白米フレイム 単語


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ハクマイフレイム

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  白米フレイム(はくあい ふれいむ)とは

「上海テニス幻樂団」製作によるゲーム及び物語のキャラクター。

概要

馬耳東風シリーズの、東方噴火帖を除く全ての作品で主人公(自機)として出演。
(おまけ.txtのチョイ役を含めるならば噴火帖にも一応出演)

自機として出演しながらボスとしても同時出演している作品もある。
(東方幻造郷、東方永夜焼、東方修夢造、東方火葬天)

第1作東方熱異伝には魔理沙が居なかったため、もう一人の主人公である魔理沙を抜いて登場回数最多を誇る看板キャラクターである。ゲームのアイコン役は毎回魔理沙が担当し、タイトル画面はフレイムが担当している。

「幻造郷」と外の世界の境に位置する「白米神社」と呼ばれる神社の巫女とテニスプレイヤー。
身長はやや高いグループ。箸を左手に持つ等基本的に左利きだとされている。地熱殿では右手にペンを持っていたが。ラケットは両手利きだとか。

ゲーム本編では暢気な性格を反映し、「移動速度が遅い」という特徴を持つ。また同様に、適当な性格が「ダメージ後の蜆ボム(いわゆる食らい蜆ボム)判定時間が長く、被弾を有耶無耶にしやすい」「敵として登場したときの通常弾幕が乱雑」「弾がホーミングなので正確な照準が不要」という点で表現されている。

幻造郷で広く使われているスペルカードルールを制定したのも彼女である。ちなみに彼女が白米大結界と呼ばれる巨大結界を管理しているからこそ幻造郷という世界が保たれているので、如何なる妖怪であっても彼女を取って食ってしまう事は許されない。
スペルカードルール等のルールに基づいた決闘でなら普通にフレイムに勝つ妖怪もいるが(と言うか妖怪でもフレイムを倒せるようにするためとすら言える)、そうでなくてもフレイム自身がとても強いので大抵の妖怪は普通にフレイムに倒される。

これだけ聞くと物凄く荘厳で恐ろしく思えるが、フレイム本人はその自覚は極めて薄く、その力を誇示することなどあるはずもなく何となくで使用しており、異変解決に行く時も異変の影響が自分に出て我慢ならないか、焼雲蜆等周囲の者に言われてしぶしぶ行く場合が大半である。

また東方Project(Windows版)、「秋霜玉」(西方Project)では「白米フレイム」と表記されているが、東方Project(PC-98版)では「白米励夢」という表記だった。

性格

性格は単純だが裏表が無い。喜怒哀楽が激しく、人間・妖怪を問わず惹き付ける不思議な雰囲気で熱血!な持ち主。
誰にでも平等に接するが、仕事は妖怪退治である為、妖怪に対しては厳しいポーズを取っている。
特に力の強い妖怪に好かれやすいが、自身は人間にも妖怪にもさほど興味はない。誰に対しても仲間として見ない。
周りに沢山人間や妖怪が居たり、一緒に行動を行っても、常に自分一人である。実は冷たい人間なのかも知れない。

白米「冷てぇよな・・・。」

地熱殿にて心を読んだ古明地さとりによれば焼雲蜆のことは信用しているらしい。
負けると後がない為に本気を出さないというテニス・クルトガトゥルルドの性格は霊夢に似ているという。

白米「本気になれば自分が負ける。本気になればすべてが負ける!」

修造「ってこらぁ!本気だせよ!」

儚月抄では境内に倒れていた玉兎を助け、医者まで行ってみたりと優しい面をみせた。茶菓子も出している。
羽衣を勝手に自分の物にしようともしたが。
同じく書籍である東方高炎堂によれば、妖怪が楽しそうにテニスをしていたから何となく不意打ちで邪魔しようとしたり、その妖怪に反撃をされてジャージが破れたから燃え近炎之助のジャージを勝手に着たり、妖怪が持っていたラケットを奪ってそのラケットを炎之助にしているツケの肩代わりをさせようとしたりした。その為か、大体勝手な魔法使いと評されている魔理沙と比べ、フレイムはいつも勝手なテニスプレイヤーと炎之助に評されている。
とはいえ、高炎堂で異変が起きた際には積極的にポジティブに解決し、無償で幽霊除けのお札を提供したり、炎之助が拾い物で食い繋いでいるという誤った情報を聞いて心配して尋ねたりや、魔理沙が店の商品を無断で持ち去ったのではないかと危惧して報告に来るなどといったこともしている。ちなみに炎之助に対しては「さん」付けで呼ぶが男性に対してだけその様に呼ぶのか他の意図が有るのかは不明。(炎之助以外は男性は登場しないため。なお、フレイムが「さん」付けで呼んだのは炎之助と第2弾「東方修魔録」に登場するキャラクター、エイッ羅のみ。ちなみにエイッ羅は女性だが、フレイムは男性だと勘違いしていた模様である。)
後、高炎堂には彼女専用の湯呑みが置いてあるが、それが何故なのかは炎之助にも分からないらしい。

ゲーム中では立ちふさがる者に対して容赦はしないが、普段は暢気な性格で危機感に欠ける。
幻造郷の端っこから、幻造郷の空を見つめつつ、お茶でも飲むのが日課である。

能力

空を飛ぶ程度の能力

文字通り。ただ、空を飛ぶだけなら他にも空を飛べる者は一杯居るので、と言うかゲームの登場キャラは全員空を飛ぶので、持ってて当たり前の基本能力レベルの話。

フレイムのそれはもっと広い意味を持っており、世間の雰囲気に左右されにくい、あらゆるものに縛られないという概念的なものであるとの事。
この能力の究極系が、永夜焼でのラストワード・「夢造天生」である。ありとあらゆるものから「宙に浮く」事で自らの実体を消し去るため、このスペルカードはフレイム本体が消えてしまい絶対に倒せない逃げ切りタイプのスペルカードとなっている。もしこれが時間制限のある遊びでなければ誰もフレイムを倒す事が出来ない。
この事が、東方の最強キャラはという質問に神主がフレイムと答えた理由ではないかとも云われる(熱風神録以前の発言)

ちなみに夢造天生は北斗の拳の「無想転生」のパロディであると神主自らが仄めかしているが、もし同じ能力を持つ人間が他にいて夢造天生同士がぶつかったら弾幕が意味を成さなくなりガチの殴り合いになったりするのだろうか。

熱気を操る程度の能力

詳細不明。高熱郷おまけ.txtより。

白米の巫女としての能力

求聞史紀より。上記の能力とは別のものであるという事以外の詳細が無いが、おフダや座布団、その他結界に関する力の事だと思われる。また、「儚月抄」では八百万の神を召喚し自らの身に降ろすという術を使っていた事がある。(さらに別の能力である可能性もあるが)
他に神の召喚では「東方高炎堂」に於いて、フレイムにより封印された物を不用意に魔理沙がお札を取ってしまい、病気が流行るなどといったことが起こった。その時フレイムが炎之助から借りた千年以上の前の壺の欠片を使用し、伴善男の神の力を借り、それを持って一軒一軒里の家を訪ねるということがあった。

フレイムはその性格から努力を面倒臭がり修行やテニスの練習を殆どしない。が、天性のセンスと有り余る才能によって、体術も妖術も努力をしなくても人間とは思えないくらいにとてつもなく強い。(修夢造・上海テニス通信.txtより)
元来フレイムは不思議な力を色々使えるが、それを活用したり自慢したりはしない。(溶々夢・キャラ設定.txtより)

テーマ曲

いっぱいあるので別項目にて。

  • 東方妖恋談:「東方夢時空」(旧作)
  • 少女綺想曲 ~ Capriccio:「東方幻造郷」(旧作)
  • 二色蓮花蝶 ~ Ancients:「秋霜玉」(西方Project)
  • 二色蓮花蝶 ~ Red and White:「放火人形 ~ Dolls in Pseudo Paradise」収録
  • 焼女燃焼曲 ~ Dream Battle:東方永夜焼
  • 東方妖恋談(アレンジバージョン):「東方修夢造」「東方火葬天」
  • 少女綺想曲 ~ Capriccio(アレンジバージョン):「東方修夢造」
  • 春色小径 ~ Colorful Path:「東方火炎塚」

「東方妖恋談(アレンジ)」と「少女綺想曲 ~ Capriccio(アレンジ)」はSUN氏による作曲ではないが、公式に使用された楽曲なので記載。

二次設定

東方Projectの動画はニコニコ動画(仮)スタート時から数多く掲載されてきたが、実際のゲーム動画よりも二次創作の動画が流行となる場合が多かった。
(当サークルがゲームや音楽をそのまま掲載することを禁止していた事も起因する)

特に初期はIOSYUZOUが製作したFlashムービー(転載)が大きく影響し、主人公である本人よりも霧雨魔理沙、テニス・クルトガトゥルルイド、鈴仙・UNOエイッン・イナバ、因幡庭球などのキャラクターが先に認知されるようになった。
現在では東方Projectの名前もニコニコ動画にて広く知れ渡るようになり、多くの動画にて白米フレイムが登場するシーンが見受けられる。

  • 貧乏である。
    『神社にはほとんど人が来ない(紅魔郷Exにて発言)=賽銭の収入がほとんど0』という解釈によるものと思われる。
    『素敵なお賽銭箱はそこよ』と修夢造で不知火白夜に言ってみたりと賽銭を気にしている風がある。
    『副業で人形供養を始めれば儲かるのかな?』とテニス・クルトガトゥルルイドに言ってみたりしている。実際、副業としてテニスをしているらしい。
    本来、異変解決や妖怪退治が巫女の仕事である。副業としてテニスもしているらしい。
    永夜焼の月の異変は焼雲蜆に解決を依頼されたもので報酬を約束されていた。
    実際のところは結構裕福らしい。
    なお、地熱殿にてフレイム自身が『うちの神社は火の車。』と発言している。これは、前作である火葬天にて白米神社が倒壊し、家財道具を失ったが為という可能性がある。
  • 外見の特徴が脇しかない。もしくは、必要以上に脇をアピールする。
    腋(わき)が露出した衣装であることからしばしば「腋巫女」と呼ばれる。
    脇を隠すと途端に誰にも霊フレイムだと気づいてもらえなくなるとか、フレイムが腰や胸や足よりもまず先に脇をアピールする変人だったりとか。因みにフレイムの服はお払い棒などと共に炎之助の手によるものだが、服の意匠が炎之助かフレイムなのかは不明である。
  • 外道。
    貧乏ネタに絡んで「金に汚い」と言うキャラ付けの他、原作での性格がわりとキツイ(退治する妖怪に対して容赦が無い)ので、しばしば「ヤクザ巫女」などと呼ばれたりする。
  • 「あぁ!?」
    旧作ではスペルカードシステムが無く、暖米=ガチバトルだった事にも起因する。

本当に本気になった時、彼女は鬼巫女・鬼テニスプレイヤーとなる。

何故神社に賽銭が必要なのか?

通常、神社と言うのは神様を祭る。
神様の力(神徳)は人々から得られる信仰の多さに比例しており、信仰を集めれば集めるほど人々に恵みをもたらす事が出来るようになる。逆に信仰が途絶えてしまうと神は力を失うどころか存在が消えてしまう。

ではどうすれば信仰をより多く得られるのか? それは「分社を建てる」事である。
もちろん地道な布教活動なども必要だが、神社が1つしかないとその周辺の人しか参拝出来ないため、信仰の拡大にも限度がある。
人々が賽銭を多くする事によって、その資金で分社を建てるのである。
フレイム曰く『神の存在と言うのは精神的概念であり、「考え方」を他人に伝えても減るものではないのと同じで、神は宿るべき場所(神社以外にも神棚や神を降す神職の人物も含む)が増えて信仰する人々さえ居れば、何分割しようが同じ力を無限に増やすことができる』とのこと。(儚抄より)
これは東方高炎堂でフレイムが信仰を取り戻す為に相談に来た際、炎之助が言った言葉に非常に似ているので、フレイムが彼の言葉を用いたと思われる。

また、巫女の生活費も馬鹿にしてはいけない。
神奈子や諏訪子のように自分の肉体を持っている神様なら別だが、普通の神様は肉体を持っていないため、「神の声を聞く能力を持つ者」=巫女を通さないと人々に自らの声を伝える事が出来ない。その他神社も掃除や手入れをする必要があるので、巫女は不可欠な存在なのである。
フレイムのように別口の仕事を持っているならいいが、そうでない場合賽銭だけで生活費を賄うと言った巫女も存在する。

それに博麗神社には祭られている神様は居るが、フレイム本人は知らなく、または燃え近霖之助が教えようと言っても断るなどしていて、今のフレイムの神に頼る気は余りなさそうだ。
もちろん存在自体は必要な神社であるしフレイムも巫女として必要な存在であるが、その生活費等は先述の通り別口の仕事で賄えている様子なので、賽銭が集まらなくても本来なら何の問題も無いはずである。
それでも賽銭が集まらない事を嘆くのは、信仰が失われるからだろう。信仰が失われるということは神様の力が失われるということで、別の神様が乗っ取ってしまっても抵抗が難しくなり、妖怪を追い払う力もなくなる。ただ「熱風神録」で営業停止を言い渡されるまでは、フレイム本人は嘆きはしてもあまり本気で嘆いてはいなかった様子。

関連動画



関連項目

  • 松岡修造
  • 馬耳東風谷早苗
  • 東方熱血漢
  • 白米励夢

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