井戸の茶碗 単語


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イドノチャワン

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井戸の茶碗とは、古典落語の演目である。

概要

時そばと並び、非常に有名な演目の1つ。善人しか登場しないため嫌味がなく、分かりやすく爽快感もあるため、初心者が初めて観る落語にも適している。

タイトルにもなっている「井戸の茶碗」とは、朝鮮半島から渡来した高麗茶碗の1つ。奈良興福寺の寺臣、井戸氏が所持していたことからこう呼ばれるようになったという。

序盤のあらすじ

正直者で有名な屑屋(古紙や古着などを家々から買い集める仕事)の清兵衛が、千代田卜斎という浪人から仏像を200文(約4千円)で買い取る。

一仕事終えた清兵衛が歩いていると、その仏像が高木佐太夫という侍の目に留まり、高木はその仏像を300文(約6千円)で買い取る。

高木が買った仏像を磨いていると、仏像の中から50両(約650万円)が出てきた。真摯な性格の高木は清兵衛を呼び出し、「私は仏像は買ったが、中野お金までは買っていない」と、50両を千代田に帰すよう言った。

しかし千代田も「中に何が入っていようが、売ったものはもう私のものではない」と、50両を高木に返すように言った。

二人の間で右往左往し、すっかり困り果てた清兵衛であったが…

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最終更新:2025/12/12(金) 17:00

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