二軍の帝王とは、主にプロ野球において、二軍の試合では大活躍するにも関わらず、一軍では結果を残せないでいる選手を指す愛称。
概要
二軍では好成績を残しているのに、たまに一軍に上がると期待に反してさっぱり打てなかったり、別人のように打ちこまれたりして、結局は例年二軍にいる期間の方が長くなっている選手のこと。
能力は高いがメンタルが弱かったり、守備に難があって守るポジションが無かったり、同じポジションに不動のレギュラーが居たりする場合が多い。そんな選手は、ファンからは期待と諦観を込めてこう呼ばれる。また一軍の戦力が充実しているために、そもそも昇格の機会が与えられずに帝王化する場合もある(一昔前の巨人に多い)。
もちろん、帝王期間を卒業後、一軍レギュラーになる選手もいる。また移籍先で開花する場合もあるが、一軍の実績が全てのプロ野球の世界では、大半の選手は帝王のまま、そのうちひっそりと解雇されて消えていくことになる。
主な帝王
現役
- 森雄大(東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 相内誠(埼玉西武ライオンズ)
- 塚田正義(福岡ソフトバンクホークス)
- 江川智晃(福岡ソフトバンクホークス)
- 江越大賀(阪神タイガース)
- 藤浪晋太郎(阪神タイガース)
- 阿知羅拓馬(中日ドラゴンズ)
- 山田大樹(福岡ソフトバンクホークス→東京ヤクルトスワローズ)
- 中川大志(東北楽天ゴールデンイーグルス→横浜DeNAベイスターズ)
- 堂林翔太(広島東洋カープ)
OB
多数存在するがここではニコニコ大百科に記事が存在する選手を扱う。その中でも特に二軍で傑出した成績を残したインパクトのある選手を太字・赤字とした。
- 大森剛(読売ジャイアンツ→大阪近鉄バファローズ)
- 山下勝充(大阪近鉄バファローズ→東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 小田嶋正邦(横浜ベイスターズ→読売ジャイアンツ)
- 吉本亮(福岡ダイエーホークス→東京ヤクルトスワローズ)
- 森跳二(広島東洋カープ)
- 大島裕行(埼玉西武ライオンズ)
- 金剛弘樹(中日ドラゴンズ)
- 加治前竜一(読売ジャイアンツ)
- 神戸拓光(千葉ロッテマリーンズ)
- 迎祐一郎(オリックス・バファローズ→広島東洋カープ)
- 喜田剛(阪神タイガース→広島東洋カープ→オリックス・バファローズ→横浜ベイスターズ)
- 森田一成(阪神タイガース)
- 隠善智也(読売ジャイアンツ)
- 横川史学(東北楽天ゴールデンイーグルス→読売ジャイアンツ)
- 小斉祐輔(福岡ソフトバンクホークス→東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 竹原直隆(千葉ロッテマリーンズ→オリックス・バファローズ→埼玉西武ライオンズ)
- 坂田遼(埼玉西武ライオンズ)
帝王を卒業した現役選手
- 畠山和洋(東京ヤクルトスワローズ)
- 角中勝也(千葉ロッテマリーンズ)
- 赤松真人(阪神タイガース→広島東洋カープ) ※阪神時代
- 中田翔(北海道日本ハムファイターズ)
- 會澤翼(広島東洋カープ)
- 大田泰示(読売ジャイアンツ→北海道日本ハムファイターズ) ※巨人時代
- 福田永将(中日ドラゴンズ)
- 安部友裕(広島東洋カープ)
- 秋山拓巳(阪神タイガース)
- 井上晴哉(千葉ロッテマリーンズ)
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関連項目