妖精(東方project) 単語


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ヨウセイトウホウプロジェクト

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妖精妖精(東方Project) とは、東方Projectに出てくるキャラクターたちの内、妖精たちに関する紳士真摯な解説である。
以下、東方Projectに出できるキャラクターの妖精を単純に「妖精」と書く。

もしかして

  • 東方Projectの作者 = ZUN ≒ 酒の妖精(妖怪)
  • 東方とおおむね無関係な「○○の妖精」 → 妖精記事の一覧
  • 2次創作で生まれたキャラクター 例:ラリーホワイト → 東方Projectの二次創作キャラクター

主な妖精一覧

それぞれの妖精の詳細については、各記事をご覧下さい。

大妖精(力の強い妖精)
  • チルノ
  • 大ちゃん・大妖精 (通称。湖に住む名無しの大妖精。大妖精は妖精の分類名)
名前のある一般の妖精
  • リリーホワイト
  • リリーブラック (リリーホワイトの色違い。2次創作?)
  • サニーミルク (三月精)
  • ルナチャイルド (三月精)
  • スターサファイア (三月精)
名前のない一般の妖精
  • ひまわり妖精・ザコ妖精 (通称。ゲーム道中で大量に出てくる名前の無い妖精たち)
  • 妖精メイド (紅魔館で働いている妖精のメイド達)
  • ゾンビフェアリー (主にお燐が連れているゾンビのコスプレをした妖精)

概要

東方Projectには道中に出てくる(名無しの)妖精、大妖精やリリーホワイト、知名度ナンバー⑨のチルノをはじめ、
コミックでは東方三月精のサニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイアなど、数多くの妖精が出てくる。
この記事ではそれら妖精についての全体的な解説と適度な考察を行う。

出典不明、マイナーな二次設定を書きすぎ、など、問題がありましたら修正、ご意見をよろしくお願いします。

現時点での解説となり、ダブルスポイラー ~ 東方文花帖、東方三月精 ~ Oriental Sacred Place. 1巻あたりまでの内容となる。左記の内容のネタバレがあると思われるので注意。

新しい情報については → 東方新作関連記事編集のガイドライン

外見

ゲームで立ち絵のあるチルノや東方三月精の妖精はたいていの場合、かわいい少女の姿をしている事が多く、かわいい
その他ドット絵でしか登場しない妖精たちも、2次創作では少女の姿で書かれる事が多い。
例外として紅魔館の妖精メイドはお姉さんのようである。(三月精 1話 梅雨の別荘)
妖精=幼女(少女)ではなさそう。

東方三月精に出てくる妖精たちは絵柄的に少女と言うよりも幼女ではないかと言われることもある。というかペドい。特にコミック!

求聞史紀によると、リリーホワイトが子供のいたずらで瓶に閉じ込められる、というエピソードが紹介されており、これが間違いでないとすると、リリーホワイトが極めて小さいか特大の瓶に閉じ込めたことになる。
基本的にサイズについては相反する説があり、求聞史紀ではかなり小さいとされ、三月精では小さい者もいるが主に登場するのは人間の子供から妖精メイドのようなお姉さんくらいの身長である。
ゲーム内のドット絵のサイズについても色々突っ込み所があるようだが、これはZUN氏が「遠近法とか謎の力とか」と言っているのでそう言う事なのだ ろう。

妖精メイドなどを除き胸は小さい、というかぺったんこであるという解釈が主流。コミックの絵などもそれを裏付けている。
胸のサイズに関して詳細な解釈を知りたい、紳士に議論を行いたい場合は「東方乳議論」で心ゆくまで議論して下さい。

発生(誕生)

妖精は自然から発生するものであり、その自然が維持される限り不滅である。
逆に、自然が失われるとそこから発生していた妖精は永遠に消えてしまう。

幻想郷の勢力の中でもかなりの数が存在しており、大体
人間≒妖怪 < 幽霊≒妖精 < 精霊(通称:毛玉)
といった関係らしい。 (三月精 1巻 番外編 酒三杯にして……)
※これは数であり、強さとは無関係である

厳密にどの妖精が、どのような自然から生まれているのかは明らかにされていないが、例えばリリーホワイトは「春の妖精」であるから、季節の春から生まれていると思われる。

他にも雨が降る時は「雨の妖精」が活発であるらしい。

春以外にリリーホワイトをどこで何をしているのかという謎や、雨の妖精は晴れの時どうしているか、といった事は謎だが
二次創作での有力な説としては、

  • 適さない条件では元気がなくなる、寝ている
  • 消滅してしまう(また条件が合うと誕生する)
  • 他の者に変化している 例: 春は春の妖精→夏になると夏の妖精になる

といったケースをよく見かける。

一部の紳士的な同人誌や2次創作を除き、子孫を残したことはない。

寿命、一回休み

自然が維持される限り存在するため、ある意味不死である。不老であるかは不明だが妖精が外見的に歳を取る描写は無い。
「未成年のお酒は禁止されていますが、妖精は長命なので勘違いしないように…」とあることから三月精たちに関しては少なくとも20年以上生きていると考えられる。(三月精 1巻 ZUN後書き)

しかし不死ではなく、死と同じような状態が存在する事が明らかにされており、東方三月精では「一回休み」と表現されている。
死んでしまう原因は人間とさほど変わらず、例えば大晦日の博麗神社で次のような会話をしている。

「外の人間には寒い日にこのお酒を呑んで外で寝て凍死する風習があるらしいのよ」
「私たちはせいぜい初日の出まで凍死するだけなのに」

三月精 2巻 第15話 天体の悪魔と神 前編

この場合一晩ほどで蘇るようであるが、この速度は妖精により異なるようだ。

東方地霊殿において、主に火焔猫燐と共に登場したゾンビフェアリーは、妖精のコスプレ(仮装)との事 (The Grimoire of Marisa・ダブルスポイラー) だが、ゲーム中ではやっつけても半透明になりその場に停止、その後数秒で復活する。
どう考えても一晩もたたずに復活している。
ゲーム内の時間が実際と異なるか、でなければよほど根性のある妖精がやっているのだろうか。

やっつけた状態はスペルカードルール上の出来事であるため「一回休み」の状態とは異なるという考えもある。
道中に出てくる妖精も、実はすぐに復活しているが、ルール的にもう出てこないのでは? など色々な可能性が考えられている。
たしかに道中の妖精がすごい勢いで復活したら、難易度がとんでもない事になりそうである。

どこにいる?

道中に多数登場する、通称ザコ妖精のような名無しの妖精も自然の何らかの力で存在している。
ゲームを見ても、幻想郷にはもちろん、地底にも魔界にも居た。
それぞれの環境で周囲の自然に影響を受けているため、力が強かったり姿が微妙に違ったりする。

三月精は住んでいる家があるが、これは森の木、後に引っ越して神社の木を住処にしたもの。
チルノは、湖の近くに雪洞(かまくら)のような住処を持っている。(三月精 2巻 特別編 妖精大戦争)

他の妖精も同じように住処を持っているようだが、数を考えると大規模なものではないのかも。

殆どが花の中とか土の下とか、自然の中で巧妙に隠されているが(魔理沙)

東方三月精 ~ Oriental Sacred Place.

これらの住処は人間が見ると、たとえば三月精の住処の場合、普通の木に見えるため、発見することができない。
実際、博麗霊夢は三月精の住む木の真正面に何度も訪れたが気がつかなかったようだ。
もしそこら中に妖精の住処があり、妖精が住んでいたとしても、一般の人間は気がつかないようだ。

例外として、三月精に異変解決のため呼ばれた霧雨魔理沙は住処を認識しているため、妖精自身に招待される事があれば、どのような住処に住んでいるのか確認できるのかもしれない。そんな事がよくあるのかは不明。 (三月精 2巻 第9話 有情の霧雨 前編)
博麗霊夢が住処だと気がつかなかった木に、三月精が住んでいることを八雲紫が見破っているともとれる節がある。同じようにチルノの住処を三月精は発見できている。そしてイタズラで破壊した。
霧雨魔理沙はその住処に感づいているようだが、これは以前に住居を確認しているためかもしれない。

人間が住むような人工の住居に住まう妖精もおり、代表的なのは紅魔館に住む妖精メイドだろう。
人里に住んでいるような妖精がいるのかは不明だが、人間などへのイタズラが生き甲斐の妖精にとって、その人間の近くに住むケースはあまりないとも考えられる。

おそらくイタズラをするためと思われるが、人里にも出没はする模様。(求聞史紀)
そして捕まえられうっぷんを晴らされる訳である。(求聞史紀において阿求が推奨)

生態

三月精はごく普通に食事を取っている。そのため妖精は食事を取ることが可能だと考えられる。
ただ妖精の数を考えると、全ての妖精が食事をしていたら殆どの物が食べ尽くされそうである。
自然を元に生きている妖精は、その自然からの力があるため、食事は必須ではないようだ。

全ての妖精は食事をしない、あるいは必要性がないという1次設定は見当たらない。
妖精メイドは「給料は無く、代わりに紅茶と自由が与えられる」とあり、紅茶が必須なのかは不明だが、少なくとも飲んでいることは間違いなさそう。

2次創作ではごく普通に食事をするケースが多いと思う。

謎なのは三月精コミックで一度もトイレに行くシーン、あるいはトイレのような設備が見当たらないことである。
もしかすると人気アイドルのように食べはしても……? 触れない方が良いことなのかも…。
この件に関しては一部の専門家が2次創作などで疑問を解決してくれる事を期待…したらいいのか?

残念ながら、登場する妖精は全て服を着ているが、自然から誕生した直後からそうだとすれば、服も自分の一部という事になる。
三月精では服を着替える場面もあるので、自分の一部を放置するのは不自然という事になるが。
他にも服を洗濯している場面はないが、汚れてしまうことはあるようでいつの間にきれいになっているのか、変装する時や夜眠る時など以外は同じデザインの服を着ているので、その妖精自体の個性と関わりがあるのかもしれない。
(服がころころ替わったらマンガとか書く人が大変だろ! ごもっとも)

妖精は女・子供の遊びである弾幕ごっこをすることから考え、女の子であるか女性であるはずであるが、誕生の方法を考えると性別は不要であり、また1次設定で妖精は全て女性である、といった設定もなく(あったら是非修正を)ナゾが多い所である。もっともZUN氏がそう男を登場させるはずはない、という点では女性であるのかもしれない。
性別という概念が存在しないとか、人間をまねているのなら男の子の妖精が居てもおかしくはないが、性別に関して特に言及された妖精は居なかったはずである。

2次創作では希に男の子の妖精は見かけるが、頻度はかなり少ないように思う。たいていは女の子として書かれる。

何をしている?

妖精は人間に対してイタズラをすることを生き甲斐にしている者が多いようだ。
三月精に出てくるコーヒーなどの材料や道具は拾ってきたり盗んできたらしい。香霖堂も被害に遭っているようだ。
これもイタズラだが確かに人間には嫌われそうだ。

チルノはカエルを凍らせたりしているのは有名。
また、大ちゃんと一緒にかくれんぼをしていたと思われるシーンがあった。
他にも博麗神社の肝試しに参加した事もある。(三月精も参加)
妖精同士や他種族と遊ぶこともあるようだ。

紅魔館の妖精メイドはメイド長の十六夜咲夜によると、ほとんど役に立たないらしく、複雑な仕事をさせるには不向きなようだ。
頭はあまりよくないと言われているのは事実なのだろう。 →別項にて詳細
妖精メイドとして定着している様子があることから、最低限の知識があり簡単な手伝い程度ならできる模様。
具体的には掃除・洗濯・料理・楽器の演奏などが確認されている。

妖精と妖怪

妖精は妖怪になり得るらしい。
三月精のルナチャイルドは八雲紫に「あなたが一番妖怪に近い」と言われていたりする。 (東方小説)
チルノは東方花映塚にて四季映姫から 「貴方は妖精なのに強い力を持っています。貴方は自然の力で元に戻れない。ダメージを負うかも知れない。貴方が死ねば、きっと私達が貴方を裁く」(セリフから抜粋) と言われている。

チルノなど強い妖精は、妖精としての域をはみ出しかけていると言われ、その先は八雲紫のセリフを考慮すると、妖怪としての存在になるようだ。
詳細は不明だが仮に妖怪になるとすれば自然の力を頼って生きていく必要はなくなるため、元となる自然が無くなっても存在し続けられるだろう。
しかし妖怪は長寿だが不死ではなくなるため事故死や自然死などはあり得そうだ。
妖怪になることは妖精としての本当の死の1つかもしれない。

妖怪には長いとはいえ寿命があるため、どのように歳を取るのか、寿命はどのくらいなのか、子孫はどうなるのかといった謎がある。
現時点で東方Projectの妖精が妖怪になった事はない。(2次創作ではいくつかある程度)

能力、強さ

妖精は弱い。
その限度を超えて強くなることは、妖精ではなくなることを意味しているようなので、逆に言えば妖精=弱いと考えて間違いないだろう。

割と強い部類に入るはずの三月精が三人がかりで八雲紫と戦ったとき(相手が悪いとはいえ)ほとんど歯が立たず「超弱い」と評されている。
求聞史紀でも妖精の危険度は最高でもチルノとサニーミルクの「低」であり、他は極低となっている。

力関係は確実に 妖精<妖怪 であり、三月精の能力がうどんげや小町に打ち消されたように、超えられないようだ。

すばしっこいが捕まえさえすれば人間がイタズラの仕返しすることも可能と阿求が書いているように危険な存在ではないようである。 (求聞史紀)
ただし、チルノや春の時期のリリーホワイトは力が強いため一般の人間にとっては危険とのこと。 (求聞史紀)
同じように、「春を告げる妖精は危険なので絶対に近づいてはいけない」とサニーミルクが発言している。(三月精コミック 8話 春の幻 後編)

時にシャレにならないイタズラ(結果的に崖から人間を落とすとか)をして、それが危険な事はあるようだ。

東方キャラ全般の強さに関する考察は2次になるが「東方キャラ なんでも強さ議論スレ まとめWiki」などが詳しい。
妖精は多分一番下。

妖精内での強さ比較はあまりされていないが、ある程度確定している範囲では以下の通り。(追加の情報、異論などあれば修正希望)

春のリリーホワイトは危険、近づいてはいけない、というサニーミルクの発言から(三月精コミック 8話 春の幻 後編)
春のリリーホワイト > 三月精

チルノについて「力も周りの妖精より強い」「妖精の中では好戦的な部類」とある。(求聞史紀)
チルノ > 一般の妖精

四季映姫の発言を考慮すると、チルノは妖精という枠を超えようとしている?
チルノ > その他の妖精

妖精を超えそう(?)
チルノ

大妖精クラス
春のリリーホワイト・大ちゃん(2次創作)

いわゆるザコ妖精
三月精・春以外のリリーホワイト?・その他のザコ妖精など

知能、⑨?

妖精は頭が悪い。分かっている範囲の情報から推察すると、日本の小学生低学年くらいの事は考えられるようだが、個体差もそれなりにありそうである。
2次創作だと大ちゃんは特に頭がよいように描かれることが多いが、1次的には根拠はない。
チルノ=バカの設定についての詳細は「チルノ」の項目を参照。

どれくらいバカなのかを調べるというのは難しい事であるため、逆にどんなことができるかを上げてみる。

・会話 (ゲーム本編、コミック、他)
でリリーホワイトが「はるですよー!」しか喋らないという誤解が時折あるが、公式でリリーホワイトは会話できるとあるので、基本的にある程度の妖精なら会話ができる模様。道中のいわゆるザコ妖精が会話できるのかという事は不明。
難しい話をしようとしても話が通じないと言うことはありそう。チルノなど割と危険な妖精と遭遇した時に、ナゾナゾを言って考えている間に逃げればよいとあることからも明らか。(求聞史紀)
妖精と哲学について語るのは無理そうである。

・字が書ける (三月精コミック)
サニーミルクは書き初めで漢字を書いていた。チルノもひらがなの文章なら書けるようだ。たまに誤字有り。

・字が読める (〃)
書けるのだから当然か。妖精の中でもルナチャイルドは文々。新聞を愛読していたり、分からないこと(神棚について)があるとき本でそれを調べ、ある程度理解しているようだ。しかしこれはルナチャイルド特有の行動かもしれない。

・料理をする (〃)
スターサファイアは料理を作っている。作った料理の内容から考えると、火やお鍋・包丁なども扱えるようだ。料理の腕前を考えると結構なレベルである。

・春に冬の出来事を思い出す (三月精コミック・妖精大戦争)
チルノは冬にあった三月精からの宣戦布告を春に思い出せた。記憶としては残っていたようだ。(逆に言うと春まで忘れていた…)

主な出典

  • The Grimoire of Marisa
  • 東方三月精 ~ Strange and Bright Nature Deity シリーズ
  • 東方三月精 ~ Oriental Sacred Place.
  • 東方求聞史紀 ~ Perfect Memento in Strict Sense.
  • 東方文花帖 ~ Bohemian Archive in Japanese Red.
  • 東方香霖堂 ~ Curiosities of Lotus Asia.
  • 東方三月精 ~ Eastern and Little Nature Deity
  • ゲーム 東方Project シリーズ (旧作については情報不足です)
  • その他Wikiやニコニコ大百科記事、一部の二次創作

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関連項目

  • 東方Projectの登場キャラクター
  • 東方Project
  • 妖精記事の一覧

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