軍師官兵衛とは、2014年1月5日から放送されている、第53作目の大河ドラマである。
豊臣秀吉の軍師として活躍した稀代の名将、黒田官兵衛の生涯を描く。戦国大名の軍師が主人公として描かれるのは、2007年の「風林火山」以来である。主演はV6の岡田准一。
音楽の菅野祐悟はドラマ「ガリレオ」やアニメ「D.C. ~ダ・カーポ~」を担当している。また、ドラマ本編の演奏は「風林火山」以来となる、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団が務める。またメインスタッフは、監修に小和田哲男・二木謙一両教授をはじめ戦国大河おなじみの顔ぶれが揃っている。
当初語り手は、大河の常連女優でもある藤村志保が担当し、やけにおどろおどろしい喋り方がネットで評判となったが、第1回が放送される直前に背骨を骨折して療養に入ったため、第7回以降のナレーションは広瀬修子アナウンサーが代行している。
オープニング映像は、主演の岡田准一のビジュアルが全面に推されている他、「龍馬伝」に近い演出となっている。また、キャストクレジットは「江〜姫たちの戦国〜」「平清盛」「八重の桜」とここ数年昔ながらの縦書き表示が復活していたが、今回は再び横書きに戻った。
1996年に放送され大ヒットした大河ドラマ「秀吉」で豊臣秀吉役を演じた竹中直人が、18年ぶりに同役を演じることでも話題となった。本作でも「心配ご無用!」や「ごもっとも!」などの決めゼリフは健在である。その「秀吉」で黒田官兵衛を演じた伊武雅刀は、本作では千利休を演じている。また、徳川家康役の寺尾聰は、1973年放送の大河ドラマ「国盗り物語」以来、実に41年ぶりの家康役となる。
軍師官兵衛は前川洋一のオリジナル作品とはなっているが、官兵衛の人物像や秀吉の中国地方攻略に重点を置いているところなど、司馬遼太郎の小説「播磨灘物語」の影響が大きく、この「播磨灘物語」は軍師官兵衛の実質上の原作とも言える作品である。Amazonのレビューを見ると、ドラマが放送される9年も前に、本作を大河ドラマ化してほしいという声もある点に注目したい。
漫画「軍師 黒田官兵衛伝」は、近年歴史物のギャグマンガを数多く執筆している重野なおきの4コマ漫画。天下統一より目薬売りに精を出す官兵衛、バナナが好物な信長(日本人で初めてバナナを食べたのが信長らしい・・・)など、登場人物がコミカルに描かれており、ドラマの入門にお薦め。彼の代表作である「信長の忍び」の外伝的作品と言える。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/11(木) 09:00
最終更新:2025/12/11(木) 09:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。