目とは、以下のことを表す。
- 目(め) - 脊椎動物の器官
- 目(モク) - 生物学の分類のカテゴリの一つ。網の下、科の上。ラテン語ordoの訳
- 目(モク) - 囲碁の用語。碁盤の目(め)や碁石を数えるときの単位
- 目(め) - 囲碁の用語。どちらかの活き石で囲まれた空点のこと
- 目(め) - 順番を表す接尾辞
- 目(め) - 形容詞について、~っぽいことを表す接尾辞。長目(長め)、細目(細め)、・・。
- 目(さかん) - 日本の律令制における階級の一つ。国司の四等官
人名
目(さかん、さっか)は、 日本の苗字。律令の目(さかん)が由来の職業姓。大阪府泉佐野市や山口県宇部市、山陽小野田市などで多く見られる。
- 目由紀宏 - バスケットボール選手、バスケットボール指導者
漢字として
目
- Unicode
- U+76EE
- JIS X 0213
- 1-44-60
- 部首
- 目部
- 画数
- 5画
- 意味
- め、目で見る、目配せする、目印とする、知る、区分け、要、リーダー、品定め、という意味がある。〔説文解字〕に「人の眼なり」とある。
- 字形
- 目の象形。〔説文解字〕に「童子を重ぬるなり」と、童子(=瞳)を重ねるとある。甲骨文・金文は目の正面から見た象形だが、篆体や楷書ではそれが縦になっているため、瞳を縦に重ねたものと誤ったのであろう。中国では舜や項羽は瞳が重なっていたとされ(目の上に目があるので計4つ目がある)、重瞳子と呼ばれる。
- 音訓
- 音読みはモク、ボク、訓読みは、め、ま、みる、めくばせする、かなめ、さかん。名のりに、より、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 目は部首方部を作る。目に関する字が属する。
- 語彙
- 目下・目撃・目視・目次・目前・目送・目測・目標・目礼・目録・目論・目論見
異体字など
𡇡
- Unicode
- U+211E1
- 部首
- 囗部
- 画数
- 10画
𥃦
- Unicode
- U+250E6
- 部首
- 目部
- 画数
- 7画
𥆤
- Unicode
- U+251A4
- 部首
- 目部
- 画数
- 12画
- 異体字
- 𡇡は、〔説文〕や〔玉篇〕にある古文。
- 𥃦は、〔字彙〕にある古文。
- 𥆤は、〔字彙補〕にある古文。
- 互換文字
- ⽬はUnicodeにおいて目と互換とされる字で、部首としての目を表す。
関連項目