外世界からの漁師 単語

ガイセカイカラノリョウシ

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外世界からの漁師/外界からの漁師(Fishers from Outside)とは、H・P・ラヴクラフトが本業のゴーストライティングにおいて、ヘイズル・ヒールドの依頼で執筆した「羽のある死神」の中で、本筋とは無縁の形で創造した神性(複数)である。

概要

シャンタク鳥の別名

鳥の神グロス=ゴルカに仕えている種族。

ジンバブエでクトゥルー、ツァトゥグアと共に崇拝されていた。複数形で呼ばれているが、祭祈に関しては鳥の仮面を被った神官がシャンタク鳥の首領クウムヤアガの名を唱えている。

ラヴクラフトはこの存在について多くを語らず放置状態だったがリン・カーターが実はシャンタク鳥であったとし、シャンタク鳥の首領の名をここに持ち出している。

しかし、この展開は必ずしも皆の賛同を得ている訳ではないらしく、エンサイクロペディアでは著者がシャンタク鳥と同一存在とは考え難いとして否定し、おそらくクトゥルーとツァトゥグアに仕えている存在なのだろうとしている他、ケイオシアム社のRPGでも否定されている。

又、RPGでは”あの世からの漁夫”と云う意味不明の訳語が与えられており、名前からすると死後の世界から飛来する存在を想わせる。更にRPGの方ではシャンタク鳥には首領がおらず、クウムヤアガは”あの世からの漁夫”の首領となっているらしい。

TRPG的解釈

あの世からの漁夫は旧支配者〈バルサゴの鳥神〉グロス=ゴルカ(Groth-Golka)に仕える奉仕種族である。

別名〈グロス=ゴルカの従者〉。

その姿は一本肢の鳥であり空を羽ばたく。地上に降り立ったときには一本肢であるため動きが遅いという。

その存在はよく魔道書内でシャンタク鳥(Shantaks)と同一視されるが、シャンタク鳥よりも鳥らしい姿をしているという。何かしらの関係があるかもしれない。なぜならシャンタク鳥の首領であるクウムヤアガ(Quumyagga)はグロス=ゴルカに従属しているのだから。

あの世からの漁夫はグロス=ゴルカ崇拝をする人々にグロス=ゴルカの意思を伝える役目をしているといわれており、月にある洞窟のなかに棲んでいるという。


登場作品:『The Outpost』-H.P.ラヴクラフト

     『The Fishers from Outside』ーリン・カーター

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関連項目

  • クトゥルフ神話
  • 奉仕種族と独立種族
  • 奉仕種族
  • シャンタク鳥
  • グロス=ゴルカ
  • クウムヤアガ
  • ツァトゥグア
  • クトゥルー
  • ジンバブエ

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最終更新:2025/12/23(火) 01:00

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