浅野拓磨とは (アサノタクマとは) [単語記事]

浅野拓磨とは、日本のサッカー選手である。サンフレッチェ広島に所属。ポジションはフォワード。

概要

　三重県出身。7人兄弟の三男であり、豊かとは言えない家族を支えるためにプロサッカー選手を目指す。
　中学時代までは無名校でサッカーに打ち込んでいたが、部活の顧問に熱心に説得され、家族の了承を得て名門校である（＝お金のかかる）四日市中央工業高校へ進学。そこで２年生のときからレギュラーを掴む。高校選手権では全試合で全得点を挙げ大会得点王となる活躍を見せた彼には、複数のＪクラブからオファーが殺到。そこで彼が選んだのは、前年に初の優勝を果たしたサンフレッチェ広島だった。
　2013年に入団後、ライバルである野津田岳人としのぎを削りつつもなかなか出場機会を得られぬ日々が続くが、３年目の2015年シーズンにＦＣ東京戦でリーグ初得点を挙げたことをきっかけに覚醒。佐藤寿人が相手ＣＢを疲弊させた後に途中出場し、そのスピードで一気にゴールを陥れる選手起用がハマり、この年は途中出場だけで８得点を上げ、サンフレッチェ広島の３回目のリーグ優勝に大きく貢献した。浅野個人もベストヤングプレーヤー賞を獲得。まさにブレイクの年となった。

　日本の年度別代表にも早くから選ばれ、野津田岳人とともにアンダー世代の常連である。2016年のU-23選手権にも出場し、準決勝までゴールこそ生まれなかったものの、サンフレッチェ広島のときと同じく途中出場で相手のラインを押し下げる役目をこなす。そして決勝の韓国戦では、0-2の敗勢の状況でまたもや途中出場から２ゴールを決め、見事ヒーローとなった。今後の活躍が期待される。

エピソード

あだ名はジャガー。最初は広島の番記者が勝手に言い出したフレーズだったのだが、2015年のブレイクとともにだんだんと定着してきた。本人も、三重県の先輩である水本裕貴が考案したジャガーポーズをゴール後に決めるなど、意外とノリ気である。
末の妹を非常に可愛がっている。ぶっちゃけシスコン
同期入団であり広島のユース出身である野津田岳人は、良きライバルであり友人である。2016年のU-23選手権には野津田は怪我で出られず、彼の想いを背負って出場し、決勝戦で見事に２ゴールを決めた。