人間万事塞翁が馬とは故事成語のひとつである。
昔の中国のお話です。
ある塞(砦)に近いところにおじいさんとその息子が住んでいました。
ある日、おじいさんの馬が遊牧民族の地へ逃げていってしまいました。
周囲の人が馬がいなくなったことを悲しんでいるだろうと思いました。
しかし、おじいさんは「いやいや、これが幸福になるかもしれないのだよ」と笑っています・
そして、数ヵ月後その馬が逃げていった地の良馬を連れて帰ってきたのです。
しかし、おじいさんは「もしや、これが不幸の元になるかも知れぬ」と心配そうです
おじいさんの言ったとおり、その連れ帰ってきた馬に乗っていた息子が落馬してしまい、
股(もも)の骨を折る折る大怪我をしてしまったのです。
それでも、おじいさんは「もしかしたら、これは幸福だったのかも・・・」と言います
その年、おじいさんたちの近くの砦に突如敵が攻め込み大きな戦が起こりました、
その砦の周囲の若者は戦に借り出され、その殆どが戦死してまいました
しかし、そんな中爺さんの息子は骨折していたために戦に借り出されず、無事に生き残ったのでした。
で、何が言いたいのかというと「何かが起こった時、一見幸福でも後の災いに、一見災いでも後の幸福になることがある。人間の幸不幸は解からないものである」ということである。
ある意味、こんなどんでん返しの連続もよくあることなんでしょうか。(By初版依頼者
何かの失敗や不幸があった人に「明日は明日の風が吹く」と同じような意味で使う事ができる
良い事があって浮かれている人に「勝ってかぶとの緒を締めよ」の意味で使えなくも無いが、この場合若干イヤミとなる。
ちなみに、人間は『じんかん』と読み、「世間」或いは「世界」と解釈するのが正しいらしい。
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最終更新:2025/12/08(月) 15:00
最終更新:2025/12/08(月) 14:00
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