利根(艦これ) 単語


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トネ

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吾輩が利根である!
吾輩が艦隊に加わる以上、もう、索敵の心配はないぞ!

利根(とね)とは、大日本帝国海軍に所属した利根型重巡洋艦1番艦「利根」をモデルとした、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘(かんむす)である。

いざ!概要だな!

利根姉妹の姉。びしっとこちらを指さした立ち姿が非常に可愛…凜々しい。ちなみに服装は妹の「筑摩」とほぼ同じだが、胸回りは妹よりも控えめ(空爆)

その特徴はなんといっても言葉遣い。自分のことは「吾輩(わがはい)」と呼び、語尾に「~じゃ」と付ける年寄りくさい年期の入った物言いをする。
妹の「筑摩」のことは、「筑摩より強くなってしまったな」(改造時)、「筑摩には負けん!」(夜戦時)、「筑摩より少しお姉さんだからなっ」(MVP時)といったセリフから、半ばライバル視していることが読み取れる。妹はあんなに姉を慕っているのに。やはり胸で負けているから(砲撃)
なお、中破時は着ている服のほとんどが無くなってしまう。わずかに残った布地を押さえて涙目で恥じらう姿は非常に嗜虐心をそそられ(大破)

攻撃時のセリフが「馬鹿な、カタパルトが不調だと!?」(下記のミッドウェー海戦を踏まえたセリフなのだが)なので、提督達からは「いつもカタパルトが不調な子」扱いをされてしまっている。

ちなみに髪型は白いリボンでまとめたツインテール。長さ的にはショートツインの「川内」とロングツインの「五十鈴」の間くらい。

以下、轟沈時のセリフについてなので反転。
轟沈時のセリフ「百万年の昼寝だな・・・」は、一航艦司令も務めた大西瀧治郎海軍中将が終戦時に自決したときの辞世の句「これでよし百万年の仮寝かな」からと思われる。ちなみに大西中将は「利根」に乗った事は無く、なぜその辞世の句が「利根」に使われているかは不明。

利根チェッカー

「うむ。そうだ。小まめな近代化改修が勝利をもたらすのじゃ!」

「利根」を近代化改修の材料(いわゆるエサ)にすると4種類のパラメータ(火力・雷装・対空・装甲)全てが上昇することを利用して、近代化改修のエサにあててみることで、近代化改修しようとする艦娘の各数値がまだ上げられるかどうかを確認する方法のこと。

艦これの「近代化改修」は、各パラメータが既に改修上限値になっているかどうかが、近代化改修に使う艦船をセットするまで判らない。
このため、まずどのパラメータに上がる余地があるかを確認したうえで、改めてそのパラメータを上げられる艦をあてがうのが効率が良い。
その確認に最適なのが、4種のパラメータが全て上がる艦であり、その筆頭である「利根」の名を取って「利根チェッカー」と呼ばれるのだ。

なお、上記の通りチェッカーとして使うには4種類全てが上がる艦娘なら誰を使っても良いのだが、特に「利根」である理由として、ドロップor建造直後の状態で近代化改修のエサに使って4種類全てが上昇する艦娘は「利根」「筑摩」「夕張」の3人のみであることと(改の状態にすれば4つ全て上がる艦娘はそこそこ多いが、まず育てる必要がある分、面倒である)が挙げられる。
そのため、「夕張」を使う提督からは「夕張チェッカー」と呼ばれることもあるが、夕張はレアドロップ艦なため彼女をチェッカーに使用する提督は少ないと思われる。(なぜか「筑摩チェッカー」とは呼ばれることはあまりない)

問題点としては、一時とは言え近代化改修のエサとして俎上に上げる必要があるため、ロックをかけることが不可(ロックを掛けたら、そもそも近代化改修のエサとして選べない)であり、それがためにうっかりそのまま近代化改修させ、消滅させてしまう危険が大きいこと、である。
編成画面からしかできないロックをいちいち付けたり外したりするのは面倒なので、メインで育てる(取っておく)利根はロックしたままにしておき、二隻目以降をチェッカーに使えばよい。
これならロックを付け外す手間がないし、うっかり近代化改修に使ってしまってもダメージは少ない。

が、2013/10/23のメンテナンスで、「近代化改修時に、既にMAXになっているパラメータはその旨が表示される」機能が予告無しに搭載され、利根チェッカーは突然その役目を終えたのだった。

ほう、これはなかなかの史実じゃな

元々「利根」は、最上型軽巡の5番艦として起工した。川の名前が付いているのはこのためだが、その2年後に日本はワシントン・ロンドン両軍縮条約から脱退したため、艦船保持の制限が無くなり、それに伴い建造中だった最上型軽巡の5番艦と6番艦は再設計し、改めて利根型重巡洋艦の1番艦「利根」2番艦「筑摩」となった。つまり、やたらとお姉さんぶっている「利根」は、実は「鈴谷」や「熊野」の妹分だったである。ちなみに利根型は、書類上は最後まで軽巡のままだったりする。

利根型重巡の特徴は、4基ある主砲を全て前甲板に集め、後甲板は水上偵察機用の飛行甲板にしたことである。
これによって、搭載できる偵察機が6機とそれまでの重巡の2倍以上になり、安全性も向上[1]した。
「利根」が「吾輩が艦隊に加わる以上、もう、索敵の心配はないぞ!」と豪語するのも、その「航空巡洋艦」としての性能あってのことである。
ただし、この時代の索敵は、偵察機を飛ばせば自動的にデータがリンクされて入手できるわけがなく、その偵察機のパイロットの技量に大きく依存していたことは明記しておく。

太平洋戦争の開戦時は「筑摩」と共に第8戦隊を組成し、緒戦では真珠湾攻撃に参加。「利根」と「筑摩」から発艦した水偵がハワイ湾内の偵察を行い、後の攻撃隊のお膳立てを行っている。 真珠湾からの帰路に、ウェーク島攻略作戦にも参加し、以降は南方を転戦する。

1942年6月のミッドウェー海戦では「利根」のカタパルトの1基が故障し、水偵の発進が遅れる事態が発生。その後30分遅れで発進した利根4号機が、進撃中の米機動部隊を補足したのであった。
この「利根」のカタパルト不調による米機動部隊発見の遅れこそミッドウェー海戦の敗因の一つとされてきたが、最近では遅れずに発進していたら逆に機動部隊を見つけられず、遅れての発進が吉となった、というのが定説となっている。

ミッドウェー海戦の惨敗後、「利根」は各方面の攻略に従事。第二次ソロモン海海戦や南太平洋海戦に参加する。
1943年はトラックを基地としてマーシャル諸島やカロリン諸島で活動。しかし機関部に故障が見つかり、第8戦隊旗艦を一時「筑摩」にバトンタッチして呉で修理を行った。修理が終わってから、一時的に第16戦隊に配属され、インド洋で通商破壊作戦に従事。ビハール号事件[2]が起こったのはこの間の1944年3月である。

1944年6月にマリアナ沖海戦後参加後、10月には「筑摩」と一緒に第7戦隊に異動。そこには姉ともいえる最上型重巡3番艦「鈴谷」4番艦「熊野」がいた(が、この時既にその姉である2番艦「三隈」は戦没。1番艦「最上」は修理のため戦列を離れていた)。
この第7戦隊でレイテ沖海戦に参加。シブヤン海海戦で爆弾1発を被弾するものの、翌日のサマール沖海戦では重巡部隊の一員として突撃。敵艦載機の反撃により「熊野」「鈴谷」「鳥海」そして妹の「筑摩」が次々被弾落伍する中、「羽黒」とともに食い下がり、敵護衛空母に射撃を浴びせ命中弾を与えている。さらに煙幕が薄れた先に敵空母4隻が遁走するのを発見。追撃に移ろうとしたが、この時重巡部隊の動向を把握できていなかった「大和」が「集マレ」と命令。「利根」はこの命令を無視し「羽黒」と統制魚雷戦を仕掛けるつもりであったが、「羽黒」の5戦隊司令部は応じなかった。「利根」からの「ワレ右舷ニ魚雷三本アリ、統制魚雷戦ニ参加ス」「敵空母四隻ニ対シ共同魚雷戦ヲ行ヒタシ」と2度に渡る必死の誘いを黙殺した「羽黒」は命令通り反転。追撃の好機を前に「利根」も涙を呑んで反転することとなった。

なおこの時落伍した「筑摩」はその後再度の空襲により沈み、「利根」は唯一の妹を失った。

大戦末期には搭載すべき航空機と燃料が尽き、江田島の海軍兵学校の練習艦としてあてがわれ、最終的には海上砲台として呉軍港防空の任を果たした。陸上から切り集めた木や枝で擬装したがこれは効果が薄く、米軍機から「艦の植木が枯れています、そろそろ取り替えてはいかが」と皮肉のビラを撒かれ「利根」は地団駄踏んで悔しがったが、油切れではどうにもならなかった。

7月24日と28日の米艦載機の攻撃によって合計11発の爆撃を受け、大破着底。最期まで奮戦し続けた。

その艦体は1948年までに現地で解体され、戦後復興に一役買った。現在、「利根」最後の場所となった広島県の能美島には、利根の慰霊碑と記念館(軍艦利根資料館)が建てられている。

ちなみに、「利根」の名を持つ艦としては二代目(初代は1910年竣工の防護巡洋艦)。現代では、三代目の「利根」として、海上自衛隊所属のあぶくま型護衛艦6番艦「とね」が活動中である。

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関連項目は兵站や準備こそが大事なのじゃぞ?

  • 艦隊これくしょん
  • 利根型重巡洋艦
    • 利根(艦これ)
    • 筑摩(艦これ)
  • のじゃロリ ロリではないぞ、失敬な。

脚注

  1. *これまでの重巡では主砲とカタパルトの配置が近くなってしまい、実際に「妙高」や「高雄」で主砲砲撃の爆風で水偵が破損する事故が起こっている。
  2. *英国商船ビハール号を沈めた後、捕虜にした乗組員104名のうち80名余りを虐殺したという事件。戦後になって内容が明らかになり、利根艦長と第16戦隊の司令官が軍事裁判で裁かれ、捕虜殺害を命じたのが誰であるのか明らかにはなっていないが、司令官が死刑になっている。一説によると、当時の最高責任者が病没していたため、次位の司令官が責任を問われ死刑になったとされる。

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