狡兎死して良狗烹らる 単語


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狡兎死して良狗烹らるとは、中国のことわざである。

概要

「史記」に由来する故事成語。

中国の春秋時代に越王勾践を助け、後に見限って野に下った功臣の范蠡が、元同僚の大夫種に送った手紙の中で、「越にいては危険だからあなたも野に下りなさい」と勧誘したときに用いた句。

「すばしっこい兎が捕り尽くされれば、猟犬は不用になって鍋で煮られる」、つまり、必要なときは重宝がられるが、用がなくなればあっさり切り捨てられることのたとえ。

優秀な能力を持っていたとしても、栄光と転落は隣り合わせであるという戒めの意味で用いられることも少なくない。

後に項羽を滅ぼすのに大いに貢献したが、天下が定まると用済みと見なされ捕縛された韓信に引用された。

関連項目

  • 狡兎
  • 一寸先は闇
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最終更新:2025/12/22(月) 09:00

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