終わる終わる詐欺 単語


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オワルオワルサギ

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終わる終わる詐欺とは、最終回といっといてなかなか終わらなかったり、終わらずに続いたりするアレである。
つまり、「最終回?」である。

概要

終わる終わる詐欺とは、テレビ欄で最終回かと思って見ると、まだ全然最終回じゃなくて、最終章前編とか、最終章第二部とか、最終章完結編とか、いつまでもダラダラダラダラ引っ張るアレである。

『銀魂』のアニメシリーズの場合

言葉自体はアニメ第1期『銀魂』第125話「最終章 突入!」が最初であった。
このとき、終了予定まで半年あり、「吉原炎上篇」を「最終章 第二幕」として2ヶ月放送した。

その後、さらに第1期4年目、第2期、第3期が決定したため、事実上のアニメ版の最終回と位置づけられていた『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』公開までにはかなりの期間を要した。

終わる終わる詐欺自体は、3年目最後の第150話「長いものには巻かれろ!!」でも行い、第1期の最終回として位置づけられていた『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』や、第2期最終回である第252話「ごめんなさい」でも結果的には同様に終わる終わる詐欺となった。

そしてさらに、アニメ第4期が放送決定されたため、「アニメ『銀魂』堂々の幕引き」、「あの終わる終わる詐欺の汚名を払拭する、今度こそ本当の、正真正銘の完結編」とまで宣言されていた『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』も終わる終わる詐欺の一種、考え方によっては最も悪質な終わる終わる詐欺となってしまった。
「完結篇」とはなんだったのか……?
ちなみに、後者の宣伝文句は公式サイトが立ち上げられて割とすぐに削除されていた。

その他の例の場合

このような終わる終わる詐欺は、アニメに関わらず、ドラマ、バラエティー番組などありとあらゆる番組に以前から現在も例を挙げればキリがないほどたくさん使われており、人気作品ならもはや定番な手法である。
もちろん、テレビ番組だけでなく、連載漫画やゲームなどあらゆるメディアにおいても使われている。
中には、メディア分野に関わらないものもある。

「始まりがあるものには、すべて終わりがある」といった言葉があるが、この終わる終わる詐欺も結構ある。
「どんな番組にも必ず終わりは来る。人それを最終回という。」という言葉もあるので気長に待つのがおすすめである。

番組が最終回などとして終わっていながら、または、最終章や完結編などに突入していながら、

  • 実は最終回、最終章、完結編などではない。
  • 最終回や最終章そのものがものすごく長期にわたる。
  • 「2」や「3」などとしてすぐに復活し継続する。
  • 続編にあたるスペシャルや劇場版で何回も復活する。
  • 劇場版が真の最終回であると位置づける。
    • 本編最終回が放送終了してすぐに「映画化決定!」とテロップを出す。
    • 「本編最終回→スペシャル→劇場版」の流れを組み、本編自体が映画の宣伝。
  • 番組名を変えただけで内容はほとんど変わらない。いわゆる「テコ入れ」。
  • 「もうちっとだけ続くんじゃ」と言って、そのもうちょっとがものすごく長期にわたる。
  • ヒロインやレギュラー脇役、舞台などは変わるが、主人公は変わらず続投する。(姿は変わる場合もある。)
  • 実は原作のストックをためるためや大人の事情などで一旦終わるという形をとっていて、少し経ってから復活する。

などと、番組によってスタイルはさまざまであるが、要するになかなかストーリーが終わらない、むしろグダグダと続く。
以上の手法例だけでも、さまざまな番組例が思い浮かぶだろう。
そう、アレやアレ、ソレなんかもそうだろう。
中には、続きすぎて終わるタイミングを失い、終わらない、むしろ大人の事情などで終われないものもあったり、後々に無理矢理終わったりする(「俺たちの戦いはこれからだエンド」など)ものもある。
そのため、内容や作中の時間軸に矛盾が生じてしまうこともある。

終わる終わる詐欺を見抜く方法として、テレビ欄に「(終)」などの最終回を表す記号のないのを確認する、最終回がなんか続く雰囲気であることに気づくことなどがある。
次番組の情報はずいぶん前から公表されているはずなので、それをチェックするのもおすすめである。
ただし、「(終)」とあったとしても、次回でタイトルや配役、主人公以外のキャラのポジションなどが変わたったり、新キャラが登場したりなどの場合もある。

なお、最終回がなんか続く雰囲気であって、引っ張るだけ引っ張っていたとしても、「俺たちの戦いはこれからだエンド」の場合もあるので、これについても注意が必要である。
この場合、忘れたころに続編が始まったり、「改」や「R」などとして再編集やリメイクされて復活したり、たびたびゲーム化されたりすることもある。

さらに、復活の予兆として前作が再放送されたり、前作の劇場版が(もともと放送されていたテレビ局で)テレビ放送されたりするなどということもある。
「何で今再放送されてるの?」と思った場合、その作品はほとんどの確率で続編が放送されたり新作の劇場版が公開されたりする。

似ている例

閉める閉める詐欺

そのほか、前述の通り、メディア分野に関わらず、この終わる終わる詐欺が適用(?)されるものもある。
例として、

  • 毎日閉店セールを行いながら、なかなか閉店しない。
  • 閉店セールを行って閉店したと思いきや、リニューアルオープンする。
  • 「閉店セール」といいつつ閉めずに、顧客に対して「閉店するから早く買いなさい。」と催眠商法のように行う。

などのような、いわゆる「閉める閉める詐欺」などもある。

やめるやめる詐欺

何かをやめる、引退するなどと言って、結局やめずに続けていたり、ちゃっかり復活していたりするアレである。
俗にいう、「やめるやめる詐欺」。
具体的に誰なのか何なのかはお察しください。

対をなす例

やるやる詐欺

何かを始める、何かを絶対にやる、実現するなどと言って、結局何もやらない、実現させないアレである。
俗にいう、「やるやる詐欺」。
ニセ予告などもこれに該当するが、具体的に誰なのか何なのかはお察しください。

関連動画

関連項目

  • 詐欺の一覧
  • 最終回
  • 毎回最終回
  • いい最終回だった
  • エンディング
  • 打ち切り
  • 冨樫仕事しろ
  • 銀魂関連項目一覧
  • もうちっとだけ続くんじゃ
  • ファイナルファンタジー
  • 閉店セール

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最終更新:2025/12/15(月) 20:00

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