第17駆逐隊(だいじゅうななくちくたい)とは、
本稿では、艦これにおける概要及び第3代第17駆逐隊の史実について概要を解説する。
第十七駆逐隊 初期編成 |
最終編成 |
大東亜戦争時、第17駆逐隊に所属した艦艇のうち、艦これに当初から実装されていたのは、コモン艦の1つ初霜(艦これ)と、レア駆逐艦筆頭の雪風(艦これ)の2つであった。
なお、本稿では史実でも表記ゆれのある「第一七駆逐隊」「第十七駆逐隊」等の混用を避けるため算用数字で表記する。
史実で初期から第17駆逐隊に所属した4隻は、2014年に順次実装された。駆逐隊単位で見ると16駆に次ぐ入手困難度を誇るとまで言われる。(主に磯風のせい。磯風は建造や通常海域での入手方法はない。)
陽炎型姉妹の服装は3種+1(yaggy系[1]、雪風系[2]、17駆系[3]、秋雲[4])に分類できるが、17駆初期所属艦娘は「白セーラー(磯風のみ長袖。他3人は半袖)」「1本ライン入りスカート(陽炎たちの2本ラインと異なるのは初期所属が一水戦に由来するのだろうか)」という共通点がある。まあ、絵師さんの関係なのだろう。
紹介順は史実初期所属艦は艦これ実装順、最後に追加所属艦をまとめて紹介する。
2014年3月28日実装。CV/小松真奈、イラストレーター/パセリ。
通常海域(2-2,2-5,3-3,3-5,4-4,5-1~5,6-2)で邂逅可能である。追加された艦娘の中では邂逅可能性が高いが、例に漏れず建造不可。
驚異の胸部装甲の持ち主。艦これ界隈で「π/」「乳風」と言えば彼女を指す、と言われているとかいないとか。
2015年秋には秋祭り限定グラフィックが実装。実に秋祭りを堪能していた模様。
史実では彼女の図鑑ボイスのとおり「武蔵」「金剛」「信濃」の最期を看取り数多くの生存者を救出した。その胸部装甲はその武勲の証なのかもしれない。
詳しくは→浜風(艦これ)
2014年4月23日、春イベント「索敵機、発艦始め!」先行実装。CV/小松真奈、イラストレーター/パセリ。
2014年8月8日、夏イベント「AL/MI作戦」での実装を経、9月12日本実装。3-5のみで邂逅可能。
ちゃきちゃきの似非江戸っ子キャラ。大阪・藤永田造船所謹製、呉鎮守府所属のどこに江戸が絡むのか小一時間(ry そして、中破時の驚異の犯罪臭。ハイエース・・・
2015年12月、期間限定でクリスマス仕様グラフィックが実装された。MMD界でも秋祭り&秋刀魚漁イベでもハブられた可哀想な谷風にようやく愛の手が…
史実ではミッドウェー海戦において飛龍救援の命を受け、敵攻撃機からの137発もの攻撃をすべて回避するという離れ業をやってのけた強者。その勝見艦長が南太平洋海戦後の輸送任務中に戦死した後、対潜哨戒中米潜ハーダーの雷撃で沈没。17駆最初の喪失艦となった。
詳しくは→谷風(艦これ)
2014年5月23日実装。CV/小松真奈、イラストレーター/パセリ。
2-5実装と同時に実装。現在は2-4,4-2,4-3でも邂逅可能。艦娘初(現状唯一)の広島弁キャラ。生まれ・所属は谷風と同じ。どうしてこうなった
髪型は、最期を共にした金剛に因むとも言われる。2015年秋には秋祭り期間限定グラフィックが実装された。中破絵では浜風に負けず劣らずの(以下略)。
詳しくは→浦風(艦これ)
2014年8月8日先行実装。CV/川澄綾子、イラストレーター/パセリ。本実装はされていない。
2014年夏イベント「AL/MI作戦」E6攻略報酬として実装。2015年冬イベント「迎撃!トラック泊地強襲」E5ボスドロップ、2015年春イベント「発令!第十一号作戦」E5ドロップ。2015年夏イベント「反撃!第二次SN作戦」E3ドロップ。2015年秋通常海域イベント「秋刀魚漁」にて限定グラフィックとあわせ一時的に通常海域にてドロップしたがイベント終了後である現状では入手方法はない。
佐世保工廠にて建造。呉鎮守府所属。その言動からミニ長門とも。あとメシマズ。そんな彼女に秋刀魚を焼かせるとはなんということだ…
詳しくは→磯風(艦これ)
2人とも初期から実装。
雪風は磯風と同じく佐世保工廠で建造、呉鎮守府所属。(佐世保生まれの陽炎型駆逐艦はこの2隻のみ。)初期実装駆逐艦の中で最も邂逅が難しい艦娘だが16駆で最も邂逅しやすい(建造も可能)ということで16駆のコンプ難易度は推して知るべしである。
原所属16駆のうち時津風がダンピールの悲劇(ビスマルク海海戦)で、初風がブーゲンビル島沖海戦で喪失。天津風が損傷により長期入渠となったため16駆が解散され17駆に異動。雪風を含めた5隻編成となる。その数カ月後に谷風、1944年末に浦風を失った3隻編成で坊ノ岬沖海戦に参戦。
初霜は浦賀船渠で建造、佐世保鎮守府所属、一水戦21駆が原所属。44年秋までに他の初春型駆逐艦すべてを喪失。27駆から時雨が編入されるも別行動中に喪失。(時雨はレイテ沖海戦の後佐世保にて入渠。南方で霞らと行動する初霜とは別に磯風・浜風らと行動を共にしていた。)北号作戦で共同した夕雲型駆逐艦朝霜、朝潮型駆逐艦霞を編入し21駆として坊ノ岬沖海戦に参戦。
雪風、初霜以外の17駆、21駆が坊ノ岬沖海戦で失われ、姉妹艦を失った残る2隻で「最後の17駆」を編成した。
詳しくは→雪風(艦これ) 初霜(艦これ) ゆきしも
| 発令日 | 司令氏名 (期・本籍) |
前職 | 後職 |
|---|---|---|---|
| 1940/12/15 | 杉浦 嘉十 (46・愛知) |
蓼艦長-卯月艦長-1水戦参謀-2水戦参謀-第五駆逐隊司令-第二遣支艦隊参謀 | 水雷学校教頭-第四駆逐隊司令-羽黒艦長 |
| 1942/4/10 | 北村 昌幸 (45・石川) |
帆風水雷長-第10号哨戒艇長-第5号哨戒艇長-呉竹艦長-鎮海防備隊水雷長-薄雲(東雲)艦長-夏雲艤装員長/艦長-長良副長-第11水雷隊司令-第21掃海隊司令 | 長良艦長-第一海上護衛隊運行指揮官 |
| 1943/6/17 | 宮崎 俊男 (48・兵庫) |
陸奥分隊長-加古水雷長-薄雲艦長-第10戦隊参謀-第5艦隊先任参謀-第2遣支艦隊先任参謀 | 天城艦長-葛城艦長-(終戦:第二復員省)葛城艦長 |
| 1943/12/18 | 谷井 保 (50・広島) |
第31号駆逐艦[=菊月]水雷長-朝凪水雷長-敷波水雷長-水雷学校教官-神風艦長-5水戦参謀-白露艦長-支那方面艦隊兼第3艦隊参謀-1水戦参謀-4水戦参謀 | 44/11/21 浦風戦没時に戦死 |
| 1944/12/5 | 新谷 喜一 (50・広島) |
呉竹艦長-若竹艦長-睦月艦長?-子日艦長-薄雲艦長-谷風艤装員長/艦長-第24戦隊参謀 | 45/4/7 磯風戦没時生存 |
| 1945/4/15 | 松原滝三郎 (52・香川) |
菊艦長-沢風艦長-灘風艦長-汐風艦長-五月雨艦長-2水戦先任参謀 | 予備役-第二復員省舞鶴地方援護局第二復員部長 |
| 艦名 | 型式 | 原所属 | 喪失日 | 喪失した海戦/状況 |
|---|---|---|---|---|
| 浦風 | 陽炎型 駆逐艦 |
第17駆逐隊 (初期所属) |
1944/11/21 | 台湾海峡 帰国中に米潜の雷撃を受け沈没 |
| 磯風 | 1945/4/7 | 坊ノ岬沖海戦 | ||
| 浜風 | ||||
| 谷風 | 1944/6/9 | タウイタウイ近海 対潜警戒任務中、米潜雷撃を受け沈没 |
||
| 雪風 | 第16駆逐隊 | 終戦時残存 1971年末解体 |
45/8/15付41駆に異動。除籍後特別輸送艦に指定。 その後、賠償艦として中華民国に譲渡。 |
|
| 初霜 | 初春型 駆逐艦 |
第21駆逐隊 | 1945/7/30 | 宮津港空襲にて米軍敷設の機雷へ接雷。大破・着底 |
| 1940年11月30日 | 磯風竣工(1938年11月25日、佐世保海軍工廠で起工、1939年6月19日進水) |
| 1940年12月15日 | 浦風竣工(1939年4月11日、藤永田造船所で起工、1940年4月19日進水)。磯風・浦風で第17駆逐隊を編成。 |
| 1941年4月25日 | 谷風竣工(1939年10月18日、藤永田造船所で起工、1940年11月1日進水)5月1日付17駆に編入。 |
| 6月30日 | 浜風竣工(1939年11月20日、浦賀船渠で起工、1940年11月25日進水)。17駆に編入。 |
| 12月8日 | 大東亜戦争開戦。第一水雷戦隊(旗艦:阿武隈)所属。17駆・18駆・秋雲とともに南雲機動部隊と真珠湾攻撃に参加。 |
| 12月21日 | ウェーク島第2次攻略戦に二航戦護衛として谷風・浦風が参加。 |
| 1942年1月23日 | ラバウル攻略戦に参加。 |
| 2月19日 | 一航戦、二航戦によるポートダーウィン空襲に参加。 |
| 3月6日 | 二航戦(山口分艦隊)隷下に。谷風・浦風は金剛・榛名とともにクリスマス島砲撃。 |
| 3月26日 | セイロン沖海戦に参加。(南雲機動部隊(加賀欠)、第三戦隊(金剛型姉妹)、第八戦隊(利根筑摩)、一水戦(阿武隈)4駆第二小隊(萩風・舞風)、17駆、18駆) |
| 4月13日 | 第十戦隊(旗艦:長良)新設。17駆・7駆(朧欠)・10駆は第十戦隊隷下に。 |
| 6月5日 | ミッドウェー海戦 ・浦風・谷風 - 飛龍救援 ・磯風・浜風 - 蒼龍救援 |
| 7月14日 | 第十戦隊が第三艦隊隷下に。 |
| 8月18日 | ガダルカナル島の戦い。陸軍一木支隊支援(嵐・萩風・陽炎・谷風・浦風・浜風)磯風は鳥海・第六戦隊と支援行動。 |
| 10月24日 | 南太平洋海戦に参加。その後内地帰還。 |
| 1943年2月~ | ガダルカナル島撤退作戦(ケ号作戦)に参加。第3次ケ号作戦で磯風損傷。内地帰還。(7月復帰)その後は鼠輸送作戦に参加。 |
| 6月25日 | 浜風、17駆から分離して16駆雪風と行動を共にする。7月12-13日のコロンバンガラ島沖海戦に神通・雪風・浜風・清波・夕暮・三日月が参戦、神通沈没。 |
| 8月17日 | 第一次ベララベラ海戦に漣(三水戦司令乗艦)・時雨・磯風・浜風参戦。浜風が損傷し内地帰還。 |
| 10月5-6日 | 第二次ベララベラ海戦に秋雲(三水戦司令乗艦)・風雲・夕雲・五月雨・時雨・磯風参戦。夕雲戦没。 |
| 11月4日 | 輸送作戦中に磯風接雷小破。明石による応急修理の後内地帰還。12月28日修理完了。 |
| 11月11日 | ラバウル大空襲。浦風損傷。阿賀野救援に従事。帰還後、呉で修理。 |
| 1944年2月11日 | 17駆、リンガ泊地に進出。船団護衛に従事。 |
| 3月20日 | 16駆解散。雪風が17駆に異動。 第1小隊(磯風/駆逐隊指令艦・浦風・谷風)第2小隊(浜風・雪風) |
| 3月29日 | パラオ大空襲から退避する武蔵の護衛(磯風) |
| 5月19日 | タウイタウイへ進出。 |
| 6月9日 | 谷風が対潜哨戒任務中米潜ハーダーの雷撃により沈没。 |
| 6月19日 | マリアナ沖海戦 磯風 - 大鳳護衛。沈没後救助 浦風 - 翔鶴護衛。沈没後救助 浜風 - 時雨・白露・響・秋霜とタンカー護衛。白露がタンカーと衝突して沈没。 雪風 - 卯月・初霜らとタンカー護衛。 |
| 7月~ | リンガ泊地に再進出。 |
| 9月~ | 扶桑・山城護衛のため呉を往復 |
| 10月24日 | 捷一号作戦(シブヤン海海戦) 浜風 - 清霜と合同し沈没した武蔵生存者救出 雪風 - 筑摩護衛。救出を野分と交代。(野分は米軍により筑摩生存者ともども戦没。) |
| 10月25日 | サマール沖海戦 - 磯風・浦風・雪風参戦 |
| 11月16日 | 金剛・大和・長門・矢矧を護衛しブルネイ出港 |
| 11月21日 | 米潜シーライオンの雷撃により、浦風・金剛戦没。磯風・浜風は金剛生存者救助。雪風は大和・長門の護衛のため分離、先行して帰還。 |
| 11月24日 | 長門を護衛し呉から横須賀へ移動。 |
| 11月28日 | 信濃を護衛して横須賀から呉へ移動中、信濃が米潜アーチャーフィッシュの雷撃で沈没。生存者を救助。 |
| 12月下旬 | ヒ87船団・龍鳳護衛に磯風・浜風・時雨が従事。磯風・浜風分離後、時雨が戦没。 |
| 1945年4月7日 | 坊ノ岬沖海戦 磯風 - 矢矧より二水戦司令部移設命令を受け接舷したところを攻撃され大破。 戦闘後雪風が曳航を試みるが二水戦司令部より処分を命じられ砲撃沈没。 浜風 - 第二派攻撃によって轟沈。初霜・雪風らにより生存者救助。 雪風 - 不発弾を受けるも小破。生存者を救出して無事に佐世保に帰投。 |
| 4月20日 | 第二水雷戦隊解散。21駆より初霜を加える。 |
| 7月30日 | 宮津港空襲。初霜が大破着底。(終戦後、舞鶴にて浮揚解体) |
| 8月15日 | 終戦。雪風は41駆に異動。その後、特別輸送艦を経て賠償艦として中華民国(台湾)に引き渡され、丹陽と改名。1969年除籍、71年末までに解体。 |
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最終更新:2025/12/12(金) 11:00
最終更新:2025/12/12(金) 11:00
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