『怒首領蜂大往生』とは、CAVEが開発した縦スクロール弾幕シューティングのことである。
1000年前、無人の機械兵器同士による世界大戦があった。人類の代理戦争であったはずの戦いは、やがて人の手でコントロール出来なくなるまでに拡大。全てを失った人類は、過ちを二度と繰り返すまいと、月にその兵器たちを封印したのだった。
そして現在は、人類に行えないことは全てロボットに任せられるほどに技術が再発展した時代。人々は平和を謳歌していたが、月において封印されていた機械兵団が復活、地球侵攻の動きを見せていることが確認され、国連軍は月の首都・月華僑(ルナポリス)へ向けて先制攻撃を仕掛けていった。
プレイヤーは国連軍の戦闘員の一人となり、知性や感情を持つ兵器強化用人型機械「エレメントドール」らと協力して、再び行われる機械対機械の戦いへ身を投じることとなる。
全5面構成。
5面の最深部にいるラスボス、「最終鬼畜兵器・黄流」第一形態を撃破すると、一周目クリアとなる。
一周目には第二形態は存在しない。
緋蜂を除くボス名は中国の伝説上の神獣が、ステージの曲名はSTGを製作している会社名が元ネタとなっている。BGM製作は、有限会社ベイシスケイプの並木学。
| 舞台 | ボス |
ステージ曲名 |
|
| 1面 |
月・首都 月華僑(ルナポリス) |
大型制空戦闘機 凄駆(スザク) |
東亞(とうあ) →東亜プラン |
| 2面 |
湿地帯 |
局地用浮揚戦車 百虎(ビャッコ) |
彩虹(さいこう) →彩京 |
| 3面 |
月上空 (衛星軌道上) |
軌道衛星防衛艦 厳武(ゲンブ) |
凄舞(せいぶ) →セイブ開発 |
| 4面 | 坑道 |
局地用浮揚戦艦 逝流(セイリュウ) |
錯節(さくせつ) →サクセス |
|
5面 |
蜂の巣 |
一周目 最終鬼畜兵器・黄流(コウリュウ) 二周目 黄流 第一形態・第二形態 極殺兵器・緋蜂(ヒバチ) |
胎慟(たいどう) →タイトー |
他のBGMは以下の通り。
| 場面 | 曲名 | 元ネタ |
|---|---|---|
| 機体選択 | 霧警 | NMK |
| ボス戦 | 焚身 | 匠 |
| 面クリア | 獲者 | トレジャー |
| ゲームオーバー | 頼尽 | ライジング |
| ネームエントリー | 哀夢 | アイレム |
ゲーム開始時、プレイヤーは自機のほかに、「エレメントドール」と呼ばれる女性型アンドロイドを選択する。エレメントドールによってショット・レーザーの得手不得手があったり、ボムの所持数が変わる。エンディングは、各エレメントドールのものが用意されている。
前作「怒首領蜂」と同様、本作品にも、非常に難易度の高い「二周目」が存在する。
二周目に突入するためには、一周目をノーコンティニュークリアし、かつ
・ミス回数が2ミス以内
・ボム使用回数が3回以下
・蜂アイテムパーフェクト(各ステージに存在する10個の蜂を全てノーミスで回収)が3ステージ以上
のうちいずれかを達成しなくてはならない。
条件を満たしてクリアすると、次のような文章が画面に表示される。
このさきには
暴力的で
鬼のような
極殺兵器どもが
あなたをまっています。
そ れ で も プレイしますか?
⊂はい⊃ いいえ
「はい」を選択すると、二周目に突入する。
二周目に突入すると、一周目クリア時に所持していた残機がすべて没収されてしまい、被弾即ゲームオーバー、という状態からスタートすることになる。敵の弾幕も一周目に比べて凶悪化しており、5面のラスボスである黄流には第二形態が存在する。
黄流第二形態を撃破すると、真ボスである「極殺兵器・緋蜂」が登場し、これを倒してようやく二周目クリアとなる。
本作にはそれぞれ「白」、「黒」と呼ばれるバージョンがあり、さらに家庭用ハードへの移植版にはアレンジを加えた別モードが用意されている。以下にその概要を述べる。
いわゆる通常版。現在ゲームセンターで見かけることができるものは大抵がこれであり、普通『怒首領蜂大往生』と言えばこのバージョンを指す。PS2、XBOX360のどちらでもプレイすることが出来る。
後述するブラックレーベルに対して、「白版」または「白往生」と呼ばれることもある。
通常版にいくつかのマイナーチェンジを施したもの。通称は「黒版」もしくは「黒往生」。
ブラックレーベルの基板では通常版、ブラックレーベル版の両方が収録されており、起動時にどちらをプレイするか選択できる。
具体的には、
・難易度が若干下げられて初心者にも遊びやすくなっている。ただしノーミスノーボムで進んだときのランク上昇度は通常版を上回る。
・ゲームスタート時に2周エンドか1周エンドか選択できるようになった。1周エンドでは1週目でも黄流第二形態と緋蜂が出現する。
バージョンアップではなく限定生産による販売であったため、現在ではゲームセンターで見ることは稀になっている。こちらはXBOX360版にのみ収録されている
2003年に移植されたPS2版に搭載されたモード。
いわゆるボスラッシュモードで、道中が存在しない代わりに、一周目から、通常モード二周目と同程度の弾幕、その上常に最高ランクに近い状態で戦うことになる。(ランクは固定)
一周目のラストには「緋蜂・改」が登場する。これは、弱体化した緋蜂が二匹同時に登場するというものであり、これを倒すと二周目に突入する。
二周目は一周目よりもさらに難しくなっており、ラストには「真・緋蜂・改」が登場する。これを倒すことでようやくクリアとなるが、いまだにクリア者が存在していない。この事実から、史上最凶の難易度として有名。
達成不可能と思われていたこの最凶難易度、ついにクリア報告が!!
2010年9月18日 17時50分…。
XBOX360版に搭載された専用モード。一周目のみだが、ラストに緋蜂も登場する。システムに「オートボム」や「ハイパー時の弾消し」など、『怒首領蜂大復活』で見られたものを採用し、さらに初心者にとって遊びやすくなっている。また、新エレメントドール・バイパーが追加された。
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最終更新:2025/12/07(日) 03:00
最終更新:2025/12/07(日) 02:00
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