愛宕(艦これ) 単語


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アタゴ

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ぱんぱかぱーん!

愛宕(あたご)とは、日本帝国海軍が保有していた重巡洋艦

――を、モデルとした、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する艦娘である。CVは東山奈央。

高雄型2番艦、愛宕の概要よ、うふふ

愛宕、抜錨しまーす!

ぱんぱかぱーん金髪ロング、群青色の軍服に身を包んだ美女。明朗にして溌剌な女性であり、感情豊か。しっかり者の姉に対してマイペースなキャラ付け。

いわゆる「綺麗なお姉さん」像の王道を往く癒し系キャラクターで、秘書は彼女と決めている提督も多いだろう。本項冒頭の「ぱんぱかぱーん」も彼女の名台詞といえる。[1]

彼女を語る上で外せないのが巨乳ネタ。まず見た目からして分厚い軍服の上からでも分かる自己主張の強さが特徴。実際豊満である。また、「タンクが重くて肩が凝る」、「改造は受けたけど、“そこ”は自前である」という台詞もある。

そして期待される中破グラフィックであるが、彼女の場合、「服が脇腹を中心に剥離」したような姿となる。ボディペイントとも揶揄される、金属片が千切れ飛んだような独特のグラフィックだが、下着らしき破片が一切無いのでこれまた刺激が強い。同じ軍服かつグラマーな姉の高雄(艦これ)共々、レアリティは並だが人気が非常に高い。

そして特徴的なのは、愛宕との会話では提督がプレイヤーの意思を離れてセクハラに傾倒する点。先述の改造の件はもちろん、けっこう危ない言動をしている模様。この提督、理性から逃亡した罪で即刻銃殺刑されるのではなかろうか。

しかし、愛宕自身は満更でもないらしく、甘えん坊だと言って許すなど、包容力も実際豊満であった。メタ的な表現をすれば「艦これ」という作品の需要を象徴したキャラといえよう。

ゲーム本編以外でも彼女の知名度の高さは健在で公式監修のコミックや小説、アーマーガールズプロジェクト(AGP)を始め立体化フィギュアや各種プライズアイテムでも愛宕がかなりの割合で入っており、彼女もまた「艦これ」の顔と云える存在かもしれない。

ゲーム的なおはなし

見た目や言動に関するネタばかりに話を持っていかれがちだが、その性能も悪くは無い・・・どころか重巡カテゴリの中でほぼ最強と言っていいレベルであり、一線で活躍させるに足る。

通常、同型艦の中ではネームシップだけ若干優遇されるところ、高雄型ネームシップである姉の高雄と全く同じステータスをしている(後述の就役が高雄より早かった点を反映したのだろうか?)。火力と雷装は妙高型ネームシップ妙高と並んで重巡トップタイ、 耐久は高雄と共に単独トップ、装甲も僅差で2番手。その他の能力もいずれも重巡平均レベルと同じかそれ以上をマークしており隙が無い。

・・・というのも今は昔。現在は妹の摩耶・鳥海、妙高型全員に改二が実装されており、耐久以外のすべてのステータスで後塵を拝している。が、裏を返せばまだ改二を残しているため今後の活躍を期待できるともいえよう。

重巡洋艦なので夜戦では凄まじい火力を発揮し、当然三式弾も搭載可能なので、イベントマップや空母が多い海域では彼女の力を借りた提督も大勢いたと思われる。

史実ね、うふふ

「愛宕」は高雄型重巡洋艦2番艦として、呉海軍工廠で建造された。"愛宕山"は全国何処にでもあるほどありふれた山名(一説では全国で50以上あるらしい)だが、「愛宕」は愛宕神社の総本山を有する京都の愛宕山から、とされている。 姉にあたる高雄に対し突貫作業で建造されたため、就役はより早く、高雄型のことを「愛宕型」とする資料があるほど。1932年3月30日就役。

その後、1938年4月~39年10月にかけて艦橋を小さくする等の近代化改修が行われる。そこは自前よ?

1941年10月には、妹の「摩耶」から第2艦隊旗艦を受け継ぎ、沈没するまでその役目を全うすることになる。

太平洋戦争では、主に南方での戦役に従事。ガダルカナル島の戦い等に名を連ね、その中で順当に戦果を上げてゆく。 が、 第三次ソロモン海戦以降の日米両者の戦術的理解や技術力の差、圧倒的な物量の差、さらには熟練乗組員が失われていくことによる練度の低下に、次第に苦境に立たされてゆく。

1944年10月。レイテ沖海戦にて、「愛宕」は栗田艦隊旗下の第2艦隊旗艦として出撃するが、10月22日、レイテに向かう途中のパラワン水道で米潜水艦「ダーター」によって右側を4発の魚雷で抉られ、浸水。左舷への注水も間に合わず、転覆の後に沈没した。[2]

1944年12月20日、除籍。

時を経て、対潜能力をヘリコプターに任せるようになった時代に、日本海上自衛隊のイージス艦「こんごう型護衛艦」がヘリの搭載能力を持っていないことが問題視された。

そのため、一回り大きくしてヘリ搭載能力を得た新型護衛艦が就役することになり、その名には護衛艦に山の名前を当てる日本自衛隊の命名規則から「あたご」が選ばれた。現時点で最新鋭となるイージス艦「あたご型護衛艦」の1番艦「DDG-177 あたご」の誕生である。イージスシステムもこんごう型からバージョンアップしており、「デカくて頭がいい」世界基準トップクラスのイージス艦である。2007年3月に就役。2016年1月現在、第3護衛隊群第3護衛隊に所属し、定係港は舞鶴。

重巡「愛宕」の前にその名を持つ予定だった艦に、天城型巡洋戦艦3番艦「愛宕」がある。つまり、「愛宕」は予定通りだった場合、4番艦「高雄」ともども、「赤城」の妹になっていたかもしれなかった。実際には天城型巡洋戦艦の3番艦以降は計画段階で中止となり、その名前だけが重巡洋艦に流用された。

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私の記事、分かってもらえましたか?うふ♪

脚注

  1. *なお、この「ぱんぱかぱーん」は東山奈央のアドリブだったことが後に本人のインタビューで明らかにされている(『艦娘型録』P.357より)。
  2. *このとき姉の「高雄」も「ダーター」の魚雷により一時航行不能になるほどの大破により艦隊から脱落、妹の「摩耶」は潜水艦「デイズ」にやられ沈没、さらに「青葉」も潜水艦「ブリーム」の攻撃により大破・航行不能となり、栗田艦隊は戦う前に重巡4隻を失うという状況になった。これによる防空能力の低下が、続くシブヤン沖海戦での「武蔵」の喪失に繋がったのではないか、とする説もある。

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