頭蓋骨絞めとは、マジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)のカードである。
Skullclamp / 頭蓋骨絞め (1)アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが死亡するたび、カードを2枚引く。
装備(1)((1):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。このカードはつけられていない状態で戦場に出て、クリーチャーが戦場を離れても戦場に残る。)
1マナで戦場に出せて1マナで装備できる、非常に軽量な装備品。
その分修正値も小さく、パワーを1上げる代わりにタフネスは1下がり、修正値の合計はプラスマイナス0となっている。
しかし2行目の「装備しているクリーチャーが死亡するたび、カードを2枚引く」が重要であり、対戦相手に『パワーが上がったクリーチャーに殴られ続けるのも地味に痛いな・・・でも除去すると差し引き2枚分のアドバンテージ与えちゃうし・・・』といったジレンマを発生させる。
装備しているクリーチャーが死亡しても装備品は残るため、大抵は後続がまた装備しなおして殴りに行くことになる。そして色によってはアーティファクトを処理できない。オワタ。
強い。ちょうつよい。毎ターン「馬鹿にならないダメージか手札2毎か選べよな!」ってのでも十分強い。
でもその程度なら大百科に個別記事が作られるほどじゃない。
さて、ここに1/1のクリーチャーがいる。こいつに頭蓋骨絞めを装備させるとどうなると思う?
2/0になる?そう、正解だ。MTGではタフネス0のクリーチャーは自動的に死亡する。で、次は?うんそうだね。死亡したから2枚ドローできるね。・・・何か悪用できそうだなーって気がしてきたと思う。それで大正解なんだ。
1/1のクリーチャーを並べ、片っ端から2ドローに変換することで凄まじいアドバンテージを得ることができる。クリーチャーが1マナだとすると、差し引き2マナで1ドローできてそれが何度でも使えることを意味する(なお、どの色でも恒久的に使用できるドローエンジンは4マナで1ドローが相場)。
「場に出たとき」「死亡したとき」能力を持つクリーチャーのリサイクル/能力発動に使ってもいいし、大量に溢れる手札からコンボに走ってみてもいい。なお、サポートするカードに恵まれた全盛期は
(0)、クリーチャー(タフネス1でなくてもよい)を1体生け贄に捧げる:カードを2枚引き、特定のクリーチャー1体が1回り強くなり、対戦相手は通常1点~最大4点のライフを失う。
というわけのわからなさを誇った。コレ絶対1マナのカードの働きじゃない。その結果がスタンダードでの禁止カード入り。一緒になって環境を荒らし回った仲間たちも後に禁止カード入りを果たした。
なお、スタンダードは【使用可能なカードの種類が少ない=カード同士の組み合わせも少ない=ブッ壊れカードが出にくい】環境なハズだが、それでも禁止になったということはそれほどまでに頭蓋骨絞めがブッ壊れカードでした、という証拠である。もちろん仲間たちも。
モダン(高速な環境)で禁止
レガシー(強力カード多数な環境)で禁止
ヴィンテージ(世紀末)では使用可能
ヴィンテージを除いて禁止カードに指定されている。ヴィンテージでは「クリーチャーではほとんど追いつけないほどの世紀末環境」であることと、「ブッ壊れアーティファクトとその対策カードが多数あり、頭蓋骨絞めもそれに巻き込まれる形で処理されてしまう」ために許されている。そうでもなけりゃ野放しになんてされない。
地味な禁止カードなだけあって、対戦動画とかもロクに見つからないです。
頭蓋骨絞めに関する絞め絞め動画(〆)の動画を紹介してください。
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最終更新:2025/12/15(月) 22:00
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