銀河戦国群雄伝ライとは、真鍋譲治の銀河系を舞台にした漫画である全27巻。また本編の後日談のストーリー銀河戦国群雄伝ライ異聞がある。
TVアニメも放送されているが、原作の内容と違い終盤のストーリーがアニメスタッフの暴走により全く異なる結末を迎えてしまったためさすがに原作者もブチ切れたらしい。しかし作中の楽曲は素晴らしいだけにもったいない作品になってしまった。
SFCでゲームも発売されており竜我雷率いる南京楼軍・羅候率いる練国・独眼竜正宗率いる南天連合軍・骸羅率いる大五丈軍の4勢力から銀河を統一するのが目的のシュミレーションゲーム。このゲームではすべての星を制圧されても滅亡にはならず、主人公(または敵君主)の艦隊戦による旗艦撃破または白兵戦による撃破でその国は滅亡となる。
新生銀河帝国皇帝が崩御したことにより帝政が崩壊した。
数多くの派閥が次期権力争いが勃発する中でいち早く勢力拡大をさせ北天を統一したのが、元帝国左将軍の比紀弾正。五丈国を建国し最も信頼できる4人五丈四天王の活躍もあり残る北天勢力を制圧し南天への南西を始める。
五丈四天王のひとり狼刃は自分の軍団にいた一人の一兵卒に目を付けた。彼の名は竜我雷。
戦国時代の風雲児がついに歴史の表舞台に立つ。
竜我雷が最終的には五丈皇帝になり銀河統一までのお話
北天
五丈国
比紀弾正が建国した国。五丈四天王を筆頭に軍閥による権力が大きく文官の発言力は小さい。
大五丈国
比紀弾正の死後、五丈四天王骸羅によるクーデターにより五丈国は制圧された。骸羅は自ら皇帝をを名乗り大五丈国と改名した
新・五丈軍
偽帝骸羅を倒した竜我雷による新たな五丈国。全ての銀河を統一する
南天
練国
南天の部族国家の一つ。主に獣人を中心とした国。専制君主制で君主の発言力が大きい
智国
南天の部族国家の一つ。「正宗」と呼ばれる王を中心とした専制君主国。北天の五丈に対する南天連合軍の盟主国家となる
ここで紹介するのはごく一部の主要キャラです。声優はアニメ版より
五丈国南京楼軍
竜我雷:檜山修之
本作の主人公。度胸と悪運の強さを五丈四天王である狼刃に買われ艦隊師団長になる。元々は白兵戦用の1兵士であったため当初は艦隊の指揮はまったくであったが訓練や南天との戦闘を重ねていくうちに上達する。
最前線である南京楼の城主となりそこを拠点として南天や偽帝骸羅から五丈を奪還。最後は五丈皇帝として銀河統一を果たす。
大覚屋師真:矢尾一樹
南京楼一の商人。大覚屋の長男。普段は風来坊として街に繰り出し女遊びなどをしていたが、竜我雷と出会い彼とともに銀河統一を目指すこととなる。三国志の孔明にあたる人物であり。その知略・策略で数多くの会戦で勝利をあげる。銀河統一後は丞相になるも隠居する。
紫紋:三石琴乃
新生銀河帝国軍の帝国将官、阿曹主禅の娘。母親が皇族出身であり唯一の皇族の血を引くもの。父親である阿曹主禅を竜我雷が打ち取ったのを知り当初は彼を嫌っていた場面もあった。
その後さまざまな境遇を乗り越えていくうちに彼の事を愛することとなり結婚。
しかし彼が五丈王となった時期に西羌国が襲撃。そのとき受けた傷が致命傷となり最後は駆けつけた雷と麗羅に事を託して息を引き取る
麗羅:熊谷ニーナ
比紀弾正の娘。かなりやんちゃな性格で武芸の腕もかなりのものである。竜我雷を見たとき只者ではないと思い将来の五丈支配者にしようと画策する。父親の死後は骸羅とクーデターを起こし国王代理となるが貯めを苦しめるほどのふぬけた統治のせいでついに骸羅より追放されてしまう。雷と再会後は「末席でもいいから後宮に置いてほしい」と懇願する。
紫紋とは当初対立をしていたがともに竜我雷のことを思うようになると気が合いはじめる。彼女の死後は正妻として雷をささえ跡取りを産む
雲海入道:島香裕
竜我雷の兵卒時代からの親友。雷にとって頼りになる豪傑でありいつも白兵戦では共に行動した。
羅侯との最終決戦時彼に一騎打ちを挑むが左目を失う。戦後は雷より将軍職を薦められるがそれを断り諸国へ旅立つ
太助:山口勝平
竜我雷とは同郷で幼い頃から彼を兄貴と呼び慕う。銃の使い手で白兵戦では後方支援の工作員にあたる。
羅侯との戦いの時に敵の戦艦「猛虎」の爆破作業に成功して包囲網を突破するが自らもその爆発に巻き込まれて命を落とす
孟閣
竜我雷が師団長になった時の副師団長であり部下の信頼も厚い。当時は新米司令官の雷に不服であったが南征での彼の働きを見て信服する。以後は雷が白兵戦時の時の旗艦金剛の指揮などを行う。第2次南征前に乗馬中に落馬して怪我を負ったことで留守番となるが西羌国が襲撃する。それに立ち向かうも捕虜となる。最後は敵の王の降伏も断り味方を逃がすべく奮起し敵とともに火中に没した。
林則嘉子明:沼田祐介
仕官前は仕事をサボって読書をしたり無銭飲食などをして投獄されたりした。釈放後仕事に就けず行き倒れしたところを助けられ下働きとして雇われる。無断で書庫で読書をしてた時に大覚屋師真の目にとまり副軍師として竜我雷を助ける。
項武:園部啓一
父親とともに国境付近で海賊をしていたところ竜我雷と出会い。父親とともに参加。当初は猪武者であったが父の死後をきっかけに将軍としての才能を開花させる。三国志の張飛のようなポジションであり白兵戦においては大斧を振り回し敵をなぎ払った。
三楽斎馬防:小野健一
南京楼旧太守の家臣であったが竜我雷と出会う前までは主人運がなかったため。当時の竜我師団のメンバーからよく思われてなかった。しかし、外交・内政の才能はかなりのもので数々の交渉を行った。
旧五丈国
比紀弾正:飯塚昭三
新生銀河帝国の将軍で帝国の崩壊後に北天を統一し五丈国を建国した。麗羅の父親であり娘の頼み事にはすこし甘いところもある。その後は南天へ進撃するも智国の独眼竜正宗との戦いで苦戦し撤兵。その後は病にかかり死後正宗に国を譲ると遺言を文官筆頭の呂斎にに手渡すが早まった麗羅により遺書は隠蔽され、呂斎は誅殺される。その知らせを聞いた同時に吐血して死去する
鳳鳴
五丈四天王のひとり。その素顔は仮面に隠されている。五丈軍の兵権を任されており事実上のナンバー2として四天王の筆頭的存在である。玄偉を嫌い彼を失脚させようとするも失敗し最後は骸羅兄弟により誅殺される
玄偉
五丈四天王のひとり。弾正に忠誠を誓うもその裏では天下を狙っている。弾正の死後は骸羅をクーデターをいち早く察知し影武者を使って逃れる。その後は竜我雷と組み偽帝骸羅を討つ。その後は妖しげな術を用い暗躍するが失敗し最後は秦宮括に討ち取られる
狼刃:山田栄子
五丈四天王のひとりで竜我雷にとっては母のようなポジション。彼を一兵卒から師団長に抜擢した張本人。弾正に固く忠誠を誓っており南天討伐の際は自ら先陣を名乗り出るが独眼流正宗の策略により補給もたたれ竜我雷により救われるがその責任を問われる打ち首覚悟のところ玄偉の諫言により降格処分ですむ。
弾正の死後は骸羅のクーデターの誘いに乗るふりをして参加する。最後は雷の前に立ちはだかる壁として現れ交戦し戦死する。
大五丈国
骸羅:玄田哲章
五丈四天王のひとり南蛮族の血を引いた獣人であり2メートルの巨漢。五丈軍きっての猛将。
弾正死後その娘の麗羅を立てて五丈国全権を掌握する。国王代理の麗羅のていたらくを理由に彼女を追放し五丈皇帝となり悪政を極め、五丈の民に塗炭の苦しみを強いる。最後は南京楼軍に追い詰められ玄偉の妖術により打ち取られる。
骸山:茶風林
3兄弟の二男で無双の剣の使い手で兄同様猛将。
南京楼軍と戦闘するも大覚屋師真の策により部隊が混乱。最後は旗艦に乗りこまれ竜我雷に一騎打ちで打ち取られる。
骸延:森川智之
3兄弟の末っ子。兄たちとは違い智謀で兄骸羅をサポートする。
竜我雷を最も警戒し排除を試みるも失敗。大覚屋師真の反間の計により妻子を兄に殺され失脚。のちにその誤解も解けるが、正気を失っていた。
南京楼軍の砲撃の余波で正気を取り戻すが師真により捕縛された。最後は雷より仕官を持ちかけられるがそれを断り自ら断り刑に処された。
練国
羅候:置鮎龍太郎
練国の国主、父親の羅鶴が五丈四天王狼刃に打ち取られたことから兵権を引き継ぐ。
当時は南天連合軍の盟主である智国の従属であったが徐々に勢力を拡大。南蛮王国と同盟し地盤は強固になる。智国の北伐の際に智国の首都南帝閣を奪取し幼い虎丸を智王に祭り上げ独眼竜正宗を失脚させた。南蛮王の死後はその勢力を引き継ぎ大国家となる。竜我雷との決戦では南天盟主として挑むが敗走。最後は彼と一騎打ちで挑むが打ち取られた。この物語における後半のライバルである
姜子昌:梁田清之
羅候とは竹馬の友の名将。武術では項武と互角、策謀は師真と互角と言う腕前を持つため、五丈軍南伐の最大の障害ともいえた。独眼竜正宗の失脚も彼の策によるもの。しかし見栄を重んじた邑峻に首都 大王理放棄(の擬態)を反対され、羅候から地位を剥奪される。大王理に攻め込んだ竜我雷の軍勢に秘策「月落とし」を敢行するが、失敗に終わる。最後は正宗の腹心であった飛竜に自ら首を託し雷の暗殺を目論んだ。
邑峻:小山裕香
南蛮王の娘で同盟強固のため羅候に嫁ぐ。羅候の北伐にも同行し武勇でサポートする。
ある戦闘にて行方不明となるが五丈軍に保護される。紫紋のところで居候をすることになりその時彼女と友情を交わす。羅候の子を出産した後に練国へ帰還した。
最後は五丈に下るようにと夫である羅候の意見を断り自ら死を選ぶ、羅候の手で最期を迎えた
智国
独眼竜正宗:高島雅羅
先代独眼竜正宗の娘で本名は紅玉。弟の代わりに国政を握り正宗の名を引き継いだ。その巧みな行動力と戦術で南天連合の盟主国として五丈軍と戦った。その後、練軍の策により失脚するも弟を奪還し亡命政府の樹立に助力する。最後は竜我雷との一騎打ちで打ち取られた。後日談である異聞では雷との間にできた息子の話が出る
飛竜:緒方恵美
独眼竜正宗の右腕にして彼女を支え続けた武将。
彼女の死後は彼女の弟に遺言で偉業を成し遂げるようにと直訴するがそれを悪い方向に取られ彼の自尊心を打ち砕いてしまった。その後は練国の姜子昌の首を持ち竜我雷暗殺を画策するも失敗し打ち取られた
虎丸:阪口大助
独眼竜正宗の弟。姉の命により練国国主の羅候と義兄弟となる。智国北伐の際に練国の計略により智王に祭り上げられ彼女を失脚させる。のちに自分が利用されてたことに気付き正宗により脱出。
しかし、彼女の死後。彼女と比較され失望されることに嫌気がさし酒と女の日々を送ることになる。
最後は、竜我雷により、智王の位を放棄するか自害か、五丈に粛清されるかの選択を迫られ、自害を選んだ。
アニメ版では何故か最後に漁夫の利で銀河統一を果たすことになる。いったいどうやって五丈を潰したのか謎である
金剛(初代)
竜我雷の旗艦。真紅に染まる準弩級戦艦である。最後は練国との戦いで轟沈した
アニメ版では艦首に大口径の実体弾砲:轟雷砲を積んでいる
金剛(二代目)
轟沈した初代に変わり通信機能等を強化された新しい総旗艦金剛。原作ではこちらに轟雷砲が積まれている
定遠(初代)
五丈四天王狼刃の旗艦。通常の戦艦より大きく紫色の戦艦。南征時に練国の攻撃を受け轟沈している
定遠(2代目)
竜我雷との決戦時に使用された戦艦
鎮遠
骸羅の旗艦。皇帝即位後は威海洋並の大きさに改修された
威海洋
比紀弾正の旗艦にして五丈の総旗艦。通常戦艦より大きく戦艦の艦首を2基並列して装着している。
帝虎級戦艦
練国が開発した超大型の戦艦。1隻が1個師団に匹敵するほどの火力を持つ。12隻が建造された
改・帝虎級戦艦
さらに大きくなった戦艦。しかし能力はさほど変わらない。4隻建造された
機神(超 帝虎級戦艦)
練国の総旗艦であり城壁や居住区まである戦艦と言うよりも移動要塞である。今までよりも火力と防御力があり五丈軍の精鋭部隊でも苦戦するほどであった。
大帝山
独眼竜正宗の旗艦。艦体中部上面に3連装砲塔9基が配置されており攻撃力なら帝虎級に次ぐ威力。ただし、主砲の門数に対し揚弾装置が少ないので、継戦能力に劣るという欠点がある。
大帝山2
ゲーム盤のみ登場。攻撃力・防御力が上昇している。
銀河戦国群雄伝ライに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
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最終更新:2025/12/12(金) 23:00
最終更新:2025/12/12(金) 23:00
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