本項ではテレビ東京系列のバラエティ番組「開運!なんでも鑑定団」に登場した鑑定士を可能な限り羅列する。
2025年4月現在、10年間登場していない鑑定士は細字で記載。ただし10~15年後に再登場するケースはけっこうある。
便宜上すべて「鑑定士」と表現されているが、その本職は美術商や専門店の店主から大学教授、美術館長/学芸員、ライターに至るまで様々である。そもそもモノの鑑定には資格や免許はなく、強いて言えば古物商許可程度であるため、鑑定士というのは番組限定の肩書である。
また、表示される鑑定歴も「古物商に弟子入りしてから」「コレクションを始めてから」「店を構えてから」「大学で研究を始めてから」とバラバラであり、近年では表示されていない。
| 1994年 | 北原 | 岩崎 | 中島 | 安岡 | 石井 | 渡邊 |
| 1998年 | 北原 | 岩崎 | 中島 | 安岡 | 石井 | |
| 2000年 | 北原 | 岩崎 | 中島 | 安河内 | 安岡 | |
| 2004年 | 北原 | 阿藤 | 安河内 | 中島 | 安岡 | |
| 安河内療養時 | 田中大 | 北原 | 阿藤 | 中島 | 安岡 | |
| 2006年 | 永井 | 阿藤 | 安河内 | 北原 | 中島 | |
| 2016年- | 山村 | 安河内 | 北原 | 中島 |
焼物・茶道具、伊万里焼。当初は骨董全般。
番組初回から出演し、最初の依頼品「徳川家の茶碗」を鑑定。二束三文で売られていた古伊万里に価値を見出し、普及活動に尽力。「伊万里の値を決める男」という異名で呼ばれた。青山骨董通りの名付け親。
そのため専門は伊万里焼・柿右衛門だが、鑑定ジャンルは近代作家から縄文土器まで幅広い。かつては骨董全般を扱っていたので書画・工芸にも造詣が深い。しかし天目茶碗の鑑定では物議を醸した。とにかく喋りが上手く、良い焼物を手にしたときの「いい仕事してますねぇ~」は流行語になり、ソーセージのCMやルパンの映画まで出演。「鑑定士」の代名詞的存在になってしまった。御年88歳にも関わらず距離的に行ける範囲であれば現在でも出張鑑定に登場中。元気の秘訣は毎日60回のスクワットらしい。
焼物・茶道具、鍋島焼。
中島の実娘であり、鑑定団開始以前から共書も出版している。2015年最初の放送回にスタジオ鑑定に初登場し、当時は中島の高齢による降板や代替わりも囁かれたが、そんな事はなかった。出張鑑定では半々で掛け持ちという形で多く出演している。スタジオへの登場は年1回ほど。専門中の専門は鍋島焼。
考古美術、土器、古代ガラス。
考古美術のスペシャリスト。鑑定団開始当時、値踏みできる鑑定士や教授が居ない中でエジプト文化・ナスカ文化の出土品を鑑定し値段を付けた。
焼物全般
レトロ玩具、特撮アニメ玩具、ミニカー、広告キャラクター、看板ほか。
番組初回から出演。日本各地に数々の博物館を持つ世界一のティン・トイコレクター。収集ジャンルはレトロ玩具に限らず看板からマッチ箱、映画のプロップ、クラシックカーまで何でも集めている。コレクターだけではなく経営者としても有名。「マニア物なら俺に任せろ」のキャッチコピーは1994年の放送開始時から現在に至るまで使われている。おもちゃの「箱」の重要性を力説した事で、あらゆる人が玩具の箱を大事に取っておく様になった。爽やかなようで結構腹黒い。
特撮アニメ玩具、広告キャラクター、ガレージキット、レコード、映画小道具。
当初は「幻の逸品買います」に出演し、ゴジラのプラモデル第1号を100万円に募集。間もなくそのゴジラ愛を買われて鑑定士として準レギュラー出演。いつも猫の服を着ている。
ミニカー、プラモデル、自動車パンフレット
鉄道模型、ライブスチーム
帆船模型
スポーツカード全般
野球カード
ポケモンカード
マジック・ザ・ギャザリング
テレホンカード
テレホンカード
ビデオゲーム
たばこのおまけ、食玩
日本画・古文書。
鑑定士軍団の紅一点。元々は石井・渡邉などの補助という形で出演していたが、両者の降板後にレギュラーとなる。番組ファンのおじさまに大変高い人気を誇る。淡々としていながらも手厳しい解説を行い、贋作にはかなりシビアな値付けをすることで有名。二度の大病を経験し番組から外れることもあったが無事復帰。
日本画・古文書、中国絵画。
鑑定時にハンカチを口に当てるスタイルが有名な通称「京都のハンカチ王子」。安河内と鑑定ジャンルが被っており、出張鑑定では広範囲を鑑定するがスタジオでは主に古文書、中国絵画を担当。ヒドい贋作には渡邉、安河内をも凌ぐ毒舌を発揮し「良いとこはない」「救いようがない」などと発言。安河内の病気療養時は代役としてレギュラーを努めた。最近は髪を染めるのをやめ、白髪になり印象がガラッと変わった。
書画全般。
通称「鑑定士軍団の長老」。横山大観の愛弟子であり、画家目線での鋭い鑑定や評論を行っていた。前進番組のEXテレビ「家宝鑑定ショー」時代から出演している。贋作には「いけません」「いけませんの中のいけません」というワードを繰り返し用い、ユニークながら手厳しく批評した。番組のご意見番として多くの出張鑑定企画にも出演(主にスタジオ収録のもの)。レギュラー出演中に亡くなった唯一の鑑定士であり、30分の追悼企画が組まれた。
日本画、中国絵画。
渡邉包夫の弟子であり、横山大観の孫弟子に当たる。番組出演には消極的だったが、師匠の渡邉の横に付く形で出演。中島、北原、渡邉と強烈な個性を持つ鑑定士軍団の中では影が薄く、喋りは拙かったが鑑定眼は随一とも言われた。無名作家や贋作にも技量や作品性を見出し、良いと思えばそれなりの価格をつけるポリシーだった。元々番組に乗り気で無かったことも一因なのか、師匠の渡邉の逝去後に間もなくして降板。初代の鑑定士軍団メンバーでは早い離脱だった。
古文書
版画・浮世絵
古文書・朱印状・三行半・借金証文
書道史
中国絵画
中国絵画
中国絵画
書画・色紙
下村観山
古文書(江戸時代)
西洋画・彫刻。
2016年年より永井龍之介から西洋画担当のレギュラーを引き継ぎ出演。レギュラー鑑定士では最も若い。こちらはおばさま人気が高く、時々出張鑑定にファンが現れる。
西洋画・彫刻。
2006年、古民具担当の安岡路洋と入れ替わりでレギュラーになる。番組初の西洋画のレギュラー鑑定士。番組へ出品された瑛九の凄さを一目で言語化し、10年かけてたどり着いた依頼人にトラウマを植え付けるほどの慧眼。2016年9月、若手鑑定士に席を譲る形で降板。同日に降板した阿藤は準レギュラーとして残っているが、完全に番組を降板し現在は本の執筆や講演会をメインに活動している。
西洋画(バルビゾン派)、現代アート。
西洋画・彫刻全般
2011年逝去。その後は副所長の鈴木弘子を経て、額賀大輔が担当。かつて岡本太郎の「夜の会」に出入りしていた経歴があるなど芸術家との親交も深く、たびたび実際に見聞きしたエピソードを交えて解説していた。
西洋画・彫刻
近代芸術
現代アート
光雲・光太郎・豊周
現代彫刻、彫像
現代彫刻
岡本太郎
西洋アンティーク全般。
世界75カ国を旅し「家一軒立つくらい」の金額を損して鑑定眼を培った通称『西洋アンティーク最強の目利き』。日本では全く評価されていなかった西洋骨董に基準額をつけ、普及活動に尽力した。なかなかの巨体で解説時には腕を振るなどして熱い解説を行っていた。2004年10月、西洋アンティークのサブ鑑定士の阿藤に席を譲る形で降板。
西洋アンティーク。
1998年に西洋アンティークのサブ鑑定士として出演。2004年に岩崎紘昌が降板し入れ替わりでレギュラー鑑定士になる。2016年9月にレギュラーを降板。準レギュラーとなる。
西洋アンティーク、自動演奏装置、オートマタ
西洋アンティーク
自動演奏装置
アメリカンアンティーク
インドアンティーク
絨毯
ペルシャ絨毯
中国絨毯
アンティークキルト
ステンドグラス
近代工芸
パイプ
囲碁
囲碁
将棋
将棋
将棋
工業デザイン
古民具・考古学・骨董全般。
「縄文土器からちゃぶ台まで」がキャッチコピーで非常に広い範囲の鑑定を行っていた。鑑定士軍団初期メンバーの中では長くレギュラーを努めていたが、体調を崩したことで2006年4月に降板。当初は「埼玉のインディー・ジョーンズ」と呼ばれていた。口癖は「だけ(ん)ど、大事になさってください」で、たとえ鑑定額が低くてもフォローは欠かさない人情派だった。
古民具、仏具、中国美術
日本人形
高齢により2017年降板。以降は吉徳の資料室長だった林直輝が担当。
日本人形・羽子板・凧
考古学・仏像
硯・墨・文房具
中国古美術
東洋古陶磁、鑑賞石
鍵・錠前
ガラス、江戸切子
原始美術
仏像
ランプ
古代布
古代裂
着物・染織物
着物・染織物
古式銃、拳銃、 和時計、 からくり細工、古民具、甲冑
本業は整体院院長の火縄銃コレクター。日本で直せる人間の少ない和時計やカラクリ細工の修理も行う。事あるごとに依頼人に対して「私は5挺持っています」「貴方のコレクション内、幾つかは私が手放した品で本当に良い品は手放さない」などとコレクション自慢をする事で有名。2024年現在、御年89歳にも関わらず元気に出演中でアンティーク・コルトを欲しがったりもした。
日本刀
2005年逝去。以降は息子の光隆が担当。
日本刀
ノコギリ、はさみ、鉋
刀物・カスタムナイフ
スポーツグッズ全般、野球、マイケル・ジョーダン
1994年の放送初期に依頼人として登場し、その後準レギュラー鑑定士となる。当時は基本的にスポーツグッズ全てを担当し、何故か映画プロップの鑑定にも登場。専門の野球・バスケ以外(格闘技グッズなど)の値踏みに疑問視する声も多く、プロレス雑誌の投稿欄で叩かれるなどした。直接的な原因かは不明だが、その後スポーツグッズ鑑定士の細分化が進み、一時期は専門+前野という形でスポーツグッズのご意見番として出演していたが2006年頃に完全に降板。裏番組「うたばん」の企画「うたばんお宝鑑定団」のレギュラーも努め、こちらに問題があったのかもしれない。
野球、MLB
MLB専門店店主だが、NPBや戦前の野球にも精通。実使用が重要なジャンルなので情報収集に余念がない。ゲスト芸能人がユニフォームを持ってきた時には目ざとくブログやYoutubeをチェックし、袖を通していたら容赦なく値段を下げる。
格闘技全般、プロレス、相撲。
元々プロレス雑誌専門の喫茶店をしていたが、片隅に置いていたグッズコーナーが好評で格闘技グッズ専門店に鞍替え。現在では国内はおろか世界有数の取り揃えとなり、プロレスラー本人が売りに来る。情報収集の鬼で、雑誌やニュース映像から実使用を判断。特に鑑定額に影響が無いにも関わらず依頼品の「チェコスロバキア友好杯」の図案の意味を探るために神保町で1万円の専門書を買うほど鑑定に熱い。
プロレスグッズ
バスケットボール
バスケットボール
サッカー
テニス
陸上競技
競馬
弓道
ゴルフ
ゴルフ
釣り竿(へら竿)
釣り竿(和竿)
ボウリング
釣り竿・ルアー
サーフボード
スケートボード
ヨーヨー
古書・原稿
明治以前の古書、洋書、海外作家原稿
古書・海外作家原稿
2013年降板、2015年逝去。以降は弟子筋の八木正自が担当。
古写真
紙くず全般、箸袋、絵葉書、マッチラベル
紙くず全般
芸能古書
グラビア雑誌、アイドルグッズ
中世文学
古書・文学
ハリウッド映画、映画小道具
ハリウッド映画・映画小道具
日本映画
邦画・ドラマグッズ
ハリウッド映画・映画小道具
漫画全般
レコード、アイドルグッズ、同人誌
ディズニー
絶版漫画、イラスト色紙、セル画
漫画・同人誌
レコード
レコード
レコード(ロック)
ジャズ、ブルーノート
アニメ・絵コンテ
切手・郵便物
高齢により2022年のコイン切手鑑定大会を最後に降板、以降は息子の健次郎が担当。
切手・郵便物
貨幣
ビートルズ、 その他楽器
ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズ
エルヴィス・プレスリー
民族楽器
雅楽器・能楽器
ヴァイオリン、チェロ
ピアノ
ジュークボックス
ギター・エレキギター
エレキギター
実は鑑定団の放送第1回から出演し、ゲストのかとうれいこが持ち込んだギターに値段をつけた(スタジオ出演はなし)。
ギター
和楽器
電子楽器
シンセサイザー、メロトロン
ヴィンテージマイク
魚、昆虫
メダカ。
言わずと知れた鑑定団のMC。大のメダカ好きで飼育しているということで、2019年の新春・芸能人目利き選手権の問題として出題されたメダカ5種の解説を担当。鑑定団に生きた魚が出品される事は2006年のアロワナ以来であり、手短に鑑定士が見つからなかったのか担当。非常に珍しいケース。
漢方薬・民間薬
漢方薬・民間薬
昆虫標本
剥製標本
剥製標本
剥製標本
香料・香木・竜涎香
香木
香料・香木・竜涎香
盆栽
木材・木工
ワイン
ウイスキー
ヴィテージジーンズ・古着
ヴィンテージジーンズ・古着
フライトジャケット、ミリタリージャケット
スニーカー
スニーカー
鉄道
クラシックカー
切符
クラシックカー
クラシックカー(国産)
クラシックカー(国産)
ベンツ
クラシックオートバイ・BMW
F1
F1
バイク
バイク
スポーツ自転車
自転車、ワインオープナー
ヴィンテージ自転車・からくり細工
宇宙、モデルロケット
宇宙
海洋船舶、日本軍
旧日本軍、モデルガン
航空機・飛行機模型、プラモデル
ALSを患い2009年降板。
化石
鉱物・岩石
2015年に体調を崩し降板、2019年逝去。
鉱物
化石
鑑賞石
宝石、ダイヤモンド
ダイヤモンド
鑑賞石・深海松
サンゴ
サンゴ
化石、アンモライト
時計
コンピューター、電話、計算機
カメラ・古写真
スウォッチ
ヴィンテージラジオ
蓄音機
からくり細工
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/12(金) 12:00
最終更新:2025/12/12(金) 12:00
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