男女逆転篇とは (マジカルチェンジとは) [単語記事]

男女逆転篇とは、漫画『銀魂』における長編エピソードの名称である。
なお、テレビアニメでは「性転換篇」として扱われている。

概要

『銀魂』は基本的にギャグメインで1～3話完結の短編が中心の漫画だが、同じくギャグの多い長編が描かれる。
その長編の1つが、原作の第四百三十七訓から第四百四十一訓までに亘って描かれた、この「男女逆転篇」である。

『銀魂』のほとんどの長編がバトル・シリアス中心なのに対し、この長編はギャグの多い長編である。
しかし、社会情勢をも考慮すれば非常に重たいテーマであり、話の筋としてはシリアスなストーリーである。

ある日、柳生九兵衛はかぶき町を歩いていると奇妙な占い師に呼び止められた。
その占い師から、「自分が男であるべきか女であるべきか迷っているのでは？」と指摘される。
九兵衛がすぐに答えられずその場を立ち去ろうとするが、空から一筋の光が放たれ、かぶき町の住人たちの性別が逆転してしまう。

そして、同じく性別が逆転した（一部は性別を超えた領域で変化した）万事屋や真選組、猿飛あやめ、月詠筆頭の百華らとともに、その占い師が率いる過激宗教団体・デコボッコ教の野望を打ち砕くため立ち向かう。

テレビアニメにおける「男女逆転篇（性転換篇）」

テレビアニメでは「性転換篇」として2015年6月中に放映。
第275話～第277話が「性転換篇」にあたり、全3話となった。

基本的に原作に忠実にアニメ化。
一部に原作では描かれなかったシーン・カットが盛り込まれている。

なお、本放送第3期『銀魂ﾟ』の最初の長編である。

登場人物の声優も性転換にあわせて変更されているキャラクターもいるが、そうでないキャラクターもいる（銀魂登場人物一覧を参照）。

なお、全3話と短い長編ではあるためか特殊エンディングは存在しないが、第275話、第276話のエンディングではそのときに性転換した人物が性転換した状態のエンディングとなっている。
また、エンディングはただ性転換されているだけのものではないとともに、第276話のエンディングでは登場しないキャラクター（桂小太郎、エリザベス、坂本辰馬）も性転換仕様となっていた。
なお、第277話では性別がもとに戻ったため通常のエンディングになっていた。