人の心とかないんか?とは、漫画『呪術廻戦』での禪院直哉の台詞である。
挑発するような表情で言っている1コマ。確かに言われている相手は直哉のこれまでの行いを上回る非情な行為をしているので、言葉自体は間違っていない。
ただ、これを発言している直哉の方にも人の心があるとは到底言えないため、読者からは「お前には言われたくない」「お前が言うのか」「お前が言うな」等と言われがちである(詳細は下記ネタバレ部参照)。
この台詞の登場以降、心をへし折るような作品の内容に対しても、スラングとして場面を問わず使われるようになった。
ちなみに漫画『スナックバス江』の森田がこの台詞を言っている画像があるが、そちらはコラ画像である。実際に森田が漫画内で発言しているのは「明美ちゃんは感情あるけど心ないんか?」であった。余談だが他に近いものとしてはスナックに現れた強盗の「人情とかないんか?」という台詞がある。
ウマ娘のタマモクロスなど、他の関西弁のキャラクターと関連付けられることもある。
禪院真希が甚壱の首を池に捨てる様子を見て、直哉が
非道いなぁ
人の心とかないんか?
と発言した。確かに真希は自分の一族を立場・性格を問わず皆殺しにしようとしているので、人の心がないと言える。本人も「ああ アイツが持ってっちまったからな」と非道であることに関しては認めている。
ただし、
…など、そもそも発言している直哉の方にも人の心がないため、読者からは「お前が言うな」と言われがちである。表情からして「この時も禪院家の上の者が死んだため当主になれることを確信していたのでは?」と言われることもある(描写はされていないので、あくまで推測である)。
禪院家全体の策略でも、五条悟に濡れ衣を着せ、さらにその解放を企てたとして伏黒恵に加えて真希・真依を殺害しようとしている。真希・真依を殺害する理由は濡れ衣の信憑性を増やすことに加え、「禪院家当主になれないのは娘たちが出来損ないのせいだ」と考える、実父である禪院扇の個人的な恨みもある。
これが当の殺戮事件に繋がるきっかけなので、禪院家全体としてもブーメラン・自業自得になってしまっている。
ただし、先に述べたように直哉の言葉自体が間違っているわけではない。真希がやっている「一族皆殺し」については、恐らく直哉ですら行うことはない凶行であるため、(これまでの直哉の言動を肯定するわけではないが)この言葉に対して「その通りだ」と感じる読者もいる。以前の真希とは違う人格になってしまったことを際立たせる台詞でもある。
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最終更新:2025/12/15(月) 16:00
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