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この記事は、「とある魔術の禁書目録」のネタバレを含んでいます。 了承した方のみ自己責任で突っ走ってください。 |
超能力(とある魔術の禁書目録)とは、ライトノベル『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』に登場する、特殊な力である。
学園都市では「記憶術」や「暗記術」という名目で超能力の研究を行っており、外部から素質があるとされた子供達を集め、教育機関としての能力開発を行っている。
いわゆるSF作品に登場する「超能力」と考えて差し支えないが、禁書世界では科学的に「人工的に後天開花させた才能」として超能力は扱われている。
「自然的に先天開花されてた才能」は「原石」と呼ばれる。言ってしまえば超能力者とは「人造(人工)原石」となる。
主な手段は薬物・催眠術・電気刺激などを利用した脳開発。
思春期の心性と薬物作用を網羅した超常誘発方式とも称されており、年齢が関わっている可能性もある。
アレイスター=クロウリーが科学を作り、パラダイムシフトを起こして本質を覆い隠す前の世界は「統一した理論」で説明可能だったらしく、実際のところ魔術と科学には境界がないのだとか。
推測を含むが、魔術と科学で線引きされた世界の法則の片割れが「超能力」という事なのかもしれない。
なお超能力者としての名称は、「レベル5」とされる規模の力を持つに至った者のみが得られる(後述)。
「自分だけの現実(パーソナルリアリティ)」と呼ばれる、個々の持つ感覚を確立し認識する事で、力は法則を持って方向性を定める。要は発火能力者や精神感応者など、個人個人の能力の「種類」を定めるもの。その為、「一人が持てる能力の種類は一種のみ」である。
加えて個人の脳による演算能力の精度の高さによって、力の「強弱」も定まっていく。
「自分だけの現実」は脳に宿ると言われているが、脳のどこに宿るかまでは判明していない。
学園都市暗部では「プロデュース」(自分だけの現実が宿る場所の研究)が行われ、「霊魂と呼ぶべき何か」が肉体に宿ると結論付けられた。
研究はオカルトじみた域に突入、外部から死霊使いの魔術師がスーパーバイザーとして招集されている。
単純に数字が増える程強力で、現在作中で用いられている段階は6段階。下記のような区分であるが、レベル3と4の間には大きな壁が存在するとされている。
| 名称 | 強度 | 詳細 |
|---|---|---|
| 無能力者 | レベル0 | 能力が微小過ぎて、無いに等しいされる |
| 低能力者 | レベル1 | スプーンを曲げる程度で、日常では役に立たない |
| 異能力者 | レベル2 | 実際にはレベル1と同じく、やはり日常では余り役に立たない |
| 強能力者 | レベル3 | 日常生活において、実用的で「便利」と感じられる |
| 大能力者 | レベル4 | 軍隊において、戦術的価値を得られる程の力 |
| 超能力者 | レベル5 | 単独で軍隊と戦える程の力 |
注意として、レベル0というのは完全な常人ではなく、学園都市の能力開発そのものは受けている生徒で、厳密には能力者である。ただし、力が弱すぎて測定してもほとんど効果が見られない為、学園都市の身体検査(後述)では無能力者扱いにカテゴライズされる事になる。
学園都市230万人の内、学生は8割、更にその6割がレベル0である。次いで多いのはレベル1。勿論レベルが上がる程、その数は減っていき、最高のレベル5は僅か7名となっている。
なお、レベル5の7名には序列があり、そちらの詳細は超能力者(レベル5)を参照。
「レベル5の先にあるもの」とされ、概念上だけ存在しているレベル。未だに実在した例はない。
「神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの」という、学園都市に置ける能力開発の到達点とも同一視される。
レベル5の中でも序列第一位の、一方通行(アクセラレータ)のみがこの領域に辿りつけるとされ、彼を中枢に据えた「量産型能力者計画(レディオノイズけいかく)」などが実行されたが、失敗に終わっている。
学園都市統括理事長であるアレイスター=クロウリーによれば、原作14巻以降の進捗度であれば、一方通行・打ち止め(ラストオーダー)・ヒューズ=カザキリを三位一体にすれば、レベル6には辿りつけるらしい。しかし…。
アレイスターが目指すのは「絶対能力の、その先にあるもの」であるらしく、前述の手段は結局取られてはいない。
その為に彼は上条当麻、引いては幻想殺し(イマジンブレイカー)を学園都市に招き入れた。
というか、学園都市自体が全て上条を基準にして作られたらしい。
AIMは "An Involuntary Movement" (「無自覚」)の略で、能力者全てが持ち、無意識に発している微弱な力場の事を指す。
研究と運行、また「虚数学区・五行機関」やヒューズ=カザキリの発現にも必要とされるこれらの力は、レベル0でも持ち得ている。学園都市が、彼らを飼い殺しにするのはこの理由の為である。
学生の能力レベルを測定(査定)するシステムで、定期的に受けることが義務付けられている。あくまで目安であるが、調べるのは能力の適正、伸びやすさ、能力の種類、現在のレベルなど。
2種類以上の能力を持つ能力者のこと。理論上不可能とされており、実際には研究は滞っている様子。
『とある科学の超電磁砲』において木山春生が幻想御手(レベルアッパー)を利用して、擬似的にこの能力を再現した「多才能力者(マルチスキル)」となっている。
アイテムの滝壺理后の能力がレベル5に至った場合、多重能力者の研究は現実的な視野に踏み込める事になるらしい。
学園都市の生徒に対して密かに行われていた、能力者としての素養調査結果をまとめたリスト。身体検査のような目安とは異なりその精度は高く、レベル5である御坂美琴ですらも、幼い頃既に高い素養が既に予見されていた。
これによってカリキュラムも大きく左右され、始めから「より伸びる素養のある者が優先で、複雑で高度な開発を受けられる」ように設定がされる。多くの学生にとって受け入れがたく、無能力者にとってはもはや地獄のような代物。
もしこのリスト表に出た場合、学生達を絶望と無気力に追いやり、街の機能も停止するレベルでの影響力も無視できない。その為、学園都市上層部は厳重にこれを保管・管理している。
現在、浜面仕上はこれの一つを入手しており、学園都市においてのアイテムの保全と、滝壺理后の安全の為の交渉材料として用いている。
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最終更新:2025/12/14(日) 02:00
最終更新:2025/12/14(日) 02:00
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