岸田文雄とは、自由民主党の衆議院議員(広島1区)である。第27代自由民主党総裁、宏池会会長。
令和3年10月4日の臨時国会で、第100代内閣総理大臣となる 。
昭和32年7月29日、東京都渋谷区生まれ[1] 。
昭和57年、早稲田大学法学部卒業、同年日本長期信用銀行入社。
昭和62年、父・岸田文武衆議院議員の議員秘書となる[2] 。
平成4年に父の文武氏を亡くすと立候補することを決め[3] 、翌年平成5年、第40回衆議院議員選挙・広島1区にて衆議院議員に初当選する[4] 。
平成9年、青年局長。
平成12年、広島県支部連合会会長、商工部会長。
平成13年、経理局長に就く。平成16年再任。
平成20年、消費者問題調査局長、道路調査会副会長兼事務局長、団体総局長。
平成22年、広島県支部連合会会長。
平成23年、国会対策委員長。
平成24年、宏池会会長。
平成29年、政務調査会長[5] 。
令和3年、内閣総理大臣。
平成30年4月12日の宏池会例会にて、安倍政権での森友・加計問題を始めとする行政や政治の信頼が揺らいでいることについて、「深刻に受け止めなければならない」、「政府においてしっかりと説明責任を果たしてもらわなければならない」と述べる。また韓国のイ・スフン駐日大使と会い、「南北会談、あるいは米朝首脳会談、これらを前にして日米韓の連携は重要である」、「今年はかつて小渕総理と金大中大統領が結んだ日韓パートナーシップ宣言20周年という節目の年」、「ぜひ日韓関係を前進していきたい」とのやり取りをしたことを報告をする[6] 。
同年5月24日の自民党財政再建特命委員会についての記者会見において、「2020年までのプライマリーバランス(PB)黒字化ということが困難になったが、PB黒字化という大きな目標は掲げ続け、そのために努力を続けていくということも選挙の公約として掲げた」、「政府においても今年の骨太の方針に向けて財政再建に向けての新たな目標、計画を明らかにするとしているが、党においてもぜひこの議論をしっかりリードしなければならない」と述べた[7] 。
同年10月11日宏池会懇談会にて、政務調査会改革として、総裁直属の79条機関の整理縮小を安倍晋三総理大臣に申し入れたことを報告した。また130ある組織の整理や部会の権限強化、ペーパーレス化を改革の柱にすると述べた[8] 。
平成31年1月10日ぶら下がり会見にて、韓国の文在寅大統領が年頭の記者会見を行い、日韓関係の悪化について「日本の政治家が政治争点化し、拡散させていることは賢明な態度ではない」と述べ、日本の対応に問題があるとの認識を示したことに対して[9] 、「求めているのは国際的な条約や約束について、しっかり守られるべきこと」、「国際法違反の状態を是正する責任は韓国側にある」。「今回の大統領の発言については、いま申しあげたような状況を踏まえたうえでの発言とは思えず、大変残念」と述べた[10] 。
平成11年、第二次小渕恵三内閣で建設政務事務次官。
平成12年、森喜朗内閣で同政務事務次官。
平成13年、小泉純一郎内閣で文部科学副大臣。日韓サッカーワールドカップ開催に尽力[11] [12] 。
平成19年、第一次安倍改造内閣で内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方・国民生活・科学技術政策・再チャレンジ・規制改革担当)。
平成20年、福田康夫内閣で内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方・国民生活・科学技術政策・規制改革・消費者行政推進・宇宙開発担当)。
平成24年、第二次安倍内閣で外務大臣。その後、平成25年の安倍第二次改造内閣、第三次安倍内閣、平成27年の第三次安倍改造内閣、第三次安倍第二次改造内閣でも外務大臣を務める。
平成29年、憲政史上初となる外務大臣と兼任する形で防衛大臣に就任[13] 。
令和3年、9月29日に開催された自民党総裁選挙で総裁に就任し、10月4日に第100代目の内閣総理大臣に就任
平成25年1月28日、アメリカ合衆国のヒラリー・クリントン国務長官と日米外相会談を行う。その中で、バラク・オバマ大統領のアジア太平洋地域重視の姿勢を歓迎する旨述べ、在日米軍について現行の日米合意に従って進め、TPPについては緊密な連携、「2030年代に原発稼働をゼロにする」との前の野田佳彦政権の方針については再検討が必要、国際的な子の奪取に関するハーグ条約に早期の国会承認を目指すことで一致した[14] 。
同年8月6日、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に安倍晋三首相、田村憲久厚生労働大臣と共に参列。その後被爆者代表らと話し合いをした[15] 。8月9日、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に安倍首相、田村厚生労働大臣と共に参列。同じ日に、同年4月に自身が立ち上げを表明した「ユース非核特使」の委嘱式を行う[16] 。
平成26年4月11日及び12日,広島において,軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)広島外相会合が開催され、議長として参加。「核兵器のない世界」を目指し、NPT運用検討会議の成功させることを宣言した[17] 。
平成27年6月3日、UN Womenのインタビューに答え、同組織の中核予算に約500万ドル、非中核予算(プログラム・プロジェクト)に1400万ドル以上を拠出したと述べた。インタビューの中で安倍晋三首相の「ジェンダー平等に取り組んでUN Womenの有力拠出国になりたい」というメッセージを強調した[18] 。
平成27年12月28日、韓国の尹炳世外交部長官と会談。日本軍従軍慰安婦問題について、当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している旨を伝えた[19] 。
平成28年5月17日、訪日したオバマ大統領を、平和記念資料館前において,湯崎英彦広島県知事,松井一實広島市長らと共に、出迎えをする。資料館はオバマ大統領に、岸田大臣から,資料館の概要及び佐々木禎子さんの折り鶴を含むいくつかの展示物について説明をする[20] 。
平成29年11月27日及び28日に、広島市で有識者を招いた、核軍縮の実質的な進展のための賢人会議第1回会合を開催する[21] 。
2017年9月14日、母校・私立開成高校OBの国会議員やキャリア官僚らでつくる同窓会「永霞会(えいかかい)」の設立総会が開かれ、会長に就いた。同会は、岸田総裁誕生への布石と見られている[22] 。
2018年9月、安倍晋三氏が自由民主党総裁に再任されたことで、2021年9月末まで最長で安倍内閣が続くこととなり[23]、その後の総理総裁候補が争われている [24] 。なお2018年自由民主党総裁選に出馬しなかったのは、安倍総裁からの“禅譲”の約束があったからだとされている[25] [26] 。
2018年11月10日付の産経新聞のインタビューに答え、「(広島東洋)カープも次を目指してもらって、私も『次』を頑張ります」とポスト安倍への意欲を見せている[27] 。
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最終更新:2025/12/16(火) 12:00
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