小和田駅とは、静岡県浜松市天竜区にあるJR東海の秘境駅である。
1936年12月30日開業。単式ホーム1面1線。2008年までは相対式ホーム2面2線であった。
飯田線内では静岡県の最北端に位置するほか、静岡県・愛知県・長野県の境界線が目の前にある。
自動車では近づけないことから秘境駅として知られており、知名度は小幌駅に並ぶ。
かつては駅周辺に集落などがあったのだが、佐久間ダムによる水没の関係で集落が移転してしまったため、現在は約20分歩いたところにある1軒と、かなり離れた場所にある塩沢集落の数軒のみ。塩沢集落からこの駅へのルートは極めて険しい山道であるため、当駅は先ほど述べた1軒専用になっている状態である。
自動車では近づけないため、郵便配達や警察官は飯田線を使用している。
1993年に皇太子妃雅子が皇太子徳仁親王と結婚したときには、多くの利用者が乗降し、水窪町主催の結婚式も行われた。なお、自動車ではアクセスできないので、臨時列車「花嫁号」を運行し、一日駅長(先ほどの1軒に住む男性)まで登場した。この時に自動販売機が設置されたようだが、乗降客は少なくなり、1999年に使用中止されて放置されている。
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最終更新:2025/12/10(水) 21:00
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