金色のガッシュ!!とは、『週刊少年サンデー』で連載されていた漫画である。
作者は雷句誠。単行本は全33巻。
また、文庫版発売記念としての番外編が『どうぶつの国』6巻に掲載されている。
なお、『金色のガッシュベル!!』の名前でアニメも放映されていた。
概要
1000年に一度、魔界の王様を決める為、人間界に送られた100人の魔界の子供たちが戦うバトルストーリー。
雷句誠の名前が幅広く売れた作品であり、『小学○年生』、『コロコロコミック』等数多くの場所でいろいろな漫画家が派生漫画を連載したほど。
現在でも爆発的な人気を誇る漫画であり、『別冊少年マガジン』にて本編後の番外編が描かれたほどである。
主なキャラクター
以下多少ネタバレを含んでます。
- ガッシュ・ベル(CV:大谷育江 - 吉田小南美)
本作の主人公、魔界にいた頃の記憶を失っている魔物の子。
元気いっぱいで誰にでも優しい。王様っぽく語尾に「なのだ!」とつけたり、「ウヌゥ」という口調をつける。
このしゃべり方にはワケがある。昔ガッシュが魔界にいた頃、体内に最強の雷呪文「バオウ・ザケルガ」を封じ込められたことから民間の家に隔離され、養母にもクラスメイトにもいじめられて絶望的な毎日を送っていた。
そんな中、偶然自分が王族である事、親と兄がいることを知って、以後励みになるようにこの言葉を使い始めた。
コルルという少女に出会ったことで、優しい王様になることを誓う。
電撃を主体とした術を使う。
- 高嶺清麿(CV:櫻井孝宏)
ガッシュの赤い本の使い手。天才的頭脳を持つ中学生。もう一人の主人公。
その天才的頭脳故に周りから煙たがられていたが、ガッシュとの出会いにより変わり始め、次第に友達も増えてきた。
基本的に物語のツッコミ役兼もう一人の主人公として参加しており、彼がいなくなるとこの漫画の展開が基本的にグダグダになるためあまりオススメはできない。
ゼオン/デュフォーペアとの戦いで、考えればその答えがすぐに浮かぶ「答えを出す者-アンサー・トーカー-」という異形の力を習得するが、ある日の夜に意味不明のアホな夢を見て力を失ってしまった。
- ブラゴ(CV:小嶋一成)
ガッシュのライバルとして雷句が考えた魔界貴族の青年。
ブルドーザーも一撃でぶっ飛ばすほどの腕力を有しており、その圧倒的パワーを武器にした戦い方をする。
シェリーのことは当初は認めていなかったものの、魔界に帰る際は「お前がパートナーで俺は幸せだった」と作中最強のデレを見せている。後の雷句の言葉によれば、ブラゴはシェリーに恋をしていたとのこと。
重力を主体とした術を使う。
- シェリー・ベルモンド(CV:折笠富美子)
ブラゴの黒い本の使い手。ベルモンド家令嬢。
当初は親友であるココを洗脳していたゾフィスに復讐心を燃やして他の魔物を寄せ付けていなかったが、清麿たちと出会うことにより彼女自身の心も変わってきた。
ブラゴとのコンビネーションは抜群であり、彼女自身もかなりの戦闘能力を有する。
- ティオ(CV:釘宮理恵)
ガッシュの友達のCVくぎゅの幼女。
魔界にいた頃はガッシュ、キャンチョメをいじめていたらしく「首絞めティオ」の二つ名で恐れられていた。
その本質は思いやりのある優しい女の子であり、その彼女の人格が現れてか使用する呪文も盾を出したり、体力を回復させる呪文が多い。こら、誰だチャージル・サイフォドンとか言ったのは。
守りが主体の術を使う。
- 大海恵(CV:前田愛)
ティオの朱色の本の使い手。高校生の人気アイドル歌手。
とある一件以来清麿に好意を抱いており、以後さりげなくアプローチをかけるが最後まで清麿には気づいてもらえなかった。同じく清麿に好意を抱いている水野スズメとは仲が良いが、ごくまれに彼女にいじわるした部分もあった。
生身の戦闘能力は人間相手ならばある程度は戦える程度。
- キャンチョメ(CV:菊池正美)
ガッシュが魔界にいた頃の友達、口がアヒルの魔物。
覚えている術は攻撃には使えない呪文ばかりだったが、次第に戦闘型の呪文も覚えていった。
図々しい上にうっとうしい面も持っているが、誰とでも仲良くして一緒に遊ぶことにためらいがない為友達は比較的に多い。
変化、まやかし系の術を使う。
- パルコ・フォルゴレ(CV:高橋広樹)
キャンチョメの黄色の本の使い手。イタリアの世界的有名スター。
いつもハイテンションで女子相手にセクハラをしているが、まじめな時はまじめな男。
実は過去に不良をやっていた経験があり、その豪腕で多くの人間をボコボコにしていたがその怖さから親から勘当され、天涯孤独となる。街中で偶然見かけたカバの映像を見て以来、不格好でも強く、そして優しいカバさんを目指すようになる。
- ウマゴン(シュナイダー)(CV:こおろぎさとみ)
ウマの怪獣のような外見をしていることから清麿にそう名づけられた不運な魔物。
ガッシュとは魔界にいた頃一時期嫌っていたが、父親のパパゴンの命の危機を一緒に救ったことから、以後ガッシュの友達になる。
ウマのような外見に比例して干草が好きだが、逆にニンジンは大嫌い。
炎、また速さを主体とした術を使う。
余談だが、『どうぶつの国』にも出ていたりする。
- カフカ・サンビーム(CV:郷田ほづみ)
ウマゴンの薄橙色の本の使い手。
動物の言葉をわかる能力を持っているがいまいち感覚がアレであり、ごくまれに清麿を困惑させる。
年長者ということからメンバーのまとめ役になっており清麿に変わって作戦参謀を担当したこともしばしば。
心情は「グルービー-いかしてる-」。
- キッド(CV:岡村明美)
人形のような外見をした魔物の子。
見た目に反して高い戦闘能力を持つ。
純粋な心を持ち、疑いを知らない性格だが、それ故にナゾナゾ博士の「ウ・ソ♪」に騙され続けている。
機械系の術を使う。
- ナゾナゾ博士(CV:納谷六郎)
キッドのパートナー。本名は不明。口癖は「ウ・ソ♪」。
自称「何でも知っている不思議な博士」であり、基本的に清麿たちにヒントを与え彼らをサポートする。
その実態は未だ不明であるが、今考えれば答えを出す者の類かと思われる。
「マジョスティック12」という奇々怪々な超能力集団を連れているが、基本戦闘能力は全員無いに等しい。
- ウォンレイ(CV:石田彰)
リィエンの恋人。
格闘術系の呪文を使う。
- リィエン(CV:池澤春菜)
ウォンレイの恋人。そしてパートナー。
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