1966年6月21日生まれ、茨城県出身。身長は180cmくらい。骨格フェチ。
主にアニメ・特撮の分野で活躍している。
金城哲夫を描いた映画『M78星雲の島唄‐金城37才・その時‐』の企画を手伝った事で上原正三と知り合う。
上原の紹介でゲーム制作会社フラグシップに参加し、GB版ゼルダの伝説や鬼武者シリーズなどのゲーム制作に関わる。フラグシップでは杉村升・曽田博久・宮下隼一といったヒーロー番組の大ベテランに脚本のノウハウを叩き込まれた。特に徒弟制度バリバリの世代だった杉村や曽田には、「上っつらだけで人間を描くな!」と台本をよく床に叩き付けられていたといい、本人は正に根性モノの世界を体験したと語っている。
上原によって円谷プロダクションの笈田雅人プロデューサーに紹介され、『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』などの平成ウルトラシリーズに参加。
特撮で関わった小中千昭や武上純希、同じくフラグシップのメンバーだった宮下隼一や鈴木やすゆきらと同じ作品に参加する事が多い他、サンライズ作品も手掛けている。
『SPEED GRAPHER』には、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』でも組んだ杉島邦久から直接指名されて参加している。
2001年、アニメ『Z.O.E Dolores, i』にて初めてシリーズ構成を務めた。
Vジャンプにて、漫画版『遊☆戯☆王ZEXAL』『遊☆戯☆王ARC-V』のストーリーも担当している。
また、2000年初秋にオークラ出版から小説版『ウルトラマンガイア』を刊行する事が告知されていたが、未刊に終わっている。
キャラクターが物の道理ではなく、個人が正しいと思った信念を貫くという展開が多い。
大義や個人といった幾つもの感情の機微も描き出し、そういった要素の積み重ねで言動に説得力を持たせている。
それを描く為にキャラクターを極限状態に追い込む事も辞さず、ハードなストーリーになる事も多い。
本人によると、ストーリーの謎などを追っていくよりも、キャラクターそのものや、キャラクター同士の関わり合いを掘り下げていく方が好きであるという。
『ダイナ』では「運命の光の中で」「青春の光と影」など主に主人公・アスカの成長話を手掛け、ファンから高い評価を得る。
『ガイア』では主人公のライバルであるウルトラマンアグルを描く役割を担い、クリシスの設定や稲森京子といったキャラクターを創出し、濃厚なドラマを展開した。本人によると、人間でありながら人類を滅ぼそうとする藤宮を理解できず、闇の力に走るオカルトっぽさよりも悶え苦しむ藤宮に接点を持って書いたという。
切通理作の『地球はウルトラマンの星』によると、『ガイア』を手掛ける前に『ウルトラマンダーク』という企画を持ち込んでいる。一回変身する毎に寿命が一年縮み、シリーズの途中で主人公が交代するという構想で、毎回の戦いを自分の命を懸ける価値があるのかと自問し、自分が正しいと思った道を突き進むヒーローを考えていたとの事。
そういった仕事振りから平成ウルトラシリーズで中心的に活躍していた小中千昭や長谷川圭一からも一目置かれていた様子。長谷川は『ダイナ』のインタビューにて、「吉田さんは本当に父子話をサポートしてくれて、助かりましたね。吉田さんがいなければ最終回はあの形で行けたかどうか分からないですね」と発言している。
大のゲーム好きであり、現在はネットのチェックとパズルゲームが日課。『ダイナ』ではテレビゲームを題材とした「怪獣ゲーム」というエピソードを執筆しており、フラグシップでゲームシナリオを書いていた事が切っ掛けとなり武上純希から『遊戯王DM』に誘われたという。
武上曰く、「メチャクチャなNG出してもちゃんと仕事してくれるんで誘いました」。
『SPEED GRAPHER』の監督である杉島邦久は、起用の理由についてインタビューで次のように述べている。
「彼に頼んだ一番の要因は、シナリオにとんでもないアイデアを盛り込んでくることにあるんです。普通の発想では、こんなことは考え付かないだろうという。そういうアイデアが絶対この作品には必要なんだろうなと」
本人曰く、脚本に打ち合わせやプロット段階では無かったアイデアを盛り込む事で、スタッフが驚くのを見てニヤニヤするのが好きだとの事。
この人物を語る上で欠かせないのが遊戯王シリーズである。
テレビ東京版遊戯王に長期に渡って携わっており、メインライターとして多くの回を執筆。シリーズ累計の脚本執筆数は200本を超えてダントツの1位を誇る。また、シリーズ構成として『遊戯王DM』ではドーマ編・王の記憶編を、『遊戯王GX』ではダークネス編、『遊戯王5D's』ではダークシグナー編以降、『遊戯王ZEXAL』では1話から最終話までを担当。10周年記念映画の脚本も手掛けた。
原作者の高橋和希は「オレよりも現在の遊戯王を支えている」(『遊☆戯☆王ZEXAL(漫画)』単行本3巻より)と発言している。
一方、突拍子も無い展開や作品の途中でキャラクターの性格が改変される場合が多い事、「心の闇」・「絆」など同じキーワードや以前使ったものと同じシチュエーションを多用する事、広げた風呂敷を畳みきれない事などについては批判も多い。
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最終更新:2024/05/03(金) 07:00
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