行方尚史 単語


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ナメカタヒサシ

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行方尚史とは、将棋棋士である。(故)大山康晴十五世名人門下。棋士番号は208。

概要

行方と書いて「なめかた」と読む。「ゆくえ」ではない。愛称は「なめちゃん」。

1973年生まれ、青森県弘前市出身。1986年に奨励会6級入会。1993年に四段昇段(プロ入り)。
2018年現在は竜王戦3組、順位戦B級1組に在籍。

小学校6年生のときに小学生名人戦で3位になり、トイレで悔し涙を流していたところ大山康晴十五世名人に声をかけられ、その縁で入門に至ったというエピソードがある。プロ棋士になるため小学校卒業と同時に単身上京し、苦労の多い奨励会時代を送った。

プロ入り後すぐに竜王戦挑戦者決定戦まで進むなど快進撃を見せた一方で、長い低迷期間も経験している。

2006年度に順位戦B級1組2位で昇級を決め、2007年度にA級八段となるが、1期で降級。
2008年度に朝日杯将棋オープン戦で優勝し、全棋士参加棋戦での初優勝を果たした。
2012年度、(結婚を機に)再び好成績をあげ始め、2013年度から順位戦A級に復帰。
王位戦でタイトル初挑戦を果たしたが、羽生善治王位との七番勝負は1-4で敗退した。

2014年度、第73期A級順位戦において、6勝3敗で渡辺明、広瀬章人、久保利明らと並びプレーオフに進出。広瀬、渡辺を破った久保をくだし羽生善治名人への挑戦権を獲得したが、羽生名人との七番勝負は1-4で敗退した。

2017年度、第3期叡王戦において本戦準決勝まで勝ち進むも、金井恒太六段相手に惜敗。タイトル挑戦とはならなかった。

居飛車党で粘り強く、切れ味鋭い棋風。また、遅咲きの棋士でもあり、棋界有数の強豪棋士となっている。

独特の美学の持ち主で、ロックへの愛とファッションセンスに定評がある。また、出身は美酒の多い青森ゆえに、棋界きっての酒豪でもあり、対局が終わったら大抵勝っても負けても呑みに行くらしい。また、結婚してからは食生活も安定したのかスマートになっており、ダンディな姿が戻ってきている。

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