忍者くん 阿修羅ノ章

忍者くん 阿修羅ノ章とは昭和62年(1987年)に稼働開始したUPLのアーケード用アクションゲーム。MSX2やファミコンにも移植された。Wiiバーチャルコンソールにてファミコン版が配信されている。

概要

サイドビューのアクションゲームで、主人公の忍者くんを操作しながら進み、最終面の阿修羅を倒すことが目的。ステージは全31面。

アクション性、ステージ構成、敵キャラの種類、音楽、演出、全てにおいて前作『忍者くん 魔城の冒険』を大幅に上回るアーケード黄金時代の名作。

ゲームシステム

アクション

今作では手裏剣の他、いくつかの武器を入手して使うことが出来るようになった。敵にぶつかることで気絶させるアクションが前作から引き継がれている他、新しい操作方法として「壁をよじ登る」「壁を蹴って三角飛びする」「水中を泳ぐ」等のアクションが追加された。これによって通常では進めないような場所へも進むことが可能になったため、ステージ構成のバラエティが豊富になり、前作に比べゲーム性を飛躍的に高めた。

武器一覧

武器はデフォルトでは手裏剣しか使えないが、ボーナスステージをクリアすると師匠から新しい武器をもらうことが出来る。もらえる武器は以下のとおりで、火炎の術以外は一度もらうと無くならない。

• 鎌手裏剣・・・投げるとブーメランのように戻ってくる。
• 爆弾・・・放物線状に投げる。敵や壁にぶつかると爆発する。ボタンを長押しすると飛距離が伸びる。
• 火炎の術・・・全方向に一定距離の炎を放つ。一定時間しか使えない。ときとばしょをえらんでつかうのだぞ。
• 三連射・・・武器を三連射出来るようになる(デフォルトは二連射)。これをさずけよう。

敵キャラ

敵キャラの数は前作に比べ大幅に増えており、アーケード基板の性能の向上によって大きな敵キャラも画面上に表示可能になった。

• 黒子・・・手裏剣で攻撃してくる。
• だるま・・・鎌手裏剣で攻撃してくる。
• カブキ・・・上下する人魂を投げて攻撃してくる。
• カミナリ小僧・・・高速の雷を投げて攻撃してくる。
• シシマイ・・・火を吐いて攻撃してくる。吐いた火は消えずに残る。
• ガイコツ・・・画面端まで届く刀を投げて攻撃してくる。
• ヨロイ・・・画面端まで届く矢を放って攻撃してくる。一度気絶させないと倒すことができない。
• 魚・・・水中の敵。触れるとミス。
• タコ・・・水中の敵。触れるとミス。
• ミジンコ・・・水中の敵。触れるとミス。でかくてキモイ。
• 龍・・・水中の敵。触れるとミス。倒せない。
• 大魚・・・手足が生えているでかくてキモイ魚。倒せない。
• 目玉・・・大量に現れることが多い。当たってもミスにならないが、体当たりで気絶させられることがある。
• コウモリ・・・洞窟ステージで大量に現れ、倒しても無限にわいてくる。触れるとミス。
• 飛ぶガイコツ・・・洞窟ステージで大量に現れ、倒しても無限にわいてくる。触れるとミス。
• トカゲ（ミニドラゴン）・・・緑色の大きなトカゲ。攻撃しても倒せない。自機に近づき、ゲンコツで気絶させてくる。
• 大グモ・・・素早い動きで近寄ってくる。当たるとミス。
• ナマズ・・・くちびるおばけ。素早い動きで近寄ってくる。当たるとミス。
• 大だるま・・・飛び跳ねて地面を揺らしながら登場する。
• 大ガイコツ・・・洞窟ステージで現れる巨大なガイコツ。刀を振り回している。
• 大魔神・・・洞窟ステージで現れる。刀を振り回している。大ガイコツよりも耐久力が高い。
• 阿修羅・・・ラスボス。

ボーナスステージ

3の倍数のステージがボーナスステージで、どのステージも癖があり難度が高い。出口に到達すると武器をもらえるが、鳥居に入ってギブアップすることも出来る。クリアすると「祝」の字と共にカラフルな集中線が画面いっぱいに表示される。

その他

• バグの多いゲームで、修正やバランス調整が施されたバージョンが複数存在する（主に流通したものは3種類）。
• 永久パターンが可能であるため、ランキングではロースコアの争いとなる（大体、60万点台）。
• MSX2版は爆弾の連射や距離調整が出来ないなど、ゲーム性に問題がある（移植はHAL研究所）。

ピコカキコ

	洞窟のテーマ
	水中のテーマ
	ボスのテーマ
	ゲームスタート
	ミス
	ゲームオーバー
	やったー！うきゃきゃ
	エンディング

関連動画

関連項目

• UPL
• 忍者くん
• ゲームのタイトル一覧