東方昭和伝第五部の年表その1

東方昭和伝第五部の年表その1とは、eleven氏制作動画シリーズ「東方昭和伝」第五部の年表のうち、北一輝と永田鉄山の人物年表である。

概要

 

北一輝	永田鉄山
明治16年（1933年）4月3日 　新潟県佐渡に生まれる　初名：輝次
	明治17年（1934年）1月14日 　長野県諏訪に生まれる
１８９４年～９５年　日　清　戦　争
明治30年（1897年） 　旧制佐渡中学に入学
明治31年（1898年） 　飛び級で３回生に進学	明治31年（1898年）9月 　東京陸軍幼年士官学校入学
明治33年（1900年） 　５回生の進級に失敗　眼病を患い退学
明治34年（1901年） 　上京　社会主義運動に関心を持つ
明治36年（1903年） 　父が死去　10月に「輝次郎」と改名 　地元の「佐渡新聞」紙上で日露開戦論などを発表 　上京し、早稲田大学の聴講生	明治36年（1903年） 　士官候補生　歩兵第３連隊付
１９０４年～０５年　日　露　戦　争
	明治37年（1904年） 　陸軍士官学校卒業（16期）　陸軍歩兵少尉に任官
明治39年（1906年） 　5月9日に「国体論及び純正社会主義」自費出版（14日発禁） 12月、「自殺と暗殺」発表
明治40年（1907年） 　中国（清国）の革命家・孫文が日本へ亡命 　代わって清国内では宋教仁（そう きょうじん）系の民族主義的革命派が力を得、北もこれに協力する
	明治41年（1908年） 　陸軍大学校入校
	明治43年（1910年） 　陸軍大学校卒業（23期） 　次席となり（首席は梅津美治郎）「恩賜の軍刀」を賜る　同期生に小畑敏四郎・蓮沼蕃・前田利為（旧・加賀藩主家）
明治44年（1911年） 　10月、清国で辛亥革命勃発　11月、宋教仁からの招請電報に応じ上海に渡る
１９１２年　明治天皇崩御　大正天皇即位
大正2年（1913年） 　3月、宋教仁が上海で暗殺される　北も葬儀に参加し、宋の亡霊を見る
１９１４年～１８年　第　１　次　世　界　大　戦
大正4年（1915年） 　２月、大隈内閣は『対華二十一か条要求』を中華民国大総統・袁世凱に提出　北、これを批判 　１２月、「支那革命党及革命之支那」（「支那革命外史」の８章「南京政府崩壊の経過」まで）を執筆して印刷し配布　これが満川亀太郎、大川周明と結ばれる契機となる
大正5年（1916年） 　「北一輝」に改名
大正８年（1919年） 　中国で「五・四運動」起こる 　7月、一か月の断食 　8月、「国家改造案原理大綱」執筆開始　23日に大川周明が訪れて帰国を促し、「国家改造案原理大綱」の前半部分を持ち帰る 　12月、上海より帰国
大正9年（1920年） 　1月、前年に大川周明が設立した「猶存社」に加入　大川が持ち帰った「国家改造案原理大綱」を、ガリ版刷りにして４７部作成、秘密頒布 　6月、岸信介が来る	大正9年（1920年） 　駐スイス大使館付駐在武官 　「国家総動員に関する意見」執筆
	大正10年（1921年） 　10月ごろ、小畑敏四郎・岡村寧次・東条英機らと【バーデン・バーデンの密約】を結ぶ
１９２２年　ワシントン軍縮会議
大正11年（1922年） 　4月、西田税が来る
大正12年（1923年） 　2月、大川周明と対立し猶存社解散 　5月、「日本改造法案大綱」を一部削除の上で改造社より出版	大正12年（1923年） 　8月、任陸軍歩兵中佐　作戦資材整備会議幹事
	大正13年（1924年） 　12月、陸軍技術本部附　兼・陸軍省軍務局課員　兼・陸軍大学校兵学教官（軍事課高級課員）
大正15年（1926年） 　十五銀行の乱脈経営を攻撃するパンフレット配布 　宮内省怪文書事件で逮捕	大正15年（1926年） 　4月、国家総動員機関設置準備委員会幹事 　10月、陸軍省整備局動員課長（初代）　陸軍会計経理規定整理委員
１９２６年　大正天皇崩御　昭和天皇即位
	昭和2年（1927年） 　3月、任陸軍歩兵大佐
	昭和3年（1928年） 　3月、歩兵第三連隊長
	昭和4年（1929年） 　5月19日、一夕会結成
１９３０年　ロンドン海軍軍縮会議
昭和５年（1930年） 　1月、ロンドン海軍軍縮会議開催　国論沸騰中「統帥権干犯」の文字を生み出す	昭和５年（1930年） 　8月、陸軍省軍務局軍事課長
	昭和6年（1931年） 　3月、「三月事件」起こる　当初から「暴力革命には反対である」旨を述べていたが、小磯国昭軍務局長の命でクーデター計画書を執筆する
１９３１年９月　満　洲　事　変
	昭和6年（1931年） 　10月、「十月事件」起こる　今村均・岡村寧次・東条英機と共に断固鎮圧を陸軍首脳部に主張
昭和7年（1932年） 　２月・３月、血盟団事件 　４月、「対外国策に関する建白書」執筆頒布	昭和7年（1932年） 　4月、陸軍少将　参謀本部第二部長
１９３２年５月　五・一五事件
昭和7年（1932年） 　「五・一五事件」直後、西田税が銃撃を受け瀕死の重傷を負う　この凶変を機に、二・二六事件に参加した青年将校たちの多くと出会う
	昭和9年（1934年） 　3月、陸軍省軍務局長兼軍事参議員幹事長 　10月1日、「国防の本義と其強化の提唱」（陸軍パンフレット）発表 　11月20日、陸軍士官学校事件
昭和10年（1935年） 　6月、「日米合同対支財団の提議」頒布 　秋、中国行を計画する	昭和10年（1935年） 　7月15日、林銑十郎陸軍大臣を動かし、真崎甚三郎教育総監を罷免に追い込む 　7月19日、有末精三中佐の紹介により来訪した相沢三郎中佐に辞職を迫られる 　8月11日、「軍ヲ健全ニ明クスル為ノ意見」執筆 　8月12日9時45分ごろ、局長室にて相沢中佐により斬殺 　陸軍中将を追贈される
昭和１１年（1936年） 2月23日、西田税から青年将校たちの決起を知らされる
１９３６年２月　二・二六事件

 

関連項目

• 東方昭和伝第五部