戦姫絶唱しないシンフォギアとは (センキゼッショウシナイシンフォギアとは) [単語記事]

戦姫絶唱しないシンフォギアとは、戦姫たちが一切絶唱しないほのぼのとした日常を描いたオリジナルショートアニメのことである。

概要

「戦姫絶唱シンフォギアG」および「戦姫絶唱シンフォギアGX」のBlu-ray&DVDの映像特典として新たに制作されたショートアニメ。本編とは異なり、デフォルメされたキャラクターたちによる本編では語られなかった日常の一幕が描かれている。

僅か10分程度のストーリーではあるが、本編終了後の後日談や本編中の裏話などを見ることができる点が本作品の魅力の一つである。あとアイキャッチのノイズさんとかが可愛いのも魅力。なお、一部の内容はGX本編中にもさり気なく触れられており、未来が持っていたクリスの部屋の合鍵やクリスの部屋の仏壇などは戦姫絶唱しないシンフォギアが初出の設定である。

戦姫絶唱シンフォギアGでは5巻ならびに6巻に収録されており、5巻に収録された話では一期の本編終了後からG本編開始前までのストーリーが、6巻に収録された話ではG本編の開始直前から中盤、そして本編終了後までのストーリーが断片的に描かれている。
また、戦姫絶唱シンフォギアGXでは前作よりも収録巻数が増え、3巻から6巻に収録されており、こちらもG終了後からGX本編開始前までのストーリーや、本編中の裏話が描かれている。なお、5巻に収録されているものは全てGXに登場するキャロルとオートスコアラー関連のストーリーである。

現在、戦姫絶唱シンフォギアYouTube公式チャンネルにおいてキャストや制作陣がシンフォギアのベストシーンを選ぶ「ベスト・オブ・シンフォギア」という企画動画が公開されているが、そこで戦姫絶唱シンフォギアの原作者である金子彰史氏が選ぶベスト・オブ・シンフォギアは何故かこの戦姫絶唱しないシンフォギアであった。
なお、他のキャストや制作陣は普通に本編中の一幕、特に同じく原作者である上松範康氏は戦姫絶唱シンフォギアシリーズでも屈指の名シーンである第一期12話ラスト（所謂「シ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ！！！！」のシーン）を選んでいる。因みに本人曰く他の人と被らないようにという配慮によるもののようである（Twitter発言）。
何はともあれ円盤購入者だけが見ることができる映像特典である本作品を、一部ではあるが誰でも無料で見ることができる数少ない機会なので、円盤を持っていない方は是非とも見てみるといいだろう。可愛らしいクリスとマリアがキミを待っている。

また、期間限定公開であるが戦姫絶唱シンフォギアGXに収録されている戦姫絶唱しないシンフォギアの一部の話が同YouTube公式チャンネルにおいて先行公開されており、こちらは各巻から2,3話程がピックアップされている。こちらも誰でも無料で見ることができるので、円盤を持っていない方や円盤購入を検討している方は一見の価値はあるだろう。なお、2016年3月時点ではまだ公開されているが期間限定公開と明記されている為、配信が終了する可能性があることは注意したい。

エンディングテーマ（GX収録分のみ）

「いつかの虹、花の想い出」

作詞 - 上松範康 / 作曲・編曲 - 岩橋星実 / 歌 - 立花響（悠木碧）×小日向未来（井口裕香）

戦姫絶唱シンフォギアGXに収録されている戦姫絶唱しないシンフォギアには新規に響と未来の陽だまりコンビによるエンディングテーマが制作された。二度もすれ違って仲直りした二人による、ほのぼのとした曲は必聴である。
響にとってはGでの特訓シーンで師匠と共に歌った『英雄故事』に続いて二曲目となる非戦闘曲となっている。また、一期二期と何らかの形で歌を披露していた未来にとってはGXにおける唯一の曲となっている。
なお同曲はシンフォギアGXのBD&DVD3巻に追加収録されている。

因みに同曲中で響が未来に作って欲しい料理名として挙げている『仏跳牆（ファッテューチョン）』とは高級乾物を何時間や何日もかけて煮込んで作られる福建料理の伝統的な高級スープのことであり、高いもので云十万円もする代物である。とてもじゃないが普通の女子高生がおいそれと作れるようなものではないだろう。当然、嫁にも無理難題と断られている・・・。

2016年2月にブドウ缶武道館にて行われたシンフォギアライブ2016において悠木と井口の両名によりこの曲が歌われた。ステージ上での2人のラブラブ度合いは正に『響と未来』のソレであった。ライブBDの発売は既に決定しているため、公式からのアナウンスを心待ちにしよう。