岡島秀樹(おかじま ひでき)とは、オークランド・アスレチックスに所属するプロ野球選手(投手)である。
愛称は「オカジ」、アメリカでは「オーキー」
東山高校から1994年にドラフト3位で読売ジャイアンツに入団。
投球時に、腕を振り下ろすと同時に目線も下がる独特な投法と、そこから繰り出される縦変化の大きいカーブが持ち味。(ただし、リリース前後にはきちんと捕手方向を見ている)
連投も気にならない体の丈夫さも魅力で、主に中継ぎ、抑えで活躍したが、コントロールが安定せずに自滅する場面も多々見受けられた。
2006年、シーズン開幕直前に、實松一成、古城茂幸とのトレードで北海道日本ハムファイターズへ移籍。
ホーム球場が広くなったことで思いきった投球ができるようになり、押本健彦、武田久、マイケル中村らともに盤石のリリーフ陣を形成。リーグ完全優勝と日本一に大きく貢献した。
この年のオフにFA権を行使し、MLBのボストン・レッドソックスへ移籍。
同時に入団を決めた松坂大輔よりも時期は早かったものの、100万ドルの男と評された松坂と比べると、話し相手程度の前評判でしかなかった。
しかし、メジャー公式球ではカーブがうまく制御できないと知ると、持ち前の器用さでSFFの握りを応用させたチェンジアップを修得。4月にア・リーグ月間最優秀新人を獲得、登板はなかったもののオールスターにも選出されるなど66試合27ホールド防御率2.22と文句なしの成績でシーズンを終えた。ポストシーズンでもシーズン同様の活躍をし、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
2008年に左手首を痛めて一時成績を落とすものの復調し、防御率2.61と活躍した。
2009年は防御率こそ3点台だったものの6勝0敗24ホールドでチーム最多登板を記録した。
2010年は開幕から不調で故障のためDL入り。復帰後は好投を見せたが防御率4点台と大きく成績を落とした。オフは翌年の契約を提示されずノンテンダーFAとなったが、レッドソックスと1年契約で再契約を結んだ。
2011年はメジャーでは7試合の登板に終わり、大半をAAAで過ごした。オフ、ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだがメディカルチェックに引っかかり破談。その後、日本復帰を表明し、福岡ソフトバンクホークスに入団した。
2012年は開幕から26試合連続無失点、同じく46試合連続自責点0と絶好調。主にセットアッパーとして起用され、8月後半からは守護神も務めた。最終的に56試合に登板し0勝2敗9セーブ24ホールド、防御率0.94、WHIP0.84という好成績を収めた。オフにメジャー復帰を目指し自由契約となり、オークランド・アスレチックスとマイナー契約。
2013年は開幕をマイナーで迎えたが、5月17日にメジャー昇格したが、9月3日にロースターから外れた。
NPB時代を含む2000年から11年連続40試合登板、2006年から5年連続55試合登板と鉄腕である。
(2012年終了時点)
| 通算:18年 | 登板 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NPB(13年) | 495 | 2 | 1 | 34 | 34 | 50 | 45 | .500 | 689.2 | 301 | 717 | 3.20 |
| MLB(5年) | 261 | 0 | 0 | 17 | 8 | 6 | 85 | .680 | 246.1 | 86 | 215 | 3.11 |
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最終更新:2025/12/06(土) 01:00
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