浦風(艦これ) 単語


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ウラカゼ

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「うち、浦風じゃあ!よろしくね!」

浦風(うらかぜ)とは、大日本帝国海軍所属の陽炎型駆逐艦11番艦「浦風」をモデルとしたブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘(かんむす)である。CVは小松真奈、イラストレーターはパセリ

概要じゃけぇ!

越後屋の駄菓子について語るスレ#1987

2014年5月23日アップデートで実装された艦娘。初めは同じく新規実装された2-5「沖ノ島沖戦闘哨戒」のボス撃破でのドロップのみだったが、アップデートにより2-4、4-2のボス撃破でもドロップが可能になった。

2-5はExtra Operation(所謂ボーナスマップに近い)であり、2-4をクリアすると開放される。ルートによっては夜戦が発生し、戦艦ル級flagshipや空母ヲ級改flagshipなどの強敵が道中に立ちはだかるので、入手するには相応の準備が必要。

外見はブルーの髪の毛と、緑がかった瞳が印象的。自己紹介で触れている「金剛姉さん」とお揃いにしたのか、髪の一部をフレンチクルーラーのような形に巻いている。「浜風」「谷風」と同じような陽炎型一般の制服+「雪風」のセーラー服という出で立ちだが、セーラー服の袖を捲り上げており、かなり勝ち気な雰囲気。 「浜風」程ではないが中々の胸部装甲を誇る。一部では浜風に匹敵するとの声も。あと腋。
彼女の特徴はなんといっても『~けぇ』『ぶち疲れた』『へしゃげとる』などをはじめとした広島弁。江戸言葉[1]、関西弁と動物弁以外の方言を話す艦娘は彼女が初登場である。戦闘時には広島弁全開の元気かつやや強引な掛け声を上げる一方、平時の口調はややおっとり朗らかとした印象で、提督や艦隊を気遣う様子は割と常識人(常識艦?)である。本場の人が聞くと何となく微妙なのは例によってご愛嬌。
なお、現時点で時報は実装されていないため、あまりパーソナリティに触れる機会がないのだが、磯風によると結構料理の腕前は高い様子で、夕食のときに「浦風がいてくれて助かった」と言わせている(多分提督もそう思っている)。なおその時には茶碗蒸しを作っていることが確認できている。
(なお、茶碗蒸しというと卵料理の一つであるが、浦風の中の人はあの卵焼きにこだわる軽空母と同じである)

初期装備は12.7cm連装砲と九四式爆雷投射機。改造に必要なレベルは35と駆逐艦では高い方だが、ゲーム初登場の「12.7cm連装高角砲(後期型)」を持ってくる。命中以外に対潜と回避が1ずつ上がるという謎の主砲(火力+2 対空+5 対潜+1 命中+1 回避+1 となる)で、彼女が初めて持ってきたことから、提督達の間では「浦風砲」と呼ばれている。
ちなみにこの主砲は、本来は未実装の松型駆逐艦(個別記事参照)の装備である。対潜が上がるのは恐らくは対潜砲弾によるもの(後記)。

史実じゃね!うちに任しとき!

陽炎型11番艦「浦風」は1939年4月11日、藤永田造船所において起工、1940年12月15日竣工。
「浦風」とは、文字通り「浦」を吹く風のことを言う。そもそも日本では海岸(や湖岸)のことを、屈曲のないものとあるものにわけ、さらに屈曲がないもののうち、岸が砂や小石で覆われたものを「浜」、岩がむき出しになっているものを「磯」と呼び、さらに屈曲があるものを「浦」と呼んだ。要するに「浦風」「浜風」「磯風」は全て海岸を吹く風のことなのである。

第17駆逐隊を「磯風」「浜風」「谷風」と編制し、第1水雷戦隊に編入された。呉鎮守府に所属したことからか、初の広島弁キャラとなった。藤永田造船所生まれの似非関西弁キャラとか藤永田造船所生まれの似非江戸っ子キャラも居るが……。第17駆逐隊は真珠湾攻撃からガダルカナルまでを駆けまわった。

1941年12月、運命の開戦。真珠湾攻撃に参加するため浦風も単冠湾に集結し、「阿武隈」指揮の第1水雷戦隊として参加。年が変わって1942年、南方方面の攻略作戦に投入された浦風はラバウル攻略やポートダーウィン空襲など緒戦の快進撃に携わったものの、ミッドウェー海戦以降は守勢に回った。
ミッドウェー海戦では後方の本隊護衛に就いていたため戦闘には参加しておらず、第17駆逐隊の「磯風」と「浜風」が被弾炎上する空母の乗組員を救助した。ミッドウェー海戦後の6月7日、南雲中将から待機中の「瑞鶴」へ出撃命令が下る。「瑞鶴」の護衛には「浦風」が指定され、迎えに行く事となったがその途中で命令は撤回。14日に柱島泊地へ帰投した。

これ以降は『うちが強ければ、みんなを護れるけえね!』と言わんばかりに空母直衛部隊である第10戦隊に配属、「長良」のもとで戦っている。ミッドウェー海戦後はソロモン諸島方面へ進出。ガダルカナル島に一木支隊を輸送した。1942年10月には南太平洋海戦に参加。守勢に回ったとはいえ、ガダルカナルの戦いでは東京急行などの輸送任務や、ガダルカナル島撤収作戦3回全てに参加するなど、積極的に立ち回り、第17駆逐隊は健在であった。『そこ退けやー!』

しかし、1943年になると第17駆逐隊は苦難を味わっていく。3月20日壊滅状態の第16駆逐隊から「雪風」が編入され、第17駆逐隊は大所帯になったが6月9日に妹である「谷風」を米潜水艦「ハーダー」による雷撃で喪失。

1944年6月19日に生起したマリアナ沖海戦では本隊の旗艦翔鶴を護衛するも、米潜水艦の攻撃でむざむざと撃沈させられてしまう。続く10月23日からのレイテ沖海戦・サマール沖海戦はいずれも大敗し、残存部隊はブルネイ泊地へ撤退する事になったが、このブルネイも米軍の空襲圏内に収められており危険が満ち溢れていた。そのため主力戦艦群(大和、長門、金剛)は内地へ帰還するよう命令が下され、その護衛を任された第17駆逐隊も日本本土へ撤退する事となった。

艦隊は11月16日にブルネイを出港。大和ら戦艦が単縦陣を組み、その周りを囲むように護衛の駆逐隊が展開した。米軍が待ち構える魔のバシー海峡を荒天時に抜ける事で索敵網を潜り抜け、護衛の駆逐艦2隻を台湾へ分離させた。しかしその頃台湾で、ちょうど米機動部隊による襲撃があったためこの機動部隊に襲われないようルートを西寄りに変更。大陸側に沿って北上を始めた。本土帰還が現実味を帯びてきたその時、米潜水艦の襲撃を受ける。

11月21日、台湾と中国の間にある台湾海峡にて米潜水艦「シーライオン」の襲撃を受ける。熟練のシーライオンは最初に軽巡矢矧に狙いを付けるが直後に戦艦「金剛」に変更。魚雷を6本発射し、うち2本が命中。金剛は撃沈された。3分後、今度は長門に狙いを定め、新たに3発の魚雷を発射。その魚雷は「長門」の艦首をかすめ、うち1本が浦風に直撃。瞬時に沈んだらしく、まさに轟沈であった。『最後は金剛姉さんを護衛して台湾海峡…』……残念ながら「金剛」護衛もままならない突発的な攻撃だった。
17駆の僚艦「磯風」「浜風」は「金剛」救助で手一杯であり、また残る「雪風」も「長門」と「大和」の護衛を優先させられたため、どちらもほぼ一瞬で文字通り轟沈してしまった「浦風」の救助を行う余力がなかった。『まあ、もうどうにもならんなぁ……』と達観しているのはこのことからか。
シーライオンの流れ弾で沈められたとする一方、大和をかばって自ら魚雷に当たったとする資料がある。が、真相は闇の中である。
1945年1月10日、除籍。
その後、残された17駆のメンバーのうち、「浜風」「磯風」は坊ノ岬沖にて「大和」「矢矧」に殉じ、「雪風」だけが大戦を生き残り中国へと渡ることになる。

なお、「浦風」の名を持つ駆逐艦としては、明治時代にイギリスで建造された初代「浦風」に続き2代目。
現代の海上自衛隊の艦船としてその名を持つ艦はいないが、福井晴敏の小説「亡国のイージス」にミサイル護衛艦「うらかぜ」が登場している。なおこの作品を映画化した際に「うらかぜ」役としてむらさめ型護衛艦「いかづち」が使われた。「もーっと私に頼っていいのよ!」

12.7cm連装高角砲(後期型)がついておるからこの艦隊は大丈夫じゃて!

この主砲(ゲームでは小口径主砲扱い)は陽炎型のものではなく、松型駆逐艦のもので、同艦には艦尾にこれが搭載された。松型駆逐艦用に単装砲タイプも新規設計されている。後期型とあるが恐らくは、B1型。

 対潜値が上がるのは恐らくは対潜砲弾によるものか。これは砲口初速(砲弾が発射された際の速度)を減らして、特殊な信管を用いて着水後に炸裂せずにそのまま水中を進むように改良されたもの。「対潜信管一型及び二型」という特殊信管を用いて砲弾の炸裂するタイミングを調整した。弾頭も水中に潜りやすいように加工され、イギリス海軍も4ポンド砲(10.2cm砲)などで用いていた。15.2cm以下の砲や砲口初速の遅い旧式砲などで用いられた模様。

今までの12.7cm連装高角砲はA1~4型であり、ゲーム内でも史実でも主に巡洋艦以上の規模の艦種が装備しており、ゲーム内の「浦風」の持つB1型の諸性能が総じて高いのは改良によるもの。実際にB1型は電動機の強化により旋回速度がA1型の6~7度/秒から16度/秒と2倍以上になっている。回避+1はより有効な射撃が回避するチャンスを生む...と考えるべきだろうか。

ハレンチクルーザー……?こら!何て呼んどるんじゃ?

元ネタはミス○タードー○ツの「○レンチクルー○ー」。両側頭部にある髪を纏めた団子の形がそのドーナツに似ており、尚且つ胸が駆逐艦という艦種に対して詐欺同然もの大きさ=巡洋艦並の大きさというとこからこのあだ名が付けられた(因みにクルーザーとだけいうと巡洋艦全般を指し、ライトクルーザーで軽巡、ヘビークルーザーで重巡である)。

因みにこの髪型は金剛(艦これ)もやっているがこんな呼ばれ方はしない。え?何でって?そりゃ浦風に比べて艦齢が若々しいからである 201(血文字で修正させられた跡がある……)

また2015年秋、姉妹艦の浜風共々、限定の浴衣グラが追加された。浜風がイカ臭いモノを頬張って一部の変態提督に物議を醸す(正式実装前からいかがわしい加工画像が量産されまくり、そのせいか公式Twitterアイコンもさっさと浦風に替えられ固定化してしまった)一方で、射的用の銃と射的でゲットしたと思しきお面や人形を持ったチャキチャキの浴衣姿は非常に無難で好評であった。

が、その中破絵は浜風に匹敵するかそれ以上の重厚な胸部装甲を惜しげも無く晒す非常にけしからんもので、通常時と比較しても明らかに増量された駆逐艦どころか全艦娘でも上位に入るサイズ(身長比で見ると正規空母や大和型に引けをとらない)であり、衝撃が広がっている。

同じくけしからん中破画像の浜風とともにさながら薄い本か陵辱系エロゲのサンプル画像のような有様なので、提督諸兄はくれぐれも背後の気配に注意を払ってプレイして欲しい。

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うちが強ければ、関連静画を護れるけえね!



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関連項目

  • 艦隊これくしょん~艦これ~
  • 陽炎型姉妹(陽炎型駆逐艦)
    • 陽炎(艦これ)
    • 不知火(艦これ)
    • 黒潮(艦これ)
    • 親潮※艦これ未実装
    • 早潮※艦これ未実装
    • 夏潮※艦これ未実装
    • 初風(艦これ)
    • 雪風(艦これ)
    • 天津風(艦これ)
    • 時津風(艦これ)
    • 第十七駆逐隊
      • 浦風(艦これ)
      • 磯風(艦これ)
      • 浜風(艦これ)
      • 谷風(艦これ)
    • 野分(艦これ)
    • 嵐(艦これ)
    • 萩風(艦これ)
    • 舞風(艦これ)
    • 秋雲(艦これ)
  • 阿武隈(艦これ)
  • 金剛(艦これ)

脚注

  1. *いわゆる「べらんめぇ口調」。涼風や谷風が該当。

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