台風とは、太平洋の北西部で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを指し、夏~秋にかけてしばしば日本に来襲するアレである。もともとは颱風と書いた。
日本列島や朝鮮半島 中国大陸や台湾、フィリピンなどの南洋諸島に、時に大きな被害を齎す熱帯性の暴風雨である。
日本では気象庁が発生した順に台風番号を付けており、通常はこの台風番号で呼ばれる。(例:2013年台風第18号) また特に大きな災害を齎したものは、上陸地点などの名前を付けて呼ぶことも過去にはあったが、現在は台風番号を災害名とする傾向があり新たな命名はなされていない。(例:伊勢湾台風)
国際的には、「アジア名」という呼称が存在する。(例:2013年台風第18号⇒2013年台風「マンニィ」)(→参考リンク)
台風がやってくると、補修のため屋根に登ったり用水路や田んぼの様子を見に行ったり船が流されてないか港に確認しに行ったりする人が出てくるが、死亡フラグが立つので絶対にやってはいけない。危険を顧みずカメラ片手にお外へ繰り出す勇者も現れたりするが、よい子はマネしてはいけない。
2ちゃんねるでは台風が来るとコロッケを食べるという風習があるが、発祥はニュー速である(→参考リンク)。
台風を含む熱帯低気圧は発生する場所によって呼び方が違っている。日本周辺の太平洋北西部や東シナ海・南シナ海で発生したものを台風。インド洋や南太平洋で発生したものをサイクロン、大西洋と太平洋北東部で発生したものをハリケーンと呼ぶ。
また、もともとは「Typhoon(タイフーン)」という外来語であり、日本では古くから野分(のわき、のわけ)と呼ばれており、『枕草子』などに見ることができる。(ただし、Typhoonの語源自体は諸説ある)
尚、気象情報などで「熱帯低気圧に変わった」と出た場合は純粋に勢力が弱まった状態なので、比較的ではあるが安心はできる(ただし、前述の通り台風の定義はあくまでも風力基準のため、大雨には依然注意が必要)が、「温帯低気圧に変わった場合」は決して安心してはいけない。
温帯低気圧と熱帯低気圧(台風を含む)の違いは、寒気を含み、それによる前線を持っているかどうかだけなので、極端な話、台風がそのままの勢力を保ちながら温帯低気圧と呼ばれるものに化けることも理論上は十分あり得る。
また、台風そのものが弱っていても寒気の影響を受けて温帯低気圧として再発達し、局地的な豪雨、暴風を生み出すこともある。
要するに、完全消滅するか、通過するまでは安心してはならないということである。
日本の気象庁は台風の勢力を示す目安として、風速(10分間平均)をもとに台風の「強さ」と「大きさ」を表現している。
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ニュースや新聞等で『超大型台風が…』などの見出しを見かける事があるが、台風の強さや被害の程度から「超大型」という言葉を使用している場合が多く注意する必要がある。
また世界の熱帯低気圧には、以下の様な国際的強度分類も存在する。
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※1 「Super Typhoon」 は、米国中部太平洋ハリケーンセンターによる独自分類となります。
※2 アメリカのみ1分間のマイル毎時から平均風速を算出、他所は10分間のノット平均値。
※3 当表では「オーストラリア周辺及び南太平洋のサイクロン」としていますが、
厳密にはオーストラリア周辺域と2つの南太平洋地域 合計3つのエリアに再分割されます。
南大西洋地域は地勢的に熱帯低気圧が発生しにくいとされているが、サイクロンと認められるものも稀に存在する。
例) 2004年のサイクロン「カタリーナ」(→参考リンク)
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最終更新:2025/12/06(土) 18:00
最終更新:2025/12/06(土) 18:00
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