異世界おじさんとは (イセカイオジサンとは) [単語記事]

異世界おじさんとは、漫画家「殆ど死んでいる」がComicWalker／ニコニコ漫画で連載している漫画である。KADOKAWA×異世界作品のポータルサイト『異世界コミック』の中に特集されている。2019年5月現在、既刊2巻。

概要

2017年に漫画家「殆ど死んでいる」がTwitterで連載していた漫画が元になり、KADOKAWAのWeb漫画誌『ComicWalker』で連載化した形となっている。

2018年11月22日（セガサターンの発売日と日月が同日）に単行本1巻が刊行され、発売直後に重版が決定した。

2019年4月22日には第2巻が発売された。

あらすじ

　2017年、トラックに跳ねられ17年間昏睡になっていた、たかふみの「おじさん」が17年ぶりに目が覚めたということでたかふみは病院に赴くが、おじさんは意味不明な言葉を看護師に話掛けており、たかふみはおじさんは頭がおかしくなっていたのか…と気を落とす。

　しかしおじさんは、たかふみと対面すると思い出したように突如日本語を喋りはじめ異世界「グランバハマル」に行っていたことを打ち明ける。たかふみはおじさんの正気を疑い自立支援施設へ斡旋しようとするが、おじさんが異能の力を見ておじさんの言葉が真実だと思い、同居することを決断する…。

登場人物

おじさん: 2017年時点で34歳（11月30日が誕生日）。17歳のときにトラックに跳ねられ17年間昏睡していたとこちらの世界で認識されていたが、異世界「グランバハマル」へ転移しており魔法や現地の言語を習得して帰ってきたと主張しており、こちらの世界で起床した後も周囲からはたかふみと話すまでは異世界語を話していたため頭がおかしくなっていたと認識されていた（看護師からも聞き流されていた）。; 　異世界でも苦難の道を歩んできており、時々回想の形でたかふみに魔法でその時の映像付きで語っている。たかふみと同居後は、異世界で習得した魔法などを用いた動画を作成することによってYouTuberとして生計を建てている。; 　異世界で習得したさまざまな能力を遺憾なく発揮し、こちらの世界でも発揮し階段を使わず一気に4階の自宅まで飛ぶ、精霊と話し込み怪しまれるなどの副産物を生んでいるが気にしていないが、ただ容姿を変える魔法だけは使えるもののある理由により躊躇している。異世界では、おじさんの顔は醜悪らしくオークと間違えられ襲われることが日常茶飯事であり基本的に人間不信に陥っていた。異世界ではたまたま救ったエルフに付きまとわれており時たま騒動が起きていた。; 　学生時代からセガをこよなく愛しているがジャンルとしてはRPGは苦手。名は6話時点で不明だが、名字は「シバザキ」らしい。
たかふみ: 　もうひとりの主人公で語り部。おじさんからみて姉の子にあたる（＝甥）ため、おじさんをおじさんと呼ぶ。以前は同居人がいたものの団地で一人暮らしをしており、おじさんを厄介に思い自立支援施設へ斡旋しようとしていたが、おじさんの能力を見て考えを改め同居する事に決める。なお、おじさんの扱いを巡り親族間で争いになり一家離散しておりたかふみの母（＝おじさんからすれば姉）もおじさんとは会いたくないという。
担当ナース: 　1話で登場した看護師。おじさんが異世界語で話している内容をわからないためか華麗にスルーしている。
ツンデレエルフ: 　おじさんが異世界で救った女性のエルフの冒険者。戦闘能力も抜群な実力者。おじさんとは、ツンデレエルフが魔物に襲われていたのをおじさんが救ったのが出会いのきっかけ。感謝しつつも本心を隠してついおじさんに対して辛辣もしくは真逆な言葉を吐いてしまうため（＝ツンデレ）真に受け取ったおじさんからは煙たがられているが、たかふみから見てもエルフがおじさんに好意を持っていると思えるほど。おじさんの後に付いていくことが多い。（おじさんが定期的に撒いているが突き止めて付いてきている。）巷では硬い男のような言葉を使うが、おじさんやおじさんの関係者に対しては女言葉を使う。
メイベル: 　氷の一族の末裔の少女。「魔炎龍」を倒せる「凍神剣」を司っているが心を閉ざしていた。村長に案内されておじさんと対面し「凍神剣」をおじさんに渡そうとするも断られてしまう。おじさんが「魔炎龍」を倒してしまい役立たずとなったメイベルはおじさんのアドバイスから引きこもった。しかし村から出ざるを得なくなりおじさんの元にたどり着く。
藤宮: 　たかふみの幼馴染。大学生。小さい頃から眼鏡っ子でひょんな事から偶然たかふみと数年ぶりに再会する。たかふみに好意を抱いているが本人には気づかれていない。おじさん本人が怪しすぎること、たかふみの中でおじさんの優先度が自分よりも高いことから、おじさんのことを敵視していた。後におじさんの能力を否応にもなく理解してしまった。その後気軽にたかふみの家を訪れるようになる
アリシア: 　神聖魔道士の少女。ライガとエドガーとパーティーを組んでいる。ドルド村がゴブリンの大群に襲われていた際におじさんに気づき協力を依頼する。越冬祭の際のことでおじさんを覚えていたのがきっかけだった。封印都市でのおじさんが封印を破ったこと・再封印したことを見ていて知っており実力派把握していた。
ライガ: 　アリシアとパーティーを組んでいる武闘家の男。
エドガー: 　アリシア、ライガとパーティーを組んでいる剣士の男。