沢村直樹とは、日本の右派系市民活動家である。
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排外主義的な主張で知られる[1]国内最大の右派系市民団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の福岡支部長を経て、現在は同支部の元メンバーらが結成した「日本人が本気で怒る会」の代表を務める。また団体の活動とは別に、ニコニコ動画やYouTubeで顔出し政治評論動画の配信を行っている。
「嫌中憎韓、リベラル・左派勢力の糾弾」といった基本姿勢は右派系ネットユーザー(いわゆる「ネット右翼」)や在特会を始めとする「行動する保守」の活動家と共通しているが、沢村の場合は反新自由主義・反グローバリズムの観点からの政策批判にも同等あるいはそれ以上の熱意を注いでいるという違いが見られる。
そのため政治評論や街宣の場で自民党や安倍晋三首相を批判の槍玉に挙げることも珍しくない。ただこうした姿勢はネット右翼層からはあまり快く思われておらず、在特会に彼の更迭を求める意見が寄せられたこともあったという。
政治活動を始めた時期は定かではないが、2010年5月には在特会福岡支部の運営として登用されており、同年11月には街宣・デモに参加して得た感動を在特会公式サイト上に綴っている[2]。翌年2月に中島隼支部長が辞任・退会すると後任の支部長に抜擢され、以後3年間に渡り福岡支部を率いていくことになった。
支部長時代には福岡県内での街宣・デモ等を現場責任者として取り仕切ると共に、遅くとも2012年末頃までには支部のアカウントを利用して自身の顔出し政治評論動画の配信を始めていた。ただ藤井義行・先崎玲の両副会長が福岡県に在住していたため、実質的な支部内序列は第3位だった。
この頃から概要の項で述べた独自色を既に発揮しており、まだネット右翼層からの評価が比較的高かった頃から橋下徹糾弾を率先して始めたり、安倍晋三首相の事務所前で抗議街宣を挙行したりと、単純な嫌韓・反リベラルの枠に留まらない活動を展開した。ただこうした姿勢は在特会支持者の間でも評価が分かれており、批判の対象となることも少なくなかった。
2014年3月、沢村以下福岡支部運営陣は一斉に支部役職を辞任し、新団体「日本人が本気で怒る会」を設立。沢村が初代代表に就任した。また同様に集団辞任していた広島支部・大分支部の元運営らが立ち上げた新団体との連合グループとして「日本保守同盟_チーム零」が結成され、こちらの共同代表にも就任した。この集団移籍劇の背景には運営方針を巡る先崎副会長との確執があったとの説もあるが、実情は謎に包まれている。
新団体では従来通り「嫌中憎韓、リベラル・左派勢力の糾弾」という大きなテーマは引き継ぎつつ、TPP・道州制・移民特区構想などを「日本の解体に繋がるという点で中韓・リベラル左派の陰謀と同根である」と位置づけ、これらへの批判も同列のテーマとして掲げている。
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最終更新:2025/12/15(月) 20:00
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