にいつでも金欠です。薬草!薬草摘んで!お願い!
舞台は大帝国ソルヴィアが存在するセルロン大陸より、北西に浮かぶヴェスタリア島。
その南東に領土を構えるメレダ王国の船が、ソルヴィア帝国の船を襲撃したことが明らかになる。ソルヴィア側はメレダに事情を問い質すも、メレダは埒の開かない対応に終始する。業を煮やした帝国は名将アイアースを長とする大戦力の派遣に踏み切り、メレダ王国は帝国軍の知勇と部下の裏切りによって滅亡の時を迎えていた。
その陥落しつつあるメレダ王都に、属邦レデッサ公国の公子が二人いた。兄公子・ゼクスアリスは、婚約者でもある最後のメレダ王女・アトルフィスを弟・ゼイドリースに託す。妹のベアトリスが嫁いだ西方のベネキアに逃れ、アトル王女を助けるよう弟に頼んだゼクスアリスは、戦火に包まれる王都で姿を消した。
わずかな手勢と共に、アトル王女を託されたゼイド公子。
亡国の騎士たちが歩む苦難の道程の果てに、戦乱の核心が明らかになっていく…
氏の手がける戦記物ゲームらしく登場人物は多数にわたり、仲間だけでも最終的に30名を超える。
実況動画多数。
商業ゲームに携わり続けた手練たちが作り上げた「同人ゲーム」であるが、ゲームそのものは無料でダウンロードできる。また加賀氏は、公式ページ(こちら)にて
であることを明言している。ただ、本作BGMを担当した齋藤博人氏(ベルウィックサーガのBGMを担当)はサウンドトラックの作製を進めているようなので(加賀氏公認)、頒布形態がどうなるかはともかく、いくつかの関連グッズがリリースされるものと思われる。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/12(金) 13:00
最終更新:2025/12/12(金) 13:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。