故事成語とは、昔の出来事から生まれた教訓のことである。主に中国由来で、「矛盾」「推敲」の様に、今現在広く使われている言葉も多い。
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語句 | 読み | 簡単な説明 | |
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あ 行 |
青は藍より出でて藍より青し | あおはあいよりいでてあいよりあおし | 弟子がしっかりと学び、教えている師を超えること。 |
悪事千里を走る | あくじせんりをはしる | 悪い噂は、すぐに広まってしまうものである。 | |
一日作さざれば一日食らわず | いちじつなさざればいちじつくらわず | 自分の為すべきことをすることができなかったから食事をいただくに値しない。 | |
王道 | おうどう | 武力ではなく徳によって統治すること。 | |
己を以て人を量る | おのれをもってひとをはかる | 人は、自分を基準にして他人の力量をはかってしまいがちである。 | |
温故知新 | おんこちしん | 新しいものを作るために、古いものを研究すること。 | |
か 行 |
偕老同穴 | かいろうどうけつ | 夫婦間の中が非常にいいということ。 |
苛政は虎よりも猛なり | かせいはとらよりももうなり | むごい政治は虎の害よりも恐ろしいということ。 | |
臥薪嘗胆 | がしんしょうたん | 復讐のため、苦労に耐えること。 | |
瓜田に履を納れず | かでんにくつをいれず | 他人から疑念を招くような振る舞いをすべきでないこと。 | |
画餅 | がべい | 実際に役に立たないこと。 | |
画竜点睛 | がりょうてんせい | 物事を生かし完成させる最後の仕上げ。 | |
杞憂 | きゆう | 取り越し苦労。無用な心配。 | |
漁夫の利 | ぎょふのり | ケンカしている間に第三者が得をすること。 | |
義を見てせざるは勇無きなり | ぎをみてせざるはゆうなきなり | 正しいことなのにしない者は勇気が無いということ。 | |
株を守る | くいぜをまもる | 古い習慣に囚われて進歩が全然ないということ。 | |
鶏口牛後 | けいこうぎゅうご | 小さきものでも、その長となれということ。 | |
傾国の美女 | けいこくのびじょ | 己の職分を顧みなくなるほどに魅了できる美貌を持つ女性。 | |
蛍雪の功 | けいせつのこう | 大変苦労して報われること。 | |
逆鱗 | げきりん | 怒りのツボ。触れてはならないもの。 | |
乾坤一擲 | けんこんいってき | 運を天に任せて大勝負に挑むこと。 | |
呉越同舟 | ごえつどうしゅう | 仲の悪いもの同士がともに行動すること。 | |
国士無双 | こくしむそう | 並び立つ者が居ないほど大変に優れた人。 | |
五十歩百歩 | ごじっぽひゃっぽ | たいした違いのないこと。 | |
胡蝶の夢 | こちょうのゆめ | 物事は変化するが本質は変わらないこと。転じて、単に夢か現実か分からないこと。 | |
さ 行 |
三顧の礼 | さんこのれい | 人物を身分を問わずに丁重に扱うこと。 |
死中に活を求める | しちゅうにかつをもとめる | 危機的状況の中においても諦めずに切り抜ける道を探すこと。転じて、切り抜けるためにあえて危険のただ中に飛び込むこと。 | |
四面楚歌 | しめんそか | 敵に囲まれて孤立していること。 | |
小人閑居して不善を為す | しょうじんかんきょしてふぜんをなす | 教養のない人間は、他人の目がないところでは悪事を働いてしまう。 | |
杜撰 | ずさん | 大雑把で粗末なこと。 | |
青天の霹靂 | せいてんのへきれき | 突然起きた大事件。 | |
素心若雪 | そしんじゃくせつ | 純粋な心は雪のように穢れがない。 | |
た 行 |
他山の石 | たざんのいし | つまらない物事であっても、自分の修養の役に立つこと。 |
蛇足 | だそく | むだなもの。 | |
断腸の思い | だんちょうのおもい | 腸(わた)が千切れるほどの深い悲しみ。 | |
朝三暮四 | ちょうさんぼし | 口先でごまかすこと。 | |
天網恢恢疎にして漏らさず | てんもうかいかいそにしてもらさず | 悪事を行えば必ず罰が当たる。 | |
登竜門 | とうりゅうもん | 困難でも、潜り抜けられば出世するであろう関門のこと。 | |
な 行 |
泣いて馬謖を斬る | ないてばしょくをきる | 大切なものを捨ててでも規律を守ること。 |
人間万事塞翁が馬 | にんげんばんじさいおうがうま | 一見災いに見えることも結果的には幸いになることがあること。 | |
は 行 |
背水の陣 | はいすいのじん | 逃げ場のない戦いに挑むこと。 |
馬鹿 | ばか | 空気の読めないこと。転じてアホ。 | |
白玉楼 | はくぎょくろう | 死後に行くとされる楼閣。 | |
馬耳東風 | ばじとうふう | 人の意見や忠告を聞かず、気にも留めないこと。 | |
破天荒 | はてんこう | 今まで誰も成し得なかったことを初めて達成すること。 | |
百発百中 | ひゃっぱつひゃくちゅう | 狙ったところに常に当たること。 | |
覆水盆に返らず | ふくすいぼんにかえらず | 一度してしまったことは取り返しがつかないということ。 | |
ま 行 |
水清ければ大魚なし | みずきよければたいぎょなし | 潔白が過ぎると、かえって親しみが薄れること。 |
矛盾 | むじゅん | 前後のつじつまが合わないこと。 | |
明鏡止水 | めいきょうしすい | 落ち着いた心持ち。 | |
や 行 |
羊頭狗肉 | ようとうくにく | 見かけと実物が違うこと。見かけ倒しなこと。 |
由らしむべし知らしむべからず | よらしむべししらしむべからず | 民衆に政治や法律に従わせることは容易だが、その意義を理解させるのは難しい。 | |
ら 行 |
李下に冠を正さず | りかにかんむりをたださず | 他人から疑念を招くような振る舞いをすべきでないこと。 |
竜頭蛇尾 | りゅうとうだび | 始まりはすごいのに終わりは振るわないこと。 | |
綸言汗の如し | りんげんあせのごとし | 天子(君主)が一度口にしたことは取り消せないこと | |
わ 行 |
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語句 | 読み | 簡単な説明 | |
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あ 行 |
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か 行 |
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さ 行 |
関ヶ原の戦い | せきがはらのたたかい | 勝負を決する一大決戦のこと |
た 行 |
立ち往生 | たちおうじょう | 取れる手段がなくなって動けなくなること |
天王山 | てんのうざん | 勝負を決する戦いのこと | |
な 行 |
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は 行 |
判官贔屓 | ほうがんびいき | 弱い側に肩入れすること |
ま 行 |
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や 行 |
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ら 行 |
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わ 行 |
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語句 | 読み | 簡単な説明 | |
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あ 行 |
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か 行 |
コロンブスの卵 | ころんぶすのたまご | 誰でもできることでも、最初にやることは難しいということ |
さ 行 |
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た 行 |
ダモクレスの剣 | だもくれすのつるぎ | 華麗な生活の中にも、危険は常に迫っているということ |
な 行 |
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は 行 |
ピュロスの勝利 | ぴゅろすのしょうり | 勝ちはしたが大きな被害を出してしまい、立ち行かなくなること |
豚に真珠 | ぶたにしんじゅ | ふさわしくないものに良いものを与えても意味がないこと | |
ブルータス、お前もか | ぶるーたすおまえもか | 信頼していた人物に裏切られること | |
ま 行 |
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や 行 |
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ら 行 |
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わ 行 |
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最終更新:2025/02/17(月) 11:00
最終更新:2025/02/17(月) 10:00
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