何のための前進守備だ!とは、2006年8月23日の「横浜ベイスターズVS読売ジャイアンツ」戦で起こったベイス・ボール(横浜ビックリ野球)のことである。主犯者は佐伯貴弘、この言葉を生んだのは「世界の松下」こと松下賢次アナウンサーである。
この日の9回表、読売巨人の攻撃。得点は1-1で同点、しかしランナーは満塁。アウトは1カウント。
この状況で、横浜の投手は吉見祐治、一塁手に佐伯貴弘。そして迎えた巨人の打者は阿部慎之助。
無論、9回1アウトという状況もあり、横浜の選手は致命的な決勝点を与えてしまわないよう、前進守備で臨んでいた。
阿部の打球は、横浜にとっては理想的なファーストゴロ。一塁手の佐伯がキャッチして本塁に送球した後、一塁へ送ってフォースによる併殺完成、チェンジかと思われた。
しかし佐伯はなぜか、前進守備を行なっていたはずのこの状況で一塁へわざわざ戻って打者をアウトにし、そのあと本塁に打球を送った。しかし間に合わず三塁ランナーは生還、1失点を喫し、これが決勝点となって横浜は負けてしまった。
そしてこの時、TBSの試合中継を行なっていた松下アナは、事態に驚き次のように叫んだ。
「どうしたんだ佐伯! 何のための前進守備だ!! これはいけませ~ん!!!!」
以後、この珍プレーは松下アナのセリフをとって「どうしたんだ佐伯」「何のための前進守備だ」と呼ばれるようになった。
なおこのプレーは、悪送球や補給ミスではなかったため失策としては記録されなかった。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/12(金) 10:00
最終更新:2025/12/12(金) 09:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。