宮武外骨 単語


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ミヤタケガイコツ

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宮武外骨(みやたけ がいこつ)とは、ジャーナリストであり、新聞史家とも言われ、また江戸明治期の風俗研究家である。

香川県綾川町出身。外骨という名は本名であり、ペンネームではない。
本人もよくペンネームと間違えられたため、「是本名也」と彫られた印鑑を持っていた。
出生名は亀四郎というのだが、当時としては平凡な名前を嫌って、「亀は外骨内肉の生き物だから」と、自ら外骨と改名した。
戦後は漢字はそのままに「とぼね」と読みを改めている。

概要

明治時代に名を馳せたジャーナリスト。雑誌、著書などを多数発行した活動的な人物である。
反骨漢として知られ、政府への批判は弾圧されるようなことのある時代にあって、自分の言いたいことを言いまくったジャーナリストの鑑のような人物である。

ブラックジョークが好きで、大日本帝国憲法発布に関して「頓知研法」というパロディを作ったり(もっとも、ガイコツ(もちろん宮武のこと)が大臣に文章を渡す絵が、不敬罪に問われて4年近く投獄されるが)、伊藤博文や山県有朋がいつ死ぬか当てるという不謹慎極まりない企画をやったりしている。(勿論、企画した雑誌は発禁を食らった。)

生涯に関わった雑誌・新聞は数多いが、短命に終わった物も数多い。中には1号限りで廃刊したものも多数見受けられる。
コンピュータもない時代に絵文字のようなものを考案して使ったり、記事に縦読みを取り入れてみたりと、世が世なら2ちゃんねらーになっていたのではないかと言いたくなるようなことをしている。
同時代の奇人、南方熊楠と組んで「此花」という雑誌を出したこともあったが、趣味に走り過ぎて読者がついてこれずあっさり廃刊となっている。混ぜるな危険。

プライベートでは、大の女性好きでしられ、三度妻と死別して四度結婚している。四人目の奥さんをもらった時はもう70を過ぎていた。凄い。
一方子供には恵まれず、唯一の実子だった息子の天民は1歳で夭折、その後、子沢山だった弁護士の友人の娘、三千代を養子にしたが、この子も若くして亡くなった。その時の電報は捨てずに亡くなるまでずっと持っていたという。

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最終更新:2025/12/15(月) 13:00

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