確信犯 単語


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カクシンハン

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ニコニコ動画における「確信犯」

確信犯とは、結果を予想した上で行動を起こしたとしか思えない動画に付けられるタグ名である。

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(参考)本来の法律学等での用法

しかしながら、本来の語法としては、この「確信犯」の用法は正しくないとされてきた。

本来「確信犯」は、自分の行動の“道徳的・宗教的あるいは政治的な正しさを確信”してなされる犯罪のことを指す法律学上の用語である。

参考までに本来の法律学上の用法について例を挙げて紹介しておく。

【設定】ある電器店員が映りの悪いテレビの調整を依頼された場合

  • 「この回路をつなげば直る」と思い込んで操作したが、実は誤った回路を繋いでしまい、テレビを故障させてしまった → このケースは過失犯となる。
  • 「このテレビを壊せば客は新しいテレビを買ってくれる」と考え、わざと間違った修理を行い、テレビを壊した → このケースは故意犯であり、本来の法学的用法では確信犯には該当しない。しばしばこうしたケースが「確信犯」として誤用されてきた。
  • 「テレビは社会的に害悪なものであり、この世に存在してはいけない」との信念のもと、テレビを破壊した → これが本来の意味での「確信犯」である。

通俗的用法の一般化

とはいえ、上記のような誤用が、通俗的な慣用表現として定着しつつあるのも事実である。

「何気なく」が若者言葉の「何気に」へと変化したり、本来良い意味ではない「やばい」という言葉がいい意味で使われるようになったり、いつの間にか 「病気」が褒め言葉になっていたり、「紳士」が変態とほぼ同じ意味になっていたり、また、古語という概念そのものが示しているように、このような変化は人 々に使われる言葉の持った、不可避の性質である。

そのため、「確信犯」についても、今日広く使われている意味をして誤用だと指摘するのは正しくないとの考えが広まりつつある。言葉についてきちんと理解することのコツは、このように変わっていく言葉の流れを柔軟に把握していくことだと言えるだろう。

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最終更新:2025/12/12(金) 04:00

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