声に出して読みたい日本語とは、明治大学文学部教授・斎藤孝氏の著書である。
単行本一冊、文庫版三冊が発売されている。他にも、子供向け版やCD付属版などがある。
内容は、最初に小説や古文書などの一節を掲載してから著者目線での解説がなされる、というもの。
全部で数十項目ほどあるが、その主旨ごとに計八つの分類がなされている。
この題名から「読むだけで日本語の美しさを味わえるような例文がたくさん書いてある」と考えてしまう方が多いと思われるが、実際はそうではない。れっきとした日本文学の解説本であり、内容はかなり難い。
早口言葉や七五調のような「読むと心地よい文章」や、韻を踏む、駄洒落などの「面白い言葉遊び」について、わかりやすくまとめたものではないので、その点に留意してから購入することが望ましい。
事前になか見検索ができるので、腹いせに某Amazonなどで「ちょっと何言ってるか分からない」などとレビューする、低評価を付けるなどの行為はしてはいけない。
「声に出して読みたい日本語」というこの本の題名だけが一人歩きしてしまい、視聴者が動画内の台詞や文章に対して「本当に日本語は美しい」「ここを読むと気持ちいい」と思った動画につけられるタグとして利用されている・・・のであれば非常に便利なのだが、現状は違う。
SCPの解説動画や淫夢本編リンクに、ネタとして付けられることがほとんどである。
特に淫夢本編リンクに付けられている場合は、動画の内容が特に酷い。その例を二つ挙げる。
一.
「映像が削除基準に抵触する為、投稿者がやむなく画像を差し替え、本編の音声のみが流れる動画」
二.
「男性の同性愛者の交流サイトに投稿された性的な文章を、投稿者やソフトが読み上げた動画」
前者は日本語の美しさなどは微塵もない内容の動画が非常に多い。
語彙力の欠片すら見当たらない発言や会話を繰り返す出演者、ある程度の耐性を持つ視聴者ですら聞くに堪える喘ぎ声や吐息、苦痛を味わった出演者が断末魔に等しい悲鳴を上げる一コマ、そして、もはや書き起こしすること自体が困難な程の「言葉のような何か」を発する場面・・・などが散見される。
怖いもの見たさや興味本位での視聴は注意。
後者は読むだけで不快感と嫌悪感を抱くような文章が多い。
しかし前者とは異なる点として、誰しもが思わず感銘を受けるような奇を衒った表現、性的な行為の感想であることすら忘れさせる繊細な描写、飛沫を上げて流れる川や弓から放れた矢の如しの目にも追えない速さで展開していく体験談の数々・・・など、その投稿者は小説家なのではないかと疑う程の、言の葉一枚一枚が読者たちを独特かつ奇怪な世界観に引き込んでいくようなものがとても多い。
これらは視聴者たちの心を鷲掴みにして止まない。これが「ホモは文豪」と呼ばれる所以である。
本当に文字だけで気分を害するのでこちらも視聴に関しては注意。
記事作成中に、SCP財団の方々から動画のご紹介の依頼がありました。
是非とも声に出してお読みください!必ず人生が変わります!
私も変わr
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最終更新:2025/12/11(木) 12:00
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