死神篇とは (シニガミヘンとは) [単語記事]

死神篇とは、漫画『銀魂』における長編エピソードの名称である。

概要

『銀魂』は基本的にギャグメインで1～3話完結の短編が中心の漫画だが、時折シリアスな長編が描かれる。
その長編の1つが、原作の第四百六十三訓から第四百六十九訓までに亘って描かれた、この「死神篇」である。

奇妙な辻斬り事件が相次いでいる夜、坂田銀時の前に自らを「死神」と称する少女・池田朝右衛門が自らの切腹の介錯を依頼してきた。
銀時は介錯を必死に拒むがとある拍子に結果的に介錯をしてしまう。
証拠隠滅のために朝右衛門を万事屋へもち帰ったが、朝右衛門は生きておりその場で万事屋を出て行ってしまう。

一方、辻斬り事件の捜査をしていた真選組は同行してきた公儀御試御用の処刑人一族の当主・池田夜右衛門から、一連の事件の犯人が一族を裏切った朝右衛門であることを告げられる。

なんやかんやで夜右衛門と接触した万事屋は、先代夜右衛門が秘密裏に逃亡を手助けした罪人の中に銀時が含まれていることを知り、一連の事件の真犯人は（今の）夜右衛門であることを夜右衛門自身から告げられる。
そして、万事屋も事件に巻き込まれていく。

すると、一連の事件の裏にはとある人物がいて……。

なお、この長編は「一国傾城篇」と「将軍暗殺篇」を結ぶエピソードになっており、物語全体の根幹に関わるエピソードの1つでもある。

テレビアニメでは2015年7月中に放映。
第279話～第281話が「死神篇」にあたり、全3話となった。

基本的に原作に忠実にアニメ化。
一部に原作では描かれなかったシーン・カットが盛り込まれている。

「死神篇」最終話である第281話ではオープニングテーマが特殊エンディングとなっているため、エンディングテーマがオープニングになっているが、映像の順番が異なっている。
また、特殊エンディングは今までの長編の特殊エンディングとは異なった演出になっている。

第282話以降では、一橋喜喜（のちの徳川喜喜）が完全に振り返る、後半パートで背景に模様柄が加わるなどの変化がオープニングに存在する。