「坊ノ岬組」または「坊ノ岬沖組」とは、昭和20年4月7日に生起した『坊ノ岬沖海戦』で戦った歴戦の勇者たちをモチーフとする『艦隊これくしょん~艦これ~』のキャラクター(艦娘)たちのグループである。
昭和20年3月下旬より沖縄に米軍が上陸作戦を開始。これを受け帝国海軍は「菊水作戦」を立案した。このうち、残存水上戦闘艦による”特攻”作戦に殉じた大和以下第二水雷戦隊が米第58任務部隊と対空戦闘を行った。この『坊ノ岬沖海戦』に参戦した艦をモチーフとする艦娘たちのグループを「坊ノ岬組」「坊ノ岬沖組」等と呼称する…ようである。
なお、既存の関連タグは「関連項目」に列記する。
戦艦『大和』…大和(艦これ)
言わずと知れた大和型戦艦1番艦。呉海軍工廠にて建造。名ばかりの「第一航空戦隊」に属す。当時残された帝国海軍最大の戦艦であり米軍にとって最大の攻撃目標。激闘の末坊ノ岬沖の水底に沈む。
艦これでは2013年8月8日実装。
二等巡洋艦(軽巡洋艦)『矢矧』…矢矧(艦これ)
阿賀野型軽巡洋艦3番艦。佐世保海軍工廠にて建造。第十戦隊旗艦として就役後解隊され第二水雷戦隊旗艦に就任。後述の第十七駆逐隊は第十戦隊時代からの部下。礼号作戦で活躍した臨時旗艦『霞』より司令部を引き継ぐ。実装後1年以上を経過し徐々に『第十戦隊旗艦』たるセリフも増えてきたが出撃時に『第二水雷戦隊預かります。矢矧、抜錨する』と前置きするのはこうした経歴ゆえかもしれない。巡洋艦としては破格の攻撃を受けるも大和沈没間際まで沈まなかった。
艦これでは2013年10月22日実装。公式4コマ『阿賀野型回』では阿賀野に『秘密兵器』と指摘された角材。本海戦においてダメコン・救難用に帳簿外で搭載したものと言われている。
第一水雷戦隊に編成された『第十七駆逐隊』は開戦時南雲機動部隊に随伴し真珠湾攻撃を皮切りに第十戦隊に所属を移し数多の戦場を駆け抜けた。第十六駆逐隊より『雪風』を加えた後対潜哨戒中に『谷風』を、レイテ沖海戦惨敗の本土撤退中に『浦風』を失い、以下の3隻で本海戦に臨む。
駆逐艦『磯風』…磯風(艦これ)
陽炎型駆逐艦12番艦。大東亜戦争の開戦(真珠湾攻撃)から壊滅(坊ノ岬沖海戦)を戦い抜いた歴戦の駆逐艦。最後の艦長の影響か武人然とした口調とメシマズ。本海戦における17駆司令駆逐艦。
矢矧が行動不能に陥り矢矧から司令部を引き継ぐよう命じられ接近したところで被弾し行動不能になる。戦闘終了後生存した『雪風』が曳航しようとしたが被害の増加を恐れた司令部(矢矧沈没後『初霜』が旗艦を継承。)により処分の命令を受け、同じ佐世保生まれの『雪風』の介錯を受け水底に沈む。
艦これでは2014年8月8日実装。同日より開催されたイベント『AL/MI作戦』最終面攻略褒章艦娘。秋のさんま祭りにちなみ割烹着姿を披露。期間限定で通常海域でのドロップも行われた。単縦陣推し。
駆逐艦『浜風』…浜風(艦これ)
陽炎型駆逐艦13番艦。『磯風』と17駆編成当時からの僚艦。一時期16駆時代の『雪風』とも行動を共にし、『神通』の最期を見届けている(コロンバンガラ島沖海戦)。後述の『初霜』『霞』と同じ浦賀船渠にて建造。
『武蔵』『信濃』の最期を看取り、『大和』に殉じて100名の乗組員とともに水底にて眠りにつく。
2014年3月28日、17駆所属艦のトップを切って実装。弩級胸部装甲から『乳風』『π/』の二つ名をもつ。冬イベ時期になるとチョコレートを作る限定グラフィックが実装される。
駆逐艦『雪風』…雪風(艦これ)
陽炎型駆逐艦8番艦。15駆・16駆合同してのケンダリー攻略を皮切りにソロモン海での死闘を生き抜きダンピールの悲劇を乗り越え、艦隊の盾となった『神通』から指揮権を継承し『浜風』ら僚艦と次発装填を終え敵を薙ぎ払った。休むまもなく護衛任務に明け暮れマリアナでは探照灯で敵機を撃退し、レイテではディーゼル補機のみで激戦を乗り切った。『呉の雪風』と謳われた伝説の駆逐艦である。
本次海戦では不発弾を受けるも死者3名のみで乗り切り、『初霜』『冬月』と共に生存者を救助し佐世保に帰還した。後に『初霜』を17駆に迎え、最後の『第十七駆逐隊』を編成する。
第一水雷戦隊に編成された『第二一駆逐隊』は開戦時南雲機動部隊に随伴した旗艦『阿武隈』及び17駆とは別行動となりケンダリ攻略戦の後第五艦隊隷下に置かれ北方作戦に従事する。『子日』戦没、『初春』入渠となり『キスカ島撤退作戦』には『若葉』『初霜』が参戦する。南西方面に転戦した第五艦隊隷下一水戦から分派され『初春』『若葉』『初霜』で輸送作戦中に『若葉』戦没。多号作戦に成功するも『マニラ湾空襲』で『初春』を失った。『坊ノ岬沖海戦』には『北号作戦』で本土に帰還した『朝霜』『霞』『初霜』―各型最後の生き残りの混成部隊で臨んだ。(→第二一駆逐隊(最終))
駆逐艦『朝霜』…朝霜(艦これ)
夕雲型姉妹(夕雲型駆逐艦)最後の生き残り。16番艦。藤永田造船所にて建造。艦これでは2014年2月実装。『沖波』と共に『長波』のみとなった第三一駆逐隊に配属。第二駆逐隊に転属し旗艦『霞』、2駆僚艦『清霜』らと共に礼号作戦に加わる。『清霜』を失った後21駆に編入。
第二一駆逐隊司令駆逐艦として参戦するが機関故障を生じ本隊から落伍。米艦載機の攻撃を受け総員戦死。
駆逐艦『初霜』…初霜(艦これ)
初春型駆逐艦4番艦であり初春型最後の生き残り。浦賀船渠にて建造。2015年1月に改二実装。「護る」ことこそ『初霜』の本懐。輪形陣推し。『速吸』『瑞穂』『千歳』『榛名』『妙高』などを護衛し、護衛対象で沈んだ戦闘艦は『大和』ぐらい。艦歴自体が一水戦の申し子。
本次海戦にて戦没した旗艦『矢矧』より古村啓蔵二水戦司令官を救助し将旗を収容。最後の二水戦旗艦として二水戦解隊に臨んだ。
駆逐艦『霞』…霞(艦これ)
朝潮型駆逐艦9番艦(艦これでは10番艦。)。2016年1月に「改二」「改二乙」実装。浦賀船渠で建造。スリガオ海峡海戦で同型艦『満潮』『朝雲』『山雲』を失い朝潮型で最後の生き残りとなった。木村昌福提督が乗艦し第2次・第4次多号作戦(一水戦旗艦)、礼号作戦(二水戦旗艦)を指揮。北号作戦では古村啓蔵司令官を乗せ二水戦旗艦として本土に帰還した。
本次海戦を間近に控えた3月10日付で21駆に編入。機関部に被弾して航行不能となり9駆時代から直前までの艦長が指揮する『冬月』によって救助・自沈処理され水底にて眠りにつく。
「艦これ」では実装されていない秋月型駆逐艦<涼月><冬月>で坊ノ岬沖海戦に参戦。
<涼月>は元第六一駆逐隊で秋月(艦これ)・初月(艦これ)の僚艦でもある。(照月(艦これ)も61駆だが共に行動する機会はなかった。)本海戦にて艦歴3度めの大破となるも機関部は生存。前進すると沈降する重大な被害を受けたが、浮力を確保するため前部弾薬庫では3名の兵士が内側から弾薬庫を密閉し酸欠で戦死するなど多大な犠牲を払い後進することで佐世保まで帰投した。当時の艦長は霞初代水雷長であった平山敏夫中佐。(前職は早霜艦長)
<冬月>は秋月型駆逐艦8番艦。41駆最初の駆逐隊司令は『雪風』艦長や21駆司令を歴任した脇田喜一郎大佐。(『若月』戦没時に戦死。)初代艦長は『綾波』戦没時の作間英邇中佐。昭和20年3月1日付異動で艦長として前『霞』艦長の山名寛雄中佐が着任し坊ノ岬沖海戦に参戦する。不発弾2発を受けたが生還。『初霜』に古村啓蔵司令官が救助されるまでの間、本艦に搭乗する吉田正義大佐が臨時に指揮を執った。『霞』に横付けして乗員を救助。山名中佐を『霞』乗員は「艦長」と呼び曳航することを望んだが、山名中佐は『霞』の被害を見て曳航不能と判断。『霞』を処分した。
新要素が実装されるたびに成長する動画
坊ノ岬組(艦これ)に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
坊ノ岬組(艦これ)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/11(木) 23:00
最終更新:2025/12/11(木) 23:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。