俺のスカート、どこ行った?とは、2019年春クールに放映された日本のテレビドラマである。
古田新太演じるゲイであり女装家の原田のぶお(52)が、「ダイバーシティ」(多様性)を念頭に置いた私立豪林館高校を舞台に文字通り暴れまわるコメディタッチの学園ドラマ。
「古田新太の女装ビジュアル」が大きな話題となったがドラマでは初回の冒頭に「LGBT」の簡単な説明をおこなったり、原田のぶおに関してメディアで言及する際は、あえて「オネエ」という世間に浸透した言葉の使用を少なくし、「ゲイ・同性愛者」という言葉を採用するなど、話題性を狙いつつ世俗的なイメージに回収されないドラマの制作方針があることが分かるようになっている。ただ女装教師という設定は「その発想はあった」という人も多いのではないだろうか。
古田新太はゲイ役をこれまで何度か経験しているが、(近年では『佐々木夫妻の仁義なき戦い』『逃げるは恥だが役に立つ』など)さすがにフル女装役は初めてな事もあり放映前には「ゲイ役は何度か経験しているが、低視聴率ならミスキャストだ」とコメントを残した。これはドラマの放送枠の日テレ系土曜22時が基本的にはジャニーズ主演枠であることを踏まえてのコメントでもあるだろう。
そのジャニーズからは生徒役に永瀬廉 (King & Prince) 、道枝駿佑(なにわ男子 /ジャニーズJr.)、長尾謙杜(なにわ男子/ジャニーズJr.)が準主演 / メイン生徒役で出演。古田新太主演といえど、ちゃっかりジャニーズドラマの1つにもなっている。
特に永瀬は5月17日に主演映画『うちの執事が言うことには』の公開を控えており、なんというか、用意周到なコンボである。1年前の同じくKing & Princeの平野紫耀の主演ドラマ、CDデビュー、主演映画の流れを思い出すファンもいるかもしれない。
「ダイバーシティ」を新しく宣言した私立豪林館高校。そのダイバーシティ(多様性、多様な人材)の一環として、校長はまさしく「多様な人材の1人」として52歳の原田のぶおを新任教師として採用する。原田はゲイであり女装癖の持ち主。そんな彼がいきなり2年3組の担任を任される事になる。
スカートを靡かせ廊下を全力疾走する様子、歯に衣着せぬ物言いで誰にでも対応する様子、教師であるにも関わらず連日遅刻する様子、毎朝スカートを無くして探す様子(これは学校関係者には知られていない)、ゲイで女装家である以前に、様々な「世間の常識から外れた」要素を持つ孤高の教師、原田のぶお。
そんな原田は生徒から「ヤバいオジサン」と揶揄されながらも独自の教育方針で授業を進めていく。しかしそんな彼を誰が早く辞めさせられるか、という遊びが生徒の間で持ち上がるようになる。
※後日、詳細・キャストの追記を致します。
脚本の加藤拓也はKing & Princeのメンバー髙橋海人・岩橋玄樹・神宮寺勇太、トリプル主演ドラマ『部活、好きじゃなきゃダメですか?』の脚本も担当しており、King & Prince関連作としては二度目の脚本担当となる。
教師、原田のぶおのキャラクター監修には女装パフォーマー、ライターのブルボンヌ、日本テレビ所属の白川大介が担当。彼らのTwitterにて裏話もちょっぴり垣間見られる。
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最終更新:2025/12/15(月) 09:00
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