伊勢(艦これ) 単語


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イセ

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「戦艦の火力と軽空母並みの航空機運用力。ね?素敵でしょ?」

伊勢(いせ)とは、旧日本海軍の戦艦及び航空戦艦、「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘である。
CV:大坪由佳

概要とかどうかな?いける?

すーについて語るスレ#82

伊勢型航空戦艦の一番艦「伊勢」がモデルの艦娘。他の多くの戦艦系艦娘と同様、巫女服ベースのアレンジ衣装をまとっており、見落としがちだが帯刀しているのが特徴。妹の日向との外見の差異は髪型で、伊勢はポニーテールのようになっている。
最初は普通の戦艦だが、育てていくと航空戦艦として改造できるようになる。同型艦の日向の項目にもある通り火力は下がるが、それ以外の性能は向上し、瑞雲による開幕爆撃も可能となる。また、改造するとセリフと見た目が変化し、航空戦艦という特殊な艦種に自信を持つようになる。

立ち絵でわかる通り巨大な砲でハリネズミのような状態になっているが全然重くないらしい。温和な話し方や表裏のなさを感じさせるお姉さんだが、母港では振り向きざまに砲塔をぶつけてしまったり呼ばれても一瞬気づかなかったりとちょっと抜けているところも。
出撃時やMVP時などことあるごとに姉妹艦の日向に構っている。が、日向さんのほうは少しウザがっているよう。

余談だが戦艦時のあの巨大な砲塔はお腹についているわけではない。よく見ればわかるがちゃんと左手で持っており、航空戦艦に改装すると飛行甲板になる事からもお分かり頂けるだろう。

ちなみに、立ち絵ではわかりにくいが上着の下に黒インナーを着用しており、着用者の身体の凹凸を隠さないムッチリさを想像して轟沈する提督も多い。興味がある人はGoogleで「黒インナー」を画像検索してみよう。

四コマ『吹雪、がんばります!』での活躍

No.003 伊勢型一番艦 戦艦 伊勢

駆逐艦たちの演習監督を務めることが多いが、好き勝手やっては日向に怒られている。

『吹雪、がんばります!』第1巻 主な艦娘紹介!より引用

ファミ通コミッククリアの公式4コママンガ『吹雪、がんばります!』では、新入生でもある駆逐艦たちの良き先輩であり、指導役の教官も兼ねるポジション。高い登場頻度を有するレギュラー陣の一角となっている。
キャラとしては日向よりフランクな性格が強調されたのか、回を追うごとにすぐ遊びたがる・すぐサボりたがるキャラになっていき、その関係からコメディリリーフ・オチ要員として定着している。
海上実習に行けば(訓練なのに)水着で登場し、大掃除の日にはサボりを警戒されて日向にガン見張りされ・・・。 

ガーン!せっかくの飛行甲板が…

伊勢は、大正4年(1915年)5月6日に三菱長崎造船所で起工、大正6年(1917年)12月15日に竣工した超弩級戦艦である。名前の由来は伊勢国(三重県の旧国名)から取られている。
当初は扶桑型戦艦として建造されるはずだった伊勢だが、大人の事情でなかなか予算が下りず、起工が大幅に遅れてしまった。が、逆に扶桑型の反省から数々の改良が取り入れた改扶桑型とも言うべき設計になり伊勢型の一番艦として建造されることになる。
そのため扶桑型とは主砲の配置など大きな違いはあるものの全体的に似た雰囲気の艦となった。反省を生かした甲斐もあって欠陥らしい欠陥はなかったようだが乗組員の居住性は激悪だったらしい(元々当時の帝国海軍は少ない数で米英と渡り合う事を想定していたために個艦の戦闘能力を重視しており、居住性は切り捨てられていた)。

扶桑型の反省から建造時に改善された部分もあるが、それでも伊勢には複数の欠陥や脆弱性が見受けられた。そのため何度か大規模な改装を受ける事になる。まず主砲の仰角を最大25度から30度へと引き上げた。これにより射程距離が向上した。昭和3年には艦載機が試験的に搭載された(当時は航空戦艦ではないのでカタパルトからではなくフロート付きの水上観測機を海面に浮かべて発進させている)。
昭和9年での改装では30度まで上げた主砲の仰角を45度にまで引き上げた。この改装で伊勢型は長門型に匹敵する射程距離3万3000メートルを獲得した。次に装甲が強化され、艦横にバルジが取り付けられた。新型のタービンエンジンも取り付けられ速力は25ノットに向上。同時に新型の機銃や高角砲も載せられ、対空性能まで上昇した。さらには測距儀やレーダーまでも搭載され、その様子はまさに魔改造に等しかった。

一度近代化改修を受けて迎えた太平洋戦争だが、海戦の時代はすでに航空戦主体へと移り変わっていたため、戦艦としての出番はなかった。開戦後も内地で訓練に勤しむ日々が続く中、1942年に日向ともどもミッドウェー海戦への参加が決まる。試作品とはいえ伊勢と日向にはレーダーが搭載されており、それを頼られての参加だった。しかしレーダーは活用されず、日本海軍は大敗を喫する。4隻の正規空母を熟練兵共々失い海上の航空機運用能力(ハード・ソフト両面)が明らかに不足していたにもかかわらず、新しく艦を建造するにも時間が、特に雲龍型に代表されるように、大出力のボイラーとタービンの製造に時間が掛かる苦難を抱えていた(製鉄能力の問題)。

そこで立案されたのが『既存戦艦に航空機運用能力』を持たせるというアイデアであり、大きさに余裕のある伊勢型、扶桑型の航空戦艦への改造が計画され、実際に伊勢型の2隻はその様に改造されることとなった。1943年2月、呉の工廠で改造開始。この改造で伊勢は第5、第6砲塔と副砲を下して航空甲板を手に入れ、1943年8月に航空戦艦として生まれ変わる。
しかし肝心の搭載機「瑞雲」とカタパルト発進型の「彗星」の開発・生産が遅延、おまけに生産されたらされたで他の空母や基地航空隊に供出されてしまい、航空戦艦としての機能はあるが、活かす術がないという状況に。そのため日向とともに輸送任務にあたることとなり本来航空機を収めるはずだった格納庫には物資を満載して活躍する。

1944年10月1日、ようやく瑞雲35機が伊勢に割り当てられ、念願の艦載機を手に入れられた・・・と思いきや、二週間後の台湾沖航空戦で見事に消耗してしまい支給されなかった。

44年10月、フィリピン諸島に米軍が迫る。大本営は「日米の天王山」と称し、残存戦力をフィリピン方面へ出撃させる。20日、伊勢は小沢機動部隊の一員として豊後水道を出撃。一路、フィリピンを目指すがいきなり敵潜水艦に探知されてしまう。敵潜の追跡を回避するため一時東に進路を取り、振り切る。21日、予定の航路へ戻った。機動部隊は潜水艦に対して神経質になり艦載機を飛ばしたり、爆雷を投下したが戦果は挙げられなかった。
代わりに1隻も欠ける事無くフィリピン海域に到達し、22日に警戒部隊に対して燃料補給を行った。しかし潜水艦の脅威は依然健在で、本来の3分の1しか補給できなかった。補給終了後、実際に潜水艦の襲撃を受け、駆逐艦「花月」が制圧に向かっている。

囮としての役割を与えられ先頭に立つ小沢艦隊は23日、空襲と潜水艦に警戒しながら第一次攻撃隊発艦地点まで移動する。艦隊は輪陣形を取り、伊勢は瑞鶴、瑞鳳の後方へ配置された。
24日、空母から索敵機が飛び上がり、近海の状況を探る。索敵機からの通信で攻撃を決意した小沢司令は58機の艦載機を発進させるも、攻撃らしい攻撃は行わず、そのままルソン島の航空基地へと退避させた。
25日には栗田艦隊が米軍の攻撃を受け、応戦しているとの通信を受ける。

26日、ついに小沢機動部隊も米爆撃機隊に襲われてしまう。米軍機は空母を第一の目標としており、空母に航空隊が殺到した。伊勢は至近弾を受けただけで乗り切った。しかし第二波攻撃時には伊勢も標的にされ、熾烈な攻撃に遭う。2番砲塔に小型爆弾が命中、至近弾も8発受けるが反撃し、艦爆5機を撃墜している。
第三波の敵編隊は伊勢が発見。この攻撃により、生き残っていた味方の空母は次々に被弾・脱落。護衛の甲斐むなしく、あっという間に4隻の空母は全滅。
米軍は残された伊勢や日向に攻撃を集中させる。しかしここで第四航空戦隊司令発案の弾幕回避を実施、のべ527機の米軍機に攻撃されながらも敵を寄せ付けず、ほぼ無傷で切り抜ける(この史実がゲーム内の伊勢、日向の高い回避ステータスに反映されている)。
米軍の空襲下にありながら、沈没した瑞鶴や瑞鳳の乗組員を救出しており100名ほど収容。撤退を始めた頃に米軍の再空襲が始まり、伊勢は辛くも難を逃れた。

追撃の手は続き、第四波が襲来。米軍はやはり伊勢へと集中攻撃をかけ、命中弾こそ無かったが34発の至近弾を受ける。その影響で水線付近に大小の亀裂が走り、重油95トンが使用不可となる。左舷缶室も若干の被害を受けたが全力航行は可能だった。至近弾により5名戦死、重軽傷者は71名に上った。
第五波、第六波と猛攻は続き、伊勢は遂に1発の命中弾を受けた。だが損害は軽微だった。この第六次攻撃をもって米軍の攻撃の手は一度止む事になった。

生き残った伊勢たちであったが、帰路も穏やかではなかった。午前6時10分、宮古島南方海域にて敵潜水艦の襲撃に遭う。さっそく雷撃されるも、魚雷は日向の艦首前方をかすめて外れた。続けて午後5時34分、また日向が雷撃されるも、放たれた2本の魚雷は艦尾を通過した。午後8時32分、今度は伊勢が標的となったが魚雷3本全てが伊勢と日向の間を通過して外れた。米軍の執拗な追撃を振り切った伊勢たちは薩川湾へ帰還。レイテの地獄からようやく生きて帰る事が出来たのだった。

因みにちょっと対照的な話であるが、この回避運動の時に伊勢はひたすら取舵、日向は面舵に徹して敵弾をことごとく回避したという逸話も存在する。このあたりは偶然であろうが少し面白い話である。加えて敵機を寄せ付けなかったあたりは高角砲16門、25mm機銃104門、多連装噴進砲6基と、大和型を除けば最多の対空兵装も貢献している。

捷一号作戦終了後に帰投した伊勢はついに「砲撃の邪魔」ということでカタパルトを撤去されてしまい、今度はその格納庫を活かした輸送任務に就くこととなる。1944年11月9日、マニラへの物資輸送を終わらせた伊勢はシンガポールへ寄港。そこで航空燃料やゴムを満載し、輸送船団とともに内地への帰還を目指した。
道中、米潜水艦の執拗な追跡や攻撃を受ける。が、伊勢は対空砲で潜水艦を追い返したり、伸びてくる魚雷を破壊するなどをして追跡を振り切り、ついに船団は呉軍港に辿り着く。上層部からも成功が絶望視されていた作戦だったが、1隻も欠ける事無く帰ってきた伊勢たちを見て狂喜乱舞したという。伊勢たちが持ち帰ったこの資源は、日本に届けられた最後の資源だったとされ、本土空襲を行う米軍機を迎撃する日本軍機の燃料に使われた。

こうして輸送戦艦として活躍した伊勢だが、燃料不足からついに呉の倉橋島に繋留され浮き砲台となり、他の残存艦艇とともに奮戦する事になる。
1945年3月19日午前6時頃、米機動部隊より飛び立った攻撃隊が呉軍港を空襲。伊勢は装備されていた対空噴進砲で迎撃を開始する。噴進砲が起こす猛烈な炎と煙は、攻撃を仕掛ける米軍機パイロットを恐怖させ判断を鈍らせる効果を挙げた。しかし約30機にも及ぶ米軍機から猛爆され、艦首、第三砲塔、右舷後部に命中弾を受ける。さらに船体中央部に一発の直撃を受けるも不発であった。第二波は午後12時頃から始まり、艦橋に爆弾が命中してしまう。艦長以下50名が戦死、負傷者は100名に上った。攻撃は続き、無数の至近弾で船体が大破。もはや満身創痍であった。

同年7月24日、28日に起きた二度目の呉軍港空襲で、伊勢は合わせて20発の命中弾を受ける。開戦劈頭から戦地を駆け抜けてきた伊勢はその巨体を右へ15度傾け、ついに着底。この時の防空射撃が日本戦艦による最後の主砲発砲であった。
そして8月15日の終戦を迎える。伊勢はしばらく放置されていたが、1946年10月9日より播磨造船の手で解体開始。1947年7月に解体作業が完了し、日向とともに戦艦としての数奇な生涯に幕を閉じる。

因みに戦艦伊勢が正式に除籍され、軍艦旗を下ろす際に何かの原因で降下せず「伊勢はまだ戦うつもりなのだ」と、多くの乗員が涙したという。数奇な生涯であったが最後まで奮闘した戦艦の1隻であったのだろう。

その後海上自衛隊のひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦の二番艦「いせ」として名前が受け継がれているが、こちらは「ひゅうが」が先に就役しており姉妹関係が逆転している。因みに海上自衛隊でも伊勢型の名前継承は意識しているようで、一般公開パンフレットでは「伊勢」と「いせ」が並んでおり、実は全幅全長の寸法が結構似通っている。

そして2013年11月22日、台風30号により多くの犠牲者を出したフィリピンにおいて自衛隊による救援活動を行うため、輸送艦「おおすみ」・補給艦「とわだ」を伴った「いせ」は実に69年の時を経てレイテ沖を再訪することとなった。かつて先代が米軍と砲火を交えた地の人々を救うため、今度はその米軍と手を携え「サンカイ(現地語で友達)作戦」を展開する。

どんどん書いてきなさいな

二次創作や公式四コマでは若干アホの子が入ったお姉さんというキャラ付けがほぼ定着しており、そのゴツい見た目とともに愛されている。
砲塔、飛行甲板を前に持っているため胸は見えないし妹の日向を見るとむしろ目立たない大きさなのだがなかなか立派なバストで描かれることが多い。大型艦船だから仕方ないね。
また本人の言動もあってか日向との絡みもよく描かれる。

え?また私の関連静画が一番なの?どーなのさぁ日向、大人しいじゃん!

黒インナーって、どうかな?いける?

結構バッチリじゃない、この関連商品ってば!

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関連項目、発艦急げ!

  • 艦隊これくしょん
  • 日向(艦これ)
  • 黒インナー
  • 彗星(航空機)/本来予定された搭載機

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